コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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嘘でもいいから好きって言って
日時: 2016/03/30 01:20
名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: H0XozSVW)

のろのろ更新で気が向いたら、という感じになると思いますが、暇なときにでも見てやってください

こんにちは、ドロップです
せっかく小説なんだから、現実ではなかなかないことを書きたいなーと思って作りました。
気軽に声をかけてくださると嬉しいです(^^♪

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Re: 嘘でもいいから好きって言って ( No.1 )
日時: 2016/03/30 01:56
名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: H0XozSVW)


貴方を見るたびに、心がほわってなって、嬉しくて。
もっと見てたいけれど、気づかれたら恥ずかしいから横目でちらっと見て。
私と話してるときに笑ってくれると、伝えたくなってしまう。

   好きだよ、って。

このままたくさん話せたらそれでいいなって、思ってた。
だけど、それは本心じゃなかった。


「オレ、彼女できたんだよね」


………本当は、貴方の彼女になりたかった、そう気づいたんだ。

Re: 嘘でもいいから好きって言って ( No.2 )
日時: 2016/03/30 11:11
名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: H0XozSVW)

君が好きだと気付いたのは、小学校六年生のとき。
君に、初めて彼女ができたことを知った日。

そして、それから時がたち、私たちは中学生になった。


   ***


「お、佐島何してんの? 見せて見せて」
「絵描いてるだけ。わ、他のページはダメだって!!」
「え、いーだろ、別に。あーっ!!」

ひょいっとスケッチブックを取られ、見られては困る、と取り返す。
確かに見られるのはイヤなんだけど、君と話せてると思うと心が弾んでしまう。

「だったらこんなとこで描くなよなー」
「いや、今描いてある奴は見られてもいいの。問題なのはほかの!!」
「へえ〜? 何描いてんの?」

にやっと祐也が笑う。その顔を見てるきゅんとしてしまう私はきっと重病だ。
からかわれてても何でも、一緒に話せることが嬉しい。

「もううるさ…。て、あ!! 私今週給食当番だった…」
「馬鹿だろ」
「祐也に言われたくないし!!」

べっと舌を出して急いで準備をする。

「あああ、ゆうちゃん待ってぇ」
「もー、るかちゃんはやくー」

ゆうちゃんは小学校五年生のときに友達になった。
漫画の趣味もあうし、部活も一緒だからだいたい休み時間はゆうちゃんと話してる。
背が高くて顔も可愛くて、優しい。私の天使。

「マジゆうちゃん天使だわ…」
「何この子怖い」

たまに毒舌なときもあるんだけど、とにかく可愛い。羨ましい。
ひとつだけ言うことがあるとすると、足がとても長いので隣にいて悲しい。

私とゆうちゃんでご飯をぱっぱとつけると、みんなに配ってもらってく。
そして、そろそろ配り終わる、というころに数人の男子がやってきた。

「佐島〜オレら大盛りでー」
「はいはい、っと」

先週の当番の男子にも言ってたから来るだろうな、とは思ってたけど。
さっさとご飯を盛っていく。
ゆうちゃんに頼む男子はいない。ゆうちゃんは普段から男子と話さないからだろう。高嶺の花なんだな、きっと。うん。

「終わった〜」
「るかちゃんお疲れ」
「ゆうちゃんもやってくれりゃいいのに…」
「え、私が男子の言うことなんで聞かなきゃいけないの?」
「うわこの子可愛い顔して毒舌よ」

笑顔のまま返してくるゆうちゃんに少々恐怖感を覚える。

「お〜い、佐島」
「ん? 祐也か、何」
「男だからいっぱい食えって言うんだろ? ってわけでつけろ」
「私何も言ってないよね」

そう言いながらも器を受け取ると、ご飯を盛りつける。
すると、祐也がため息をつきながら言った。

「オレさー、彼女と別れたんだよねー」
「……ふうん」

彼女、という言葉に反応し、軽く息がつまる。
この彼女、というのは確か今年に入って2人目の彼女だ。
結局祐也は、いろんな人と付き合ったり別れたりしている。

「誰かいないかなー」
「もう彼女探してんの? …はやすぎでしょ」

そう言うと、私はとんっとご飯を盛りつけた器を祐也に渡した。


   ……そんなこと言わないでよ、期待しちゃうから


君の彼女になりたいと、思ってしまう。


   ***


中一の話は結構すぐ終わる予定です
中二の話を書きたかったんですが、文才がなく、まとめられず…(泣)
男子のみなさん、こういう発言にはお気を付けくださいね(笑)


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