コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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君を想って三万里 《お知らせあり》
日時: 2016/05/11 16:35
名前: こん (ID: q6B8cvef)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode=view&no=41665

君が好き。
そうして僕は旅に出る。

アフロな彼女を想うリーゼントな僕のありそうでなさそうな物語。


こんにちは!
こん、と申します。

私の友達がこの話をかきこに載せて欲しいと熱く要望してきたので載せさせていただくことにいたしました。

この物語は作者が半年間でなんとなく書き連ねたものを少し修正して載せさせていただきます。
小説の成り立ちなどあまり気にせずにただ突っ走って書いたものなので、展開が速すぎるところが多いです。
あまりに速すぎたら、
「作者ここすっ飛ばしすぎだよ」
と笑っていただければ幸いです´д` ;
最後まで話は出来ているので、更新はテンポ良くできると思います。

そんな作品ではありますが、作者は結構この話の内容を気に入ってますので、最後までお付き合い頂けたら…と思います。
感想など頂けたら嬉しいです。(^ν^)
よろしくお願いします!


〜お知らせ〜

どみのさんがこの物語のpast storyを書いてくれることになりました。
上記にURLを貼りましたので、併せてご覧ください。
2016.05.11


スレッド設立日:2016.04.08


《お客様》
・どみの さん
・hinn さん
・四つ葉 さん


《作者の他の作品》
・私の好きな、あいつ。
・気まま自由な短編小説
・空腹キケンちゅういほう
・私はあの時恋をして、あいつはその時こう思う。

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Re: 君を想って三万里 ( No.8 )
日時: 2016/04/10 21:19
名前: 四つ葉 (ID: SkZASf/Y)

よし、コメントできたです!
前から、こんさんの小説は読んでいて、面白いし、読んでいて続きが気になってくるような作品ばかりだなーと思ってました!
更新、頑張って下さい!
気になって夜が寝れない←

Re: 君を想って三万里 ( No.9 )
日時: 2016/04/12 12:37
名前: こん (ID: JDkUYYgc)

>>四つ葉 さん

コメントありがとうございます!!
そんな風に言ってもらえて嬉しいです。
ね、寝れないなんて…ね、寝てください!
頑張って更新します。

四つ葉さんの小説にも、また行きます!

Re: 君を想って三万里 ( No.10 )
日時: 2016/04/12 15:39
名前: こん (ID: q6B8cvef)

第一章 世界を三万里2


「なぜ、あなたはこのようなことをしたのですか?」



(…すごい)



感動。

俺は今、すごく感動している。



それは取り調べ室で日本語の通訳をしてくれている男の言葉だった。



久しぶりに日本語を聞いた。

話が通じる。

嬉しい。



その人の話によると、僕は逮捕されたらしい。

日本の新潟から泳ぎだし、勝手に国境を越えてきたのが罪に問われている。



ではなぜ、逮捕までにこんな時間がかかったのか。

…それは。



取り押さえようにも、泳ぐのが速すぎてできなかったという。

しかもその後、マッハの速度で砂漠へ向かったため、捕まえられなかったようだ。

(服を乾かすためだと推定されている。)



そして、指名手配となっていたらしい。

(リーゼントという髪型のおかげで、人物特定は割と簡単だったよう。)



「聞いていますか?」
「…あ、はい。聞いてます。…あの、実は僕、日本でとてもショックな事があって…気がついたら砂漠にいたんです。」
「それは、本当ですか?」
「はい。」





その数日後。

僕は中国(上海だったらしい)で裁判を受けた。



判決はというと。



精神的なものとされ、特に大きな罪とはされなかった。

これから病院で療養をし、その後に帰国するという形になった。

〈つづく〉

Re: 君を想って三万里 ( No.11 )
日時: 2016/04/13 15:45
名前: こん (ID: q6B8cvef)

第一章 世界を三万里3


「星野さん、今日の気分はいかがですか?」
「上々です。」



やばい、

どうしよう。



病院に来てはや5日。


なんと、

中国語を身に付けていた。



そして。

なにがやばいかというと。



「今日の髪型も、ものすごくかっこいいです!星野さんっ。」

リーゼント、という髪型に看護師(女子)たちがきゃあきゃあ騒ぐ。

どうやら僕は今、モテ期のようだ。



(いやぁ、困るなあ〜。どうしよう〜〜。)



毎日毎日、病院中の看護師全員が訪れる。

どの子もかわいくて、ついにやけてしまう。



(だめだ、だめだ。硬派なイメージを保たなくては。)



顔がゆるんでいくのを抑えるだけで一苦労だ。



僕はその中でも特に気になる子が1人いる。



「星野さん。」
「はぁい!いらっしゃい。」

うわあ、今日もかわいい。

ほんとかわいいって罪だな。



彼女の名はMomoka Arashiyama(嵐山 桃香)。

日本人だ。

彼女のお父さんがここの病院の院長で、10年前に日本からこちらへ家族でやってきたという。



彼女とは日本語でしゃべる。

彼女は家族以外で日本語を話せるのが嬉しいらしい。

「今日もモモちゃんかわいいね。」
「そうですか?ありがとうございます。そう言ってくれるのは星野さんくらいです。」
「そう?僕、モモちゃんすごくかわいいと思うけどな。」

モモちゃんは身長152cmと小さく、きゃしゃだ。



彼女の魅力はなんといっても髪型だ。

今日も美しいパンチパーマだ。

<つづき>

Re: 君を想って三万里 ( No.12 )
日時: 2016/05/11 16:00
名前: こん (ID: q6B8cvef)

第一章 世界を三万里4


「そろそろ君は退院してもいいかもな。」
「…そうですか。」

ああ。

ついにこの日が来てしまった。


日本に帰ればモモちゃんに会えなくなってしまう。


しかし。

院長はこう言った。

「君は日本に帰りたいのか。」
「…え。」

心の中を覗かれたのだろうか。

驚いて院長を見ていたが、そう聞いてきた理由は案外簡単だった。

「君はかなり精神的ショックを受けて日本を出てきた。だから、もう少し帰りたくないんじゃないのかと思ってね。」

なるほど。

まあ、それも間違ってはいない。


僕はヒ1つ頷いた。

すると院長は笑う。

「まあ、私の力を使ってこの国に少し止めておくことはできるんだよ。」

…。

…え。

…んんん?



…え、ラッキー。

「お…お願いしますっ!!」

僕はまだモモちゃんから離れたくない。

できるものならここに残りたい。

「じゃあ、君はこれから私の家にくればいい。」

その言葉に舞い上がる。



モモちゃんと同じ家に住める!!!

最高ジャン!!!



「ただし、条件が一つある。」

…。

条件?

「…なんでしょう?」

おずおずと聞いてみる。

大変な条件を付けられたらどうしようか。

「モモを一度イタリアへ連れて行きたい。…そう思って今まで過ごしてきたが、どうしても忙しくね。全然連れて行くことができない。…そこで、君に連れて行って欲しいと考えているのだが。」

…。

い、た、り、あ???



(イタリア…イタリア…)



なんておいしい条件なんだ。

イタリアへは一度行ってみたかった。



チャンスじゃん!



モモちゃんと一緒にイタリアへ行ける!




「僕、イタリアへ行きます!ぜひ、行かせてください!」





こうして3日後、モモちゃんと共にイタリアへ向かうことになった。

〈つづく〉


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