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初恋返り
日時: 2016/04/02 19:41
名前: さきいか (ID: xPB60wBu)

私の昔の思い出話。まだ若かった頃の青春時代。

何から話そうか。

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Re: 思い出話 ( No.1 )
日時: 2016/03/29 20:54
名前: さきいか (ID: oN2/eHcw)

まずは私の初恋の話をしよう。

 わたしは中学校を受験した。合格発表の日、ふと目が合った男子に一目ぼれをした。いや〜、恥ずかしい。今となればなぜアイツが好きだったのか想像もつかないがきっと惹かれるものがあったのだろう。
 その時の運命は私に味方した。そいつ、「ゆうと」としよう。悠斗と同じクラスでさらに席が隣だったのだ。嬉しいことといったらない。授業などでペアになるときなんか自分の心臓が踊り出して死ぬんじゃないかと思った。まぁ、そんなことはなく今生きているわけだけど。
 学校生活がスタートしたときの話はまた今度。

Re: 初恋返り ( No.2 )
日時: 2016/04/02 20:06
名前: さきいか (ID: xPB60wBu)

わしは今、中1のアルバムを見ている。
懐かしい。戻りたいなぁ。
まだ、ゆうとが好きで、きらめいていた時代に。
まだ、ゆうとが私と付き合ってくれる可能性があったころに。

『それ、叶えられるけど?』

あぁ、ついに幻聴が聞こえる年になったか…

「何黄昏てんだよ!クソババァ!」
っえ。本当に目の前になんかいる。
「なんかじゃね〜よ。魔神だよ魔神。お前の思いが強くて出来上がった。で、なんか願い叶えねーと自由になれねーんだわ俺」
「あ、そう。で?」
「…あの〜、俺、魔神なんだけど。」
「さっき聞いたよ。」
「…なんか、驚いてなくね?ふつう驚くよ?」
「いや〜、君で3人目。魔神と会うの。」
「おまえ、願い何個あんだよ。」
「一つだけど、誰も叶えることはできなかった。」
「…念のために聞く。願いは?」
「中1に戻りたい。」
「……てめー何歳だ?」
「93」
「80年も前じゃねーか。」
「だから、諦めな。」
「80年戻せば、俺は消滅する可能性が高い。」
「もう、帰んなさいな。」
「ふふ、俺様に感謝しな。その願い叶えてやるよ。だけど、また同じ80年間になるぜ。俺が消滅するから。いいのか?」
「…初めてだよ。そういう風に言われたの。」
「いくぞ」
「まぁ、がんばれ。ありがとう。」

『我、忠誠を汝に誓わん。
 我、汝に命を捧げ、
 汝、80の時を戻さん。』

「何度も聞いた。呪文だね。無理だ諦めな。」

『天使、ガブリエルの名において——』

Re: 初恋返り ( No.3 )
日時: 2016/04/03 10:37
名前: さきいか (ID: LLmHEHg2)

『ガブリエルの名において』
魔神にとって天使の名を口にすることは禁忌だ。
しかし、天使に誓うことで魔神の力は完ぺきになる。
では、なぜ禁忌なのか。
それは、死んでしまうから。
力を使ったら魔神としてのちからは消え、ただの人間になり下がる。


———私はもう二度と、同じ過ちはしない。
   まっててゆうと。


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