コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- Next life!! -高1少女のゲーム攻略記-
- 日時: 2016/04/04 21:36
- 名前: ちくわ (ID: nH0S84tQ)
「Next Life」ってオンラインゲームを知っているだろうか?
『第二の世界』をテーマに作られ、六年前サービスが開始されたこのMMORPGゲームは、世界中の人々を虜にしてきた。
そしてこのゲームは七か月前、画期的な進化を遂げる。
そう。VRゲームとして再リリースされたのだ。
これによりプレイヤー人口が爆発的に増加、全世界の27%もの人がプレイする大規模なものとなった。
これはそんなゲームを最近手に入れた、一人の少女のお話…。
…ってわけでみなさんこんにちは。
「妹っていいなぁ、ああっ妹が欲しいっ!!」と家で毎日のように叫んでいるちくわと申します。
この小説は私の一作目「名も無きある日の物語」に登場したゲーム『Next life』の設定このまま使えないかなー、と思って考えた作品です。(良ければ「名も無きある日の物語」のほうも行ってみていただけると嬉しいです)
もしかしたら「名も無きある日の物語」のキャラクターも出るかも…?
ってわけで本編開始です。
あとオリキャラ募集に投稿していただいた皆様、ありがとうございましたm(__)m
- Re: Next life!! -高1少女のゲーム攻略記- ( No.6 )
- 日時: 2016/04/07 17:49
- 名前: 囚人D ◆7cyUddbhrU (ID: 9/n2KZgq)
こんにちは!同じくやってきました、キャラ投稿させていただいた者です!
実は以前から「名も無きある日の物語」も読んでます〜
オンラインのゲームはあまりやったことないのですが、ゲームは大好きです!
VR、発売がすごく楽しみです。一回VRで遊んだことがあるのですが、めっちゃすごいです。家庭でできるなんて夢見たいですよね(∩´∀`)∩
話がそれてしまいましたが、更新お疲れ様です!
応援してますー!
- Re: 如月 自由さん&囚人Dさん ( No.7 )
- 日時: 2016/04/07 20:14
- 名前: ちくわ (ID: nH0S84tQ)
お二人ともコメントありがとうございます!
≫如月 自由さん
PCダウンロードゲーって設定のままやろうかなと思っていたんですが、VRゲーの方が後々便利かなーと思ってそうしました。
綾人さん/ノアちゃんはすぐに朝霧さん/牛丼さんと一緒に出てきます。楽しみにしていてください。
ご期待に添えられるよう頑張ります!
≫囚人Dさん
本当ですか!向こうの方も読んでいて頂けたとは…。
私は去年のTGSでプレイステーションVRちょっと見てきました。
面白そうだったなぁ…ぜひともやってみたい。VRMMOもいつか出るんだろうなぁ…。
これからも、どうか応援よろしくお願いします_(._.)_
- Re: Next life!! -高1少女のゲーム攻略記- ( No.8 )
- 日時: 2016/04/07 20:51
- 名前: ちくわ (ID: nH0S84tQ)
第三話 -play-
「まだかなー?誰か来ないかなー?」
レンがパーティ募集をかけてから早三十分。未だにドアはノックされずにいた。
(うーん、やっぱりこんな駆け出しのパーティなんて誰も見向きもしないかなぁ…)
そう思い、募集の紙を剥がしに行こうとドアの前に立ったその時。
バアンッ!
「やっほーっ!この募集ってこの部屋でいいんだよねっ!…て、あれ?どしたの顔押さえてのた打ち回っちゃって?」
「あんたが勢いよくドア開けるからでしょうがっ!」
「えーと、じゃあ軽く自己紹介をお願いします…」
ああ痛い…鼻のあたり絶対腫れてるよこれ…
「ボクはノア!この地域に集めたい素材があって参加したいと思ったんだ♪武器は【破山槌】ガイアブレイカーっていって結構強いんだ〜。よろしくね!」
「はい…。よろしくです…」
「ううん?元気ないねぇ?もっと元気出さなきゃイカンよぉ!」
「お鼻がまだ痛いんですよっ!…まあそれは置いといて、あと一人ぐらい欲しいですね…って、ノアさん?」
「あーおけ!じゃあすぐ来て〜!うん、またね〜」
「あの〜、誰と話してたんですか?」
「ああ、私のフレさんが丁度ログインしててねー。念話かけて来てーって言ってみたら快諾してくれたよぉ」
「え!?フレンドさんわざわざ私のために呼んでもらうなんて…」
「いいっていいってぇ!初心者さんを手伝うのも先輩の義務ってやつだからね!」
ああ…こういうのもオンラインゲームの楽しみの一つだって誰か言ってたっけ。分かるなぁ…。
数分後、ノアさんの念話相手の人がドアをノックした。
「あ、来た!」
「開いてますよ、どうぞ〜」
「失礼します」
うわあ!何ていうか…メカメカしいんだけど…
「見た目完全にこれちびロb」
「おおっとそれ以上はいけないよレンちゃん!」
「初めましてレンさん、私は牛丼。メカウェポンという火力職をやっています。雑魚殲滅はお任せ下さい」
おお、こんな見た目なのに…は失礼か。火力高いとは…頼もしいっ!
「うん!このメンツだったらアルビム原生林ぐらいは余裕でしょ!」
「はい!早速出発届出してきます!」
「了解です」
こうして、なんとも濃いキャラの人達で私の初パーティが結成された。
- Re: Next life!! -高1少女のゲーム攻略記- ( No.9 )
- 日時: 2016/04/08 22:36
- 名前: ちくわ (ID: nH0S84tQ)
第四話 enemy
牛丼さんが放つ軽機関銃5.56mm弾が敵を貫いていく。
ノアさんの振り回す槌が敵を粉砕していく。
…私?素材採取係ですけど何か?
「いやー暴れたねぇ!素材もレンちゃんが集めてくれるし楽ちんだ♪」
「なんか私パシリにされてる気分なんですけど…」
今私のストレージの中の八割ほどはすべて素材で埋め尽くされている。
一個一個はそれほどでもないけども、量がえげつないので結構重い。
「ほらレンちゃん文句言わない!後でなんか武器を進呈してあげるから〜」
「ひとまず討伐依頼があったモンスターは規定数倒したようですね」
「はい…んじゃあ帰りましょうか…ってあれ?」
「ん?どしたのレンちゃん?」
「いや何かあっちの方に建物の跡っぽいものが…」
「ナヌッ!?」
「行ってみる価値は大きいと思います」
「じゃあちょっと覗いて帰りますか!」
この後まさかあんなことになるとは。
私たちはまだ知らない。
その建物はダンジョンだった。
地下に続く道をモンスターを倒しつつ進むと、古びた大きな扉が見えてきた。
「なんかいかにもボス部屋って感じですね…」
「覗くだけなら問題ないと思います」
「そうだよ、せっかく来たんだし覗くだけ覗いてこよーよ!ついでにちょっと攻撃パターンとかも探ろう!」
「じゃあ五分したら何があっても撤退ですからね?」
「がってん!」
「了解しました」
仲間の返事を聞きながら、私はさび付いた門に手をかけ開ける。
「ちょ、なんも見えないんですけど」
「これはもう漁られた後かもしれないですね…」
「いや待って!みんな横に大きく飛んでっ!」
ノアさんの声に全員がその場から飛びのく。
それとほぼ同時に巨大な何かが打ち下ろされ、床が粉々に砕け散る。
「まずいですね…退路を断たれました」
見ると門が瓦礫で押しつぶされている。これでは一人通ることすらままならない。
「ふふん。戦わざるを得ないって感じね…!」
「ええええええええぇぇぇぇ!?どおすんのぉぉぉぉぉ!?」
【磁戒龍】ヴァ—レンハイト、レベル135。
それが私が戦った、初めてのボスだった。
因みに、私のレベルは23だ。
- Re: Next life!! -高1少女のゲーム攻略記- ( No.10 )
- 日時: 2016/04/16 05:49
- 名前: ちくわ (ID: nH0S84tQ)
第五話 fight
「くそっ、なんでレベル135のボスがこんな初心者応援エリア的な所に居るのよっ!?」
「まぁココ隠しエリアだろうからねぇ…」
「こんなのが居るのは当たり前ですね」
え、何それ怖い。隠しエリア超怖い。
絶対にソロのときは入らないでおこう。ここ重要。テスト出ますよ。
(まあそんな教訓も今は役に立たないんですけど…)
「コイツどんぐらい強いんですか…?」
「んまぁこのメンツで勝てたら超ラッキーってぐらいかなぁ」
うわぁ…マジか…。
「ノアさん、10秒間だけ敵攻撃の相殺をお願いします」
「お?いいけど牛丼何すんの?」
「ファイティングアーツを使います」
「りょーかいっ!かっこいいとこ見せてよねっ!」
と言いつつノアさんが降り下ろされた腕をハンマーみたいな武器で弾く。
それを見た牛丼さんが大きく頷き、何かを詠唱し始めた。
その足下に幾何学的模様が出現し、重なるようにして広がって青白い輝きを放っていく。
「ファイティングアーツ『T,E,A,S』召喚ッ!!」
詠唱が終わり、模様の輝きが辺りを覆い尽くしていく。
ズドンッ!!
腹の底から突き上がってくるような振動を感じて、私は思わず後ろを振り返る。
そこにあったのは、
「召喚完了。殲滅を開始します」
私の身長の5倍ぐらいはある、馬鹿デカいロボットだった。
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