コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 甘い恋はリンゴ色
- 日時: 2016/04/08 18:36
- 名前: ここりん (ID: Y8zst102)
こんにちは!このお話はドキドキ、キュンキュンする恋のストーリーです!
登場人物はこのコメディ・ライト小説にあって私のかいている「恋する乙女」という小説の登場人物と同じです。「恋する乙女」の小説はすごく短く終わったけど、今回のお話はながーーく続きます!
楽しんでくれたら嬉しいです!
では、登場人物
舞台 せせらぎ村
サツキ 13歳 誕生日 12月4日 血液型 A型
リンゴ農園を経営している。(お母さんの仕事を手伝っている。)
可愛いものが大好き!
泣き虫な面も。
得意教科 国語
ハルト 13歳 誕生日 7月24日 血液型 A型
医者を目指していて、医者のメアリーの指導を受けている。
天然で優柔不断。
敬語で話す。
得意教科 理科(科学) 保健
アカリ 13歳 誕生日 2月9日 血液型 O型
サツキの友達。
器用で裁縫や料理が得意。
普段はとても明るくて話しかけやすいが、怒るとすごくこわい。
得意教科 家庭科 社会(歴史)
ヒイラギ 13歳 誕生日 4月11日 血液型 B型
運動神経が良い。
ハルトとは幼なじみ。
将来の夢はカメラマンでお父さんがせせらぎ村の村長。
得意教科 体育 美術
メアリー 30代!? 誕生日 3月14日 血液型AB型
医者でハルトの指導をしている。
優しい。
もっといるんですが、主な登場人物はこんな感じです。
話の途中に新しい登場人物が出てきた場合はその時に紹介します。
- Re: 甘い恋はリンゴ色 ( No.22 )
- 日時: 2016/04/08 19:50
- 名前: ここりん (ID: Y8zst102)
「では、これで会議おわりまーす」
保健の先生はそう言った。
みんなが解散して、僕も自分のクラスに戻ろうとした。
そのとき、
「ハルトさん、ちょっとお願いがあるんだけど、この資料1年2組に持って行ってくれない?」
保健の先生だった。
「あ、はい、わかりました」
「ごめんねー忙しいのに。
でもハルトさんはすごく真面目でしっかりしてるから信頼できるのよね。」
「ありがとうございます」
僕は先生に微笑んで保健室をでた。
届ける資料は約30まいくらい?
あった。資料の内容は
〜ノロ対策について〜
がかいてあった。
それを読みながら廊下を歩いていたから、曲がり角で誰かとドンっとあたった。
そして、資料が廊下に散らばった。
「あ、ごめんなさ・・・・
・・・!?アリアさん!?」
なんとぶつかったのはアリアさんだったのだ。
アリアさんは廊下に散らばった資料を拾って言った。
「ゴメン・・・。あたしよそ見してたから・・・」
僕も資料を拾う。
「ぼ、僕も
よそ見していました・・・
すみません・・・」
僕たちは資料を全て拾った。
「ありがとうございます。では」
「・・・・・あっ、ハルトくん、
さっきは・・・あの、、ごめんなさい!」
「・ ・ ・。
・・・え?あ、ぶつかったことはもう全然・・・。
拾うの手伝ってくださいましたし、
それに、僕もよそ見していたので・・・」
「いや、そのことじゃなくて、、
委員会で自己紹介したとき・・・」
「あぁー・・・」
「あたし、すごく口が軽くて・・・」
そりゃそうですよね
「それで、友達に嫌われていじめられたから・・・引っ越してきたの・・・
だからホント、ごめんなさい!嫌な気持ちにさしてしまって・・・」
謝ってもらったから僕は嫌な気持ちがふきとんだ。
「そんなに気にしてないから大丈夫ですよ」
内心、謝ってもらうまですごく気にしてましたけどね笑
僕は笑って返した。
「あぁ、よかった!
すっごく不安だったんだよね。実は。
悪いことしちゃったし・・・
それにハルトくんあれからすごく不機嫌そうにしてたから」
え!?顔に出てました?!
「全然不機嫌じゃないですよ〜?ハハっ!」
内心、謝ってもらうまですごく不機嫌でした。笑
「え〜?そう?」
「はいっ」
「まあ、許してくれてよかった!
これからもよろしくね!
あ、ちなみに・・・」
「・・・?」
「さっき言ってた
前の学校でいじめられてたこと、
秘密にしてほしいな
なんか変な噂になったら嫌だし、、
まだこの学校にいるなかで、まだハルトくんにしかおしえてないんだ。
ハルトくんは、いっちばんしんらいできるから!」
「あ、オーケーです」
「じゃ、この学校では二人だけの秘密だねっ!
それじゃあバイバーイ!」
「さようなら」
意外といい人なんだな・・・アリアさん。
ちゃんといけないと思ったことはしっかり謝ってくれたし。
資料まで拾うの手伝ってくれたし。
二人だけの秘密・・・。
信頼して僕に打ち明けてくれたのはすごく嬉しい・・・。
そういえば保健の先生にも
信頼してるって言われたような・・・。
そんなに僕って信頼できるんですかね?
- Re: 甘い恋はリンゴ色 ( No.23 )
- 日時: 2016/04/13 21:16
- 名前: ここりん (ID: Y8zst102)
僕は1年2組に資料をわたしにいった後、もうすぐ休み時間が終わるので急いで教室にむかった。
そして教室のドアを開けようとしたとき、中から何かもめているような声がした。
「おまえ、何正義ぶってんだよ!うっっざっ!!」
「こんなことしちゃダメだって言ってるの!正義ぶってなんかいないよ!」
「はぁ?おまえもいじめられたいの?」
「・・・。」
僕は「いじめ」という言葉にぞゎっとした。
ついさっき、アリアさんがいじめられてたってきいたから。
アリアさんが巻き込まれてないのかとすごく不安になった。
恐る、恐る、ドアを開けてみると・・・・
案の定、アリアさんが女の子三人組と言いあっていた。
そのアリアさんの後ろには背の低い女の子が隠れていた。
僕はこの状況からこんなことをよみとった。
背の低い女の子は三人組の女の子に何か嫌なことをされて、それをアリアさんはいけないって三人組の女の子に言って逆ギレされてる・・・
と。
僕が教室に入ってきたっていうのに、周りなんか気にせず三人組の女の子は続けた。
「おまえ、今日引っ越してきたっていうのに、早速クラスメイトにこんな偉そうにするの、どうかしてんじゃないの!?」
三人組女の子のもう一人が続けた。
「ホンッと、前の学校でいじめられてたんじゃないの!?」
そしてまた、もう一人。
「はっ、
ダッッサァァァ!!!!」
三人組女の子はケラケラと笑った。
アリアさんは後ろにいる女の子に小声で「逃げて」と言って女の子は走って教室を出て行った。
「そ、そんなこと・・・」
アリアさんは下を向いた。
「なんだよ!口答えすんの!?
ホントあんたうざいっっ!
消えて?」
三人組女の子の一人がアリアさんをドンっとおした。
えっ・・・。
どうしよう、どうしよう・・・
先生呼んだほうがいい!?
あ、でも
今更呼んでも間に合わない・・・・
唇がふるえはじめた。
「ははっ!自分を犠牲にしてまでよくがんばったねぇ〜♪
・・・・・・・・死ね」
女の子がアリアさんの頬にビンタをしようとした・・・
「・・・・っ!!」
そのときだった。
いつの間にか僕はその女の子の手をガシッとつかんでアリアさんがビンタするのを止めていた。
時間が止まったようにおもえた。
「っ!?」
三人組女の子たちはびっくりして僕がつかんでいた腕をバッとよけた。
「ハルトくん・・・?」
僕はまた、いつの間にかこんなことを言っていた。
「あの・・・。やめてくれませんか?見てるこっちが不愉快です。」
「はぁ!?ハルトてめぇなにいって」
「だからいってるじゃないですか。
不愉快って。そういうことをしているほうがうざいです
バカじゃないですか?」
「ハルト、いい加減にしないとおまえも痛い目あうこ・・・ー」
「いい加減にするのはてめぇらだろーが、それくらい気づけやボケ」
僕は、はなでわらいながら毒舌をスラスラといった。
中途半端ですが、ここまで!
つかれたので!
すみません!
- Re: 甘い恋はリンゴ色 ( No.24 )
- 日時: 2016/04/22 20:20
- 名前: ここりん (ID: Y8zst102)
アリアさんと、女の子三人組は目を丸くする。
僕は我に返り、早口でいった。
「行きますよ、アリアさん」
「・・・?え?
行くってどこに・・・・」
「いいから着いてきてください」
アリアさんの腕を引っ張って歩き出そうとしたとき
「おい、まてよ」
女の子が低い声で言った。
「まだ話がついてねーじゃん
逃げる気?」
女の子三人組はバカにしたように笑ったが、僕は痛くも痒くもない感じでニコニコし、
「ちょっと気分転換に外に行くだけですよ?
・・・・人のいないところでそういうことをする人、いますよねー♪
女子で。しかも暴力まで。ハハッ」
「っ!」
「・・・では。さようなら」
僕はこう言って教室からでた。
このとき背中や唇がふるえ、ガタガタになっていた。
女の子三人組には気分転換に外に行くだけと言っていたが僕は屋上につながっている、階段の近くまで連れてきた。
アリアさんは顔を伏せたように下を向き、ボソボソと言った。
「・・・。
どうして・・・
どうして・・・・・。」
「・・・?」
「どうして・・・ハルトくんは
私に、こんなに優しく・・・してくれるのっ・・・?」
アリアさんはふるえた小さな声で僕に尋ねた。目から涙がこぼれ落ち、地面(廊下)にポタポタとおちる。
「・・・アリアさんが・・・困っていたから・・・??
ですかね・・・・?」
「私、転校して来る前
いじめられてたって言ってたでしょ?『いじめている人はもちろんいけないけど、いじめられている側も何か理由があるはず』・・・・。
この言葉は私が当時いじめられてたとき読んでいた本にかいてあったんだ・・・。
だから私は、
私をいじめていた子に聞いたんだ。
『なんでいじめるの?
もしも私が悪いことをしていたらごめん』
って。
その子は『うざいから。口が軽いから。』って言ったの。
私は口が軽いからいじめられてたんだと気づいて、その子にたくさん
『ごめん!嫌な思いさせてしまって』・・・・とあやまったんだけど・・・・許してくれなくて。
それから、もっといじめはひどくなって。
ーわがままだったかもしれないけど・・・ー」
アリアさんははなをすすり、少し間を開けた。
「・・・助けて欲しかった・・・
いじめの原因は私だけど
謝ることしかできなかったから・・・
誰かに・・・た、、助けて欲しかった・・・
ハルトくんは、勇気を持って助けてくれたよね・・・」
アリアさんは顔を少し上げ、わらってみせた。
「ありがとう
助けてくれて・・・」
すごく優しい声だった。
僕は焦り気味で笑って言った。
「ちょっと今回はさすがに僕も怖かったですよっ!アハハ!!
だいぶビビってました笑」
うん、本当に。
途中で毒舌になってしまったし。
心臓がすごく早くなってた。あの時。
「ハルトくんて、やっぱり信頼できるなぁ」
「??そうですかぁ?笑」
キーンコーンカーンコーン・・・
チャイムがなる。
「!?やっやばいです!
授業に遅れますっ!」
もうなりおわるのに、アリアさんはボーッとしている。
「何してるんですか!?
急がないと怒られますよ!?
先生にボコボコにされますよ!?」
さすがにボコボコはないか
「ハルトくん、」
「なんですか!?はなしてる暇なんてありませんよ!?」
「ひとつだけ。」
「あぁ!
だからなんですか!?
早く言ってください!
はやく!!」
「私と付き合って」
「あー、はいはい
わかりましたから
早く教室に・・・・。って
ん・・・っ!?」
僕は目が点になった・・・
続く
- Re: 甘い恋はリンゴ色 ( No.25 )
- 日時: 2016/05/04 15:05
- 名前: ここりん (ID: Y8zst102)
「私と付き合って」ーー。
アリアさんの言ったことは
すごく意外なことだった。
いきなりそう言われるとは・・・・。
僕は話をさえぎり、
「急ぎますよ!!」
と言ってアリアさんを引っ張って教室に戻った。
先生にボコボコ、にはされなかったけど、もちろん怒られた。
「ハルトさん、最近時間にケジメをつけていない」というような感じで。
算数の時間だったから僕は算数の教科書とノートを引き出しからとりだした。
ーあれ、なんか視線を感じる・・・
と思ったらアリアさんが僕のほうをチラチラと見つめていた。
僕はアリアさんのほうを一切見ないように気をつけた。
なんとなく・・・。
さっきから気になっていた。
告白のこと。
もしかしたら冗談かもしれないし、
それで本気で返事を返したりしたら笑われるに決まってる。
かと言って、本気の告白で何も返事をしなかったりしたら、、
もし僕がアリアさんだったら嫌だな・・・。
うぅ・・・。
あの時、すぐに聞いとけばよかった。
僕は算数の時間、ずーっと悩んだ。
でも、ちゃんとした答えが出てこず、今日の学校の授業はすべて終わってしまった。
帰り道を一人でとぼとぼと
歩いていると後ろから
大きな声がした。
『ハルトオォ!!!』
一瞬、アリアさんかと思ってちょっとどうしようって思ったけれど
アリアさんではなくて、
アカリさんとヒイラギさんだった。
二人はきゃっきゃと
はしゃいでこちらに走ってきた。
- Re: 甘い恋はリンゴ色 ( No.26 )
- 日時: 2016/05/09 19:51
- 名前: ここりん (ID: Y8zst102)
「全く〜!どこにいるのかと思って心配したんだぞ?!」
「まぁ、見つかったからいいんだけどな!
・・・それよりさぁ〜!!」
二人はテンション高めでこう続ける。
「発売だよ!今日!!!」
「・・・何が発売されるのですか?」
「ちょっとー!前いったじゃん!」「は、はぁ・・・。」
「CDだよ!CD!なんと『YONONAKA NO OWARI(世の中の終わり)』のCDが今日、、今日・・・・!」
「・・・。発売されるのですか?」
『そう!!』
そんなこと、前言ってたっけ?
ま、いいや
「よかったですね」
「だから、いまからCD屋さん行くんだけど・・・。ハルトもどうだ!?」
「遠慮しときます」
「即答・・・・。笑」
「チッ・・・。」
「・・・
というか、ヒイラギさんアカリさんのことが好ー・・・・」
と言ったとたん、ヒイラギさんが僕の肩をガシッとつかんだ。
「なんか言った?」
真顔で僕を見て言った。
重々しい感じの声で。
「な、なんにもないですっ・・・」
ヒイラギさんは僕の耳元で小声でささやいた。
「次言ったら平手打ち」
「ご、、ごめんなさい」
「罰としてついてこいCD屋」
「ぇえっ!?なんでですか!?」
「・・・・。」
ヒイラギさんが無言になった。
「・・・まさか、アカリさんと二人っきりじゃ緊張するから、とか・・・ー?」
ゴンッ
僕はヒイラギさんにどつかれた。
「いっっーた・・・」
「ついてこい」
「はぃ・・・。」
緊張するからって・・・
僕は笑いそうになった。
だって、いつも強気で、テンション高いヒイラギさんがアカリさんと二人っきりになるのに緊張するのがあまりにもいがいだったから。
というか、二人幼なじみじゃないですかっ笑いつも仲良く話したりしてるのに笑
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