コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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雨のち晴れの恋愛模様。【完結】
日時: 2016/07/11 16:15
名前: ももたん (ID: RKif8kSb)

こんにちは、ももたんです。

今回は、再利用して新たな小説を書いていきます。

話の内容は…題名から察してください。


☆注意事項
・荒し、喧嘩、悪コメは禁止。
 もしもあったら、即管理人さんに報告します。
・作者の文才に触れるの禁止。
 作者がいくら馬鹿だからって虐めてはいけません。
・ネットのルールは守りましょう。

☆作者プロフィール
性別/女
年齢/小6(12歳)
…これプロフっていうんですかね。

☆お客様
夏目 織 様
ロゼッタ 様
立山桜 様
嵐LOVE 様
湯呑ゆざめ 様
ありがとうございます!

☆キャラクター
美月 乃愛 >>8
木葉 明里 >>9
井上 正也 >>10
黒田 空  >>11
水城 心結 >>12

☆目次
【曇り】
はじまりはひょんなことから>>14
じぶんのきもちがわからない>>17
こたえあわせをしましょうか>>24

【雨】
やっぱりこたえはふせいかい>>25
なんでこころはいたがるの?>>26
こいはかんたんにかなわない>>32

【晴れ】
なんだ、わたしのかんちがい>>33
あとすこしふみだせばきっと>>34

【あとがき】       >>35

☆お知らせ
参照100突破thank you♪
参照200突破thank you♪
完結しました!

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Re: 雨のち晴れの恋愛模様。 ( No.31 )
日時: 2016/07/10 15:47
名前: ももたん ◆hjAE94JkIU (ID: RKif8kSb)

お久しぶりです。最近忙しくって、カキコ来れてなくてすみません!

立山ちゃん
学校も大変なんだね...!
いつもコメありがとう。お互い頑張ろーね!

ゆーちゃん
参照1000突破おめでとう!
四ヶ月かぁ。月日の流れ...早くない?

共感できた!?よかったぁ、ありがとう!
共感できる文か心配だったから、そう言ってもらえると安心する。

合作頑張ろうね!
次書くのはゆーちゃんかな?

更新は多分来週中にはできます!お待たせしてすみませんっ!

Re: 雨のち晴れの恋愛模様。 ( No.32 )
日時: 2016/07/11 15:16
名前: ももたん ◆hjAE94JkIU (ID: RKif8kSb)

雨の章 3『こいはかんたんにかなわない』

「ごめんね乃愛、一緒に帰れなくて…!」
「いいよいいよ、しょうがないし。じゃあね」
「うんっ、ほんとごめん。じゃあね!」

今日は、明里に急用が入ったため一人で帰る。
一人で帰るなんて、何か月ぶりだろう。
今まで、明里が休まない限りずっと一緒に帰っていたから、ちょっと変な感じだ。

話を聞いてもらいたかったから一緒に帰れないのは残念だけど、でも一人で考えて帰るのも、まあ、悪くない。

学校の門をくぐろうとすると、校庭からサッカーボールが転がってきた。

「すみませーん!って、あ。美月さん!ごめん、そのボールこっちに投げてもらってもいい!?」

校庭の真ん中から声をかけてきたのは、井上君だった。

「うん。投げるよー!」

えいっ、と両手でボールを思いっきり投げる。

「ありがとー!助かった!」
「がんばってねー!」

井上君は、こっちに向かって少し頭を下げる。
私はニコッと笑って、また門のほうを向こうとする。
が、それはできなかった。

校舎から井上君たちサッカー部の子のほうに向かって小走りで来るのは、水城先輩だった。
先輩は、「まだ練習してて!」と声をかけ、井上君を呼ぶ。

話している内容は聞こえなかったけれど、私は2人の笑顔に心が痛くなって、走って門をくぐった。



「はぁ、はぁ、はぁ…っ」

つ、疲れたー…!

学校から走って約5分、ついたのは家の近くの川。
近くにあった、日陰の下のベンチに座り込んで呼吸を落ち着かせる。
はぁ、はぁ、はぁ…はぁ。
やっと落ち着いた。

家に帰る?…いや、少しここで休んでからにしよう。

「恋は簡単に叶わないんだなぁ。…小説の通りだ」

ポツリとひとり呟く。
本当に小説の通り。恋なんて簡単に叶わない。
でもすべてが小説通りってわけじゃない。
小説は、この後奇跡が起きて、好きな子とくっつく。

けど現実はそうじゃない。
私の恋は、もうこれで終わり。続くとしても、片思い。
…終わりにするのは厳しいな。片思いにしよう。

気持ちの整理をつけたところで、声をかけられる。

「…愛」

声の主は、妹の愛だった。

「そーだよ!っていうか、お姉ちゃんこんなところでどーしたの?家、すぐそこじゃん」
「あーうん、ちょっと考え事してた。もう帰るけど」
「そーなの?じゃあ一緒に帰えろー!すぐ近くだけど」

へらっと笑って見せてくれる、可愛い妹。
笑顔は人を救うって、本当なんだ。

「うん、そうだね。帰ろっか。…すぐ近くだけど」
「そーだね、すぐ近く〜!」

妹は、どうやら「すぐ近く」というのにハマったらしい。
私からしたら意味不明だが、まあそんな妹もかわいい。

手をつないで、家に帰る。

Re: 雨のち晴れの恋愛模様。 ( No.33 )
日時: 2016/07/11 15:41
名前: ももたん ◆hjAE94JkIU (ID: RKif8kSb)

晴れの章 1『なんだ、わたしのかんちがい』

「えっ…」
「…わお」

私と明里、絶句。
だって、だって…その…目の前にある光景は

「あっ、思い人ちゃん!」
「あ、心結の部のエースくんの思い人ちゃんじゃん」

水城先輩と、先輩の同級生の黒田先輩のデート!

「ふ、二人はお付き合いしていたんですか?っていうか、何ですか思い人って!?」

そう、さっきから二人そろって思い人思い人って言ってるけど、私が誰の思い人なんですかーっ!!?

「まあまあ落ち着いてよ」
「…落ち着きます。なのでさっきの説明をしてください」
「ワー…メガワラッテナイ…」



「そうなんですか…?」
「そう。そーゆーことだよ。ね、心結」
「そーなの!いやぁ、でもまさか両思いだなんて…」
「そ、それは言わないでください!恥ずかしいです!」

二人の話を要約するとこう。

まず、水城先輩と黒田先輩は何か月か前からお付き合いをしている。
で、今日の初デートに緊張していた水城先輩が、井上君に「黒田君がデートの時言いそうなことを言って!予行練習したい!」と頼んで練習していた。
それが、私の勘違いの原因を作り出した、
「心結、今日もかわいー」
「は、恥ずかしいから、やめてよっ」
あの会話。

で、井上君は私に好意を持っている、と…。
つまり…その…えっとぉ、両想い、ってわけで。

「ま、井上も君から告白されて断りはしないだろうから。告白しても大丈夫だよ」
「そうそう!じゃあ頑張ってね!」

前向きなお言葉をもらって、二人と別れる。

そのあとは、カフェに入って明里と告白の計画を練る。
告白に計画を練る必要があるのか、と思うけど、念には念を。
っていうか、こうしないと心配だし。

——そして、この計画を実行するのは…明日。

Re: 雨のち晴れの恋愛模様。 ( No.34 )
日時: 2016/07/11 15:48
名前: ももたん ◆hjAE94JkIU (ID: RKif8kSb)

はい、ついにクライマックスですね。ってことで次話で完結です!

作者がずっと書きたかったこのシーン。
まさかのいただいたオリキャラ同士がくっつくという…。
アイディア提供者のお二方、本当にありがとうございます。
飄々君と不思議系天然っ子ちゃんのカップリング…。いいですね。ってことでこうなりました。

で、以前「きっと井上君と水城先輩は、親戚なんだよ!」と前向きに予想してくれた方に、私は何とも偉そうに上から目線で「どうですかねぇ…」などとお答えしていましたが。

正直その発想には驚きました。

ほら、私バカなので。そういう恋愛小説にあるシチュエーション(?)が思い浮かばなかったんですよ…。

…今までいろいろありましたが、ついに最終話。

ぜひ、お楽しみください!

Re: 雨のち晴れの恋愛模様。 ( No.35 )
日時: 2016/07/11 16:01
名前: ももたん ◆hjAE94JkIU (ID: RKif8kSb)

晴れの章 2『あとすこしふみだせばきっと』

「さようならー」

帰りのあいさつをして、みんなが教室から出ていくのを見ながら、私も教室から出る。

けれど、向かう方向は違う。私は今から裏庭へ向かう。



「…よしっ」

我ながらベタな告白考えたなぁ…と思いつつ、気合を入れる。

丁度その時、こっちへ向かってくる足音がした。

はっと足音がするほうを向くと、居たのは私が呼び出した人。

「あ、美月さん。待たせてごめん」
「いやいや!私だって今来たばっかりだから。大丈夫。…急に呼び出してごめんね。大丈夫だった?その…時間とか」
「ああ、うん。水城先輩…あ、ほら、うちの部活のマネやってるから、あの人。直ぐオッケーもらえたし。むしろ『早く行ってらっしゃい!』って言われたくらいだから」
「そっか。それなら、よかった」

大きく、静かに息を吸う。

「あのね、井上君」
「うん?」
「私…私、井上君のことがす——「まって!」

言葉をさえぎられる。

「あっ、ごめん。でも、それは俺に言わせて」
「…うん。私も井上君から言ってもらいたい」

次は、井上君が息を吸う。

「俺は、美月さんのことが好きです。付き合ってください!」

「っ…はいっ!」

二人で笑って、二人で抱き合って、二人で同じ喜びを共有する。

奇跡は小説だけじゃない。

現実にも、あるんだ。

—happy end—


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