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サイダーと恋を知ったあの夏の僕等。【短編集】
日時: 2016/04/14 20:37
名前: 湯呑ゆざめ (ID: HT/LCIMm)

今回は短編集です。

どんどん、テイストが違うものにチャレンジしてきますっ


十話完結くらいですよー。爽やか爽やかテイスト。うん((


theme

「この壊れそうな溢れる気持ちは全部全部君のせい。」

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Re: ソーダアイスとあの夏の僕等。【短編集】 ( No.1 )
日時: 2016/04/13 21:49
名前: 湯呑ゆざめ (ID: HT/LCIMm)


≫飴玉メロディー


ふと、口ずさむ歌ってある。なんだか、気づいたら考える曲。

それと一緒で最近ふとした時、

眠りにつくほんの少し前とか、朝目覚めた時だとか。なんでか、

君の事を考える。授業中、前の君の背中を見てやっぱ男の子なんだ、

とか。それで、その度に胸が痛んでどうしようもなく切ないんだ。
それは、まるで窓から覗く水色の大空みたいに。





;;;


あ、やば。今ウトウトしちゃったよ。つい、こくっとしてしまい

むいっとほっぺたを抓る。テスト近いのに、ダメでしょ。

それでも、眠気は襲ってくる。先生はさっき自習でいいよー、と

どこかへ行ってしまった。これはもう寝ちゃう。私は頬杖をつき

眠りにおちた。



:::


しばらく、した頃だろうか。聞き覚えのあるメロディーに気づき起きる

ちょっぴり低い声変わりした声。寝惚けた私はつい言ってしまう。


「あ、その曲××でしょ?」
君は一瞬驚いて、

「うん、あれ良いよな。」

「私もそう思う!」

「おー、合うね〜、じゃあこれあげる。」

少年みたいにあどけなく笑って差し出された手にはソーダキャンディー

胸がぎゅっとなり、顔が熱くなってふわふわした。それはきっと一瞬で


そして今、私の恋の旋律が一ページめくられ、

二人分のメロディーが、爽やかな味に乗って青空に溶けて行った。




end


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