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5年1組の北條友美!
日時: 2016/03/07 18:42
名前: あかね (ID: 1lVsdfsX)

登場人物
北條友美(ほうじょうゆうみ)
北條美羽(ほうじょうみう)
夏目健斗(なつめけんと)
佐藤結衣(さとうゆい)
南悠一(みなみゆういち)
稲田真(いなだまこと)
あらすじ
5年1組の北條友美は怖いもの知らずで思ったことをズバズバ言い、
運動神経抜群な男らしくて有名な女の子。
そんな北條友美がいる5年1組の物語!

よろしくお願いします!

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Re: 5年1組の北條友美! ( No.1 )
日時: 2016/02/28 10:59
名前: あかね (ID: 1lVsdfsX)

小さい頃から怖いものなんかなかった。
なんにでも挑めて、周りの人からも頼りにされてた。
北條友美、10歳!今日から小学5年生!
母「友美ー!今日学校でしょ!起きなさいー!」
美羽「友美ー!!」
友美「んー・・・まだ春休みでしょ・・・」
母「今日は学校です!
あんた、45分に登校でしょ!もう40分よ!」
友美「えぇ!?」
ガバッと起き上がって大急ぎで一階に降りて、急いで着替えた。
そしてランドセルを背負う。
友美「いってきまー!」
母「ちょ、美羽おいてってるわよー!」
友美「あ、ほんとだ!美羽〜はやくー!!!」
美羽「ちょ、待ってよ!
友美朝ごはん食べてないじゃん!」
友美「今日授業短いから大丈夫!
だからはやくー!!!」
美羽「もーどうなっても知らないからね!!」
双子の妹、美羽。美人で優しい、自慢の妹。
成績だって私よりずっといいし、美羽が姉になってもいいほど。
友美「よっし!美羽走ろう!
どっちが先に学校着くか勝負だ!」
美羽「足で友美に勝てるわけないじゃんー・・・」

学校に到着
友美「ふぅー!よかった間に合ったー!」
美羽「はぁ・・・はぁ・・・
あ、そういえばクラス変わったんだっけ・・・」
友美「あー、そうだったね!見に行こー!!」
クラス表がはってある昇降口までダッシュ。
クラス表の前にはたくさんの人がいた。
友美「混んでるなー、1組から順番に見ていくかー」
1組のクラス表に、友美と美羽の名前。
美羽「え!?友美と同じクラス!?
最悪・・・なんかいろいろ言われるな・・・」
友美「いいじゃんー!
よろしくねー美羽!そいじゃクラスいこー!」
美羽「あ、こら!廊下は走ったらダメだよー!」

5年1組に到着
友美「よっしゃー、着いたー!」
美羽「はぁ・・・はぁ・・・」
「うぃーすゆう!」
友美「ん?おーいっちーじゃん!」
美羽「こんにちは、南くん・・・」
いっちー「ゆうも美羽も同クラかー!
ゆうがいたら大変なことになりそうだけどな!」
友美「し、失礼な!」
「5年なっても騒がしいな、ゆう。」
友美「ん?お、なつけん!」
美羽「夏目くん・・・こ、こんにちは・・・」
美羽はなつけんに片思いしてるらしい。
なつけんのどこが好きなのかな・・・
あ、ちなみにいっちーの本名は南悠一。
なつけんの本名は夏目健斗。
私のあだ名はゆう。
なつけん「あ、そういえばゆうの妹も同クラか。よろしく。」
美羽「はい・・・」
「美羽〜!こっち来てー!」
友達に呼ばれて美羽は慌てて友達のほうに行った。
いっちー「やっぱ人気だな〜。
ま、いろんな意味でゆうも人気だけど。」
友美「うっさい!女子からラブレター5個もらったことあるだけじゃん!」
なつけん「その時点である意味すごい。」
いっちー「ははっ、言われてやがんの。」
友美「だーもーどうでもいいや!」
するといっちーとなつけんは揃って笑った。
私は怒ってるままだ。
友美(ま、仲良い奴がいっぱいいるし、5年も楽しめそう!
よっしゃー!これからがんばってこー!)

Re: 5年1組の北條友美! ( No.2 )
日時: 2016/03/02 18:51
名前: あかね (ID: 1lVsdfsX)

友美「それじゃ、とりまわかれよかー」
いっちー「おー!じゃーな!」
なつけん「またあとで。」

友美(ふぅ、えっと・・・私の席は・・・あそこだった!
ってあれ?隣の奴いないけど、休みかな?ま、いっか。)
先生「みんな〜!席に座ってください〜」
みんながゲッとして大急ぎで座った。
「せんせー!まだ稲田きてませんよー!!」
先生「ああ、稲田くんですか。いつもどうり遅れて来るだろうしほっときましょう。
えーと、今日からこのクラスの担任になった金谷美知子です!
よろしくお願いします!」
友美(金谷美知子・・・かなやんでいっか。)
ガラッ
「こんちゃー。遅れてスンマセン〜」
友美(なにこいつ!きもい!)
先生「稲田くん・・・いいから座りなさい。」
稲田「チッ、はいはい。」
そういうと私の隣にドスッと座った。
友美「は!?お前が隣!!??」
稲田「あ?誰だよお前。」
友美「北條友美だけど・・・」
稲田「ほーじょーゆうみ・・・って、ああ。有名な奴か。」
友美「あんたは?」
稲田「稲田真。」
友美「へー・・・じゃーまこでいっか。」
稲田「はぁ!?稲田でいいわ!」
友美「うっせーな!じゃあもう稲田でいいよ!」
稲田「じゃー俺北條でいいや。」
友美「なんでもいいわ・・・」
先生「そこ!静かに〜!
体育館にいきますよ!」
友美「へ?なんで?」
いつのまにかみんな動いていた。
ポケーッとしてるといっちーが私の耳もとでささやいた。
いっちー「ドッジだよ!お前が好きな!
今から体育館ですんの!」
友美「ああ!そういうこと!
よっしゃー!あてまくるぞ!!いっちーいこ!」
いっちー「お、おう!」
稲田「・・・」

バン!
ピーッ・・・
友美「っしゃー!」
いっちー「さすがだな!ゆう!」
友美「まあね!運動には自信あるし!」
美羽「友美〜・・・すごすぎる・・・」
友美「まー・・・!?」
ビュッと私の前に素早いボールが飛んで来る。
パシッ
なんとか受け止めた。
友美「ちょ、誰だよいまの!」
「へー、俺のボールよけれんのか!」
友美「・・・!稲田・・・」
稲田「さ、本当のゲームスタートだ!
かかってこい!」
友美「え、やだ。」
全員「!!??」
いっちー「ちょ、なんでだよゆう!
ケンカは売られたら買うって言ってたじゃね〜か!
今まで45人の男に勝ってきたじゃん!」
いっちー、友美以外(ちょ、超人・・・)
友美「おい、稲田!」
稲田「なんだよ!」
友美「ケンカとか勝負とかはよそでやってやるよ!
今はダメだ!今はみんなで楽しむ時間。私らだけで楽しんだらダメだろーが!
他の奴の迷惑っていうの考えろ!」
稲田、友美以外(か、かっこいい・・・)
稲田「ケッ、くだらねー・・・
俺はお前ばっか狙うからな!」
そういいながら投げつけて来る。
パシッ
稲田「!?」
友美「ほい、投げたい人〜。」
いっちー「あ、俺投げたい!」
友美「じゃ、いっちー投げて!」
稲田「・・・!」



稲田「はぁ・・・はぁ・・・」
なつけん「すごいなゆう。
稲田に勝てるとは・・・」
友美「まーね、ほら!捕まれ!」
友美はそういいながら稲田に手を差し出す。
稲田「・・・!?」
友美「今回のことは結果オーライってことで!
ほら!これからも仲良くしよー!」
稲田「・・・はっ、お前調子くるうわ・・・」
そういいながら照れ臭そうに稲田は手を握った。



女「・・・かっこいい・・・北條さん・・・」

Re: 5年1組の北條友美! ( No.3 )
日時: 2016/03/04 18:57
名前: あかね (ID: 1lVsdfsX)

友美「ふー!今日は楽しかったー!!」
美羽「ほんとすごかったね・・・ドッジ強すぎだよ・・・」
友美「美羽はしっこで女子と固まってたもんね。」
美羽「うっさい・・・ていうか、今日はほんといろいろあったな〜
なんか・・・初日からイジメられてる子いたし。」
友美「・・・へ?そんな子いたっけ?」
美羽「うん。とりあえず言うこと聞いていい子ぶってるから嫌われて、
イジメられてるの。かわいそうだよね、言うこと聞くのはいいことなのに。」
友美「ふーん・・・」

翌日 掃除中
友美「掃除だる・・・しかも眠い。サボろうかな・・・」
いっちー「こらこら、ダメだろ。」
なつけん「あとちょっとで終わるから、がんばれよ。」
友美「ほわぁ〜い。」
重い足を動かして、ほうきを持った。
その近くで・・・
「ちょっと!これ、私が頼んだジュースじゃないじゃない!」
友美「ん?」
近くで同クラの女子が、一人の女子を殴ったり蹴ったりしていた。
うっわ・・・ほうきで殴ってんじゃん。
イジメられてる子「ごめんなさい・・・」
イジメられてる子が謝る。
美羽「ちょっと!やめなよ!」
ー・・・美羽!?
「あ?お前もムカつくんだよ、強気で有名な姉がいるからって調子乗りやがって!」
女子、こわ・・・
「お前も一緒に始末してやるよ!」
美羽とイジメられてる子が殴られそうになる。
・・・こんなことしてる奴が、馬鹿なんじゃね〜の!
友美「おい、こら!」
「あ?って・・・北條友美・・・!!」
美羽「友美!」
イジメられてる子「・・・!」
友美「なにしてんのあんたら。
この子、なんでいじめるわけ?ジュースとか間違えたぐらいでさ、
普通そんなにキレるか?」
「当たり前よ!他の人のは完璧にするくせに・・・!!
なにもかもできて当然なのよ!!」
友美「だったらさ!お前らは?
お前らはなんでも急にできるんだな!?」
「・・・!」
友美「受験、勉強せずに受かれるか!?
さいほう、やり方教わってないのにいきなりできるのかよ!?」
「それは・・・」
友美「人は間違えても当然だ。
お前らはミスらないから、そんなに偉そうにできるんだな?」
「・・・」
友美「あんたらも、よく考えて行動するんだな。
自分がされて嫌なことはするな。これ、せんせー言ってなかったか?
あんたら、イジメられたら嫌だろ?」
「・・・うん。
ごめん、佐藤、美羽。」
イジメられてる子「・・・うん。」
美羽「私は構わないよ。」
友美「あんたら、その失敗生かして、いい未来作れよ!」
そういうととりあえず掃除場所に戻った。


帰り道
友美「今日は美羽用事か〜。いっちーは途中で別れるし、
なつけんは別方向だしな〜一人で帰るか。」
「あの・・・」
友美「ん?ああ、さっきのイジメられてた子じゃん。
そういや名前なんていうの?」
「佐藤結衣・・・」
友美「へー!じゃー結衣、どうした?」
結衣「えっと・・・帰る方向一緒だし、一緒に帰らない・・・?」
友美「お!いーじゃん!」
結衣「それじゃ、帰ろうか。北條さん。」
友美「・・・あ、うちのことはゆうでいいよ!
そいじゃ帰ろ!結衣!」
結衣「・・・!あ、うん!まって〜!ゆう!」


稲田「・・・変な奴。」

Re: 5年1組の北條友美! ( No.4 )
日時: 2016/03/09 17:15
名前: あかね (ID: 1lVsdfsX)

前回の稲田視点

友美「これからも仲良くしよー!」

初めてだった。女子が、俺に手を差し出してくるのは。
気がくるって仕方ない。
なんで俺、あいつの手を握ったんだろう。
なんであいつは、俺に手を差し出したんだろう。
稲田「あぁあああああああああ!!!!」
姉「ちょっと真ー?大声ださないでよー」
稲田「・・・悪い。」
姉「まったくもー。」
稲田「ー・・・わかんねー・・・」


翌日
友美「稲田、おは〜!」
稲田「え!?・・・おは。」
おはようなんてしたことないんだけど・・・
友美「ん?お、いっちー!なつけん!おは!!」
奥から南と夏目がやって来る。
いっちー「おっはー!」
なつけん「寝不足。ダルすぎる・・・」
友美「まーまー!なつけん頑張ろーぜ!」
・・・男子と仲良いのか、こいつ。


掃除中
あー、ダリぃ。サボるか・・・
・・・ん?
「お前もムカつくんだよ!強気で有名な姉いるからって調子乗りやがって!」
あれは・・・北條の双子の妹と佐藤か。
いじめられてんのかよ・・・
ギャーギャーうっせーな・・・。
・・・ったく。
稲田「おい、おま・・・「おい、こら!」
って・・・北條!?
その後、北條は解決して去っていった。


そのうえ、佐藤と友達になってやがる・・・
お前は男子か!
友美「ん?お!いなだぁ〜!じゃあな!また明日!」
稲田「お、おう・・・」
友美「どうした?なんかあったか?」
稲田「・・・別に。」
友美「ならいいや!
困ってることあったらなんでも言えよ?
友達なんだからな!」
稲田「・・・っ!?
・・・おう。」
友美「じゃーな!」
そのまま元気いっぱいで帰っていった。



稲田「・・・なんだ、これ・・・。
と・・・とまれよ!」
ドキン、ドキン、ドキン、ドキン・・・・・・・
稲田「・・・っぅう・・・」
な・・・なんなんだよ・・・!

Re: 5年1組の北條友美! ( No.5 )
日時: 2016/03/10 17:54
名前: あかね (ID: 1lVsdfsX)

翌日
友美「ヤバい・・・宿題忘れた・・・」
靴箱で気づく。
ああ・・・やっちまった。
いっちー「よーす、ゆう?
どうした?」
なつけん「ああ・・・また寝不足。
あ、ゆうの妹。おは。」
美羽「あ、おはっ、おはよう!」
友美「宿題忘れたぁああああああああああああ・・・」
いっちー「あーあ。せんせーに怒られるな。」
友美「かなやん怖いからなぁ・・・
やっちまったなぁああ・・・」
美羽「かなやんって・・・」
なつけん「自業自得だろ。諦めろ。」
友美「くそぉおおおおおおおおおおおおおおおおお」

放課後(あっという間に)
友美「ああ・・・めっちゃ怒られたなぁ・・・」
いっちー「やばかったな・・・鬼だな、あれは・・・」
なつけん「正直おもしろかったけど?」
友美「うっさい!」
「・・・お前がうるさい。」
ゴンッ
いったぁああああ・・・誰だよ!って・・・稲田かよ。
友美「なんだよ〜、いーじゃん別に。」
稲田「お前は無駄に声がでかいからな。
ちょっとは静かにしろ。」
友美「・・・」←言い返す言葉がない。
稲田(なんだったんだろうな・・・昨日の、あれ。
あの後、必死で考えたけどわからなかった。)
いっちー「ー・・・稲田。」
稲田「ん?ああ、南。
どうした?」
いっちー「ちょっといい?」
稲田(な、なんだよ・・・)

廊下
いっちー「稲田・・・お前ってさ・・・」
稲田「なんだよ。」
すると南はパァッと顔を明るくして聞いてきた。
いっちー「お前ってゆうのこと好きなの!?」
稲田「・・・・・・は?」
いっちー「やけにゆうとよくしゃべってんじゃん!
いや〜、意外だな〜。」
稲田「ちょ、ちょっと待てよ!
んなわけないだろ!恋愛なんかしたことないんだよ!」
いっちー「あら〜?顔が真っ赤ですよぉ〜??」
稲田「っぅううううう違うっつーの!!!」
いっちー「へー、そーなの。つまんね〜・・・」
稲田「じゃあな!」
いっちー「え!?ああっちょ!」




ツカツカツカ
稲田(・・・恋?俺が・・・?北條に!?)


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