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- 神々が居る世界
- 日時: 2016/03/07 18:14
- 名前: 奈倉 蔡 (ID: g4i.qhAt)
- 参照: http://kamigamigairusekai
序章 起 この世界の理。世界にあらがう人達
「ぎゃーーーー!」悲鳴が聞こえる。
「助けてくれ!命だけ。」命乞いが聞こえる。
プシャッ 血が飛び散る。
「全員殺しなさい。」冷たい命令が、性別を感じさせない人間?から下される。
「ハッ」命令に動かされた、命を感じられない瞳。白い服を着た兵士が剣を構え、倒れこんでいる無防備なこの町……ファーストの住人達を剣で切り捨てていく。
そんな、残酷なシーンを建物の後ろから見ている少年と、少女が居た。
神を憎むような視線で。普通子供がしないような視線で。
後に、この二人はとんでもないことをしてかすのだが、それはまた今度にしよう。
今、起こっていることを説明するとこうだ。
「はあ。今月もか。」とみすぼらしい服を着た中年男性の村人が呟く。
「だな。あの神の手下に送る納税がきつすぎる。」同じような、服装をした男性が呟く。
そう。この世界ワールドオーダーには、神が存在する。
例えばこの町の近くには、ガブリエル、ロキ、トールなどが存在している。
だが、君たちの世界地球に居る神たちとは違う。
君たちは何故だかわかるか?
この世界では、神は災厄しかない。
今、この世界で信じられているのは《精霊》だけだ。
500年ほど前は、神も信じられていたようだが今は違う。
説明はこんなところにしておいて、本題に入ろう。
つい最近、町が破壊された。
さっき説明したとおり、村人は沢山の納税を強いられている。
つい最近……詳しく言うと三日前、税を回収しにきた神の手下達を村人が殺したんだ。
振り返るとこうだ。
「よーよ、村人ども……いや、奴隷どもよーーー。」
神の手下……陰では 従神じゅうしんと言われている。
「税を受け取りに来たぜーーー。」
村人が険しい顔になる。
「おいおい。どうしったって言うんだーーー?」
そして村人が一人、代表して前に出て喋りだす。
「今月の納税は払えない。」
「「なに?」」従神ふぁ聞き返す。
その瞬間「もう我慢できねえ。」村人が一人走り出し、いつに間にか握っていた木の棒を従神の頭に叩き付けた。
どうだ?これが原因で村はガブリエルに破壊された。
次に、さっき少しだけ話した少年と少女の話をしよう。
町が破壊されるときだ。
町が燃えている。人が燃えている。悲鳴が聞こえる。
そんな光景を見ながら走る少年は ヘルツ・ウルフェン
後を追っている少女は ロルル・フラン
二人は村の広場で遊んでいたとき、村がいきなり燃えたのを見て
家にむかって走っているのだ。
転びながら、火に突っ込みながら、無我夢中で。
しばらく走っていると、自分たちが住んでいる家が見えてきた。
その時、燃えている家の中から両親がでて来た。
「「お父さん!お母さん!」」二人が叫んで両親の所に行こうと思ったとき、
両親が叫んだ。「「こっちにくるな!」」その瞬間、空が光った。
二人の視界は白く染まった。
視界が戻ると両親が居なくなっており、両親の付けていた指輪が足下に転がっていた。
どうだ?この後二人は建物の後ろに隠れることになる。
そして、時はながれ5年後……
あの二人は神を殺すために、旅に出る。
ん?どうして僕がそんなことを知っているのかって?
そんなことはどうでもいいじゃないか。
さて、僕の役割はもうない。
この後の話を、見て、感じるのは君たちだ。
頑張れよ。
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