コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 恋を知らない君へ紡ぐプロローグ。【短編集】
- 日時: 2016/04/23 07:04
- 名前: 湯呑ゆざめ (ID: ovLely7v)
ども、こんにちは。先日駄作者大会全国決勝で優勝致しましたありがとうございまS((殴
うそです、ごめんなさい。最近三作ほどスレを立てて
更新してなくて「なんやこいつ…迷惑…」と思われてる方もいる
かもです。や、事情はあるんですよ?.。o○
まあまあ、それは一旦置いといて←
今回は一癖も二癖もスパイスを効かせた女の子達のお話です。
砂糖まみれの優しい嘘を?
※誹謗中傷禁止
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- Re: 恋を知らない君へ紡ぐプロローグ。【短編集】 ( No.1 )
- 日時: 2016/04/24 07:46
- 名前: 湯呑ゆざめ (ID: ovLely7v)
≫夜闇のキラキラ
恋は人を変えるというけれど、恋は景色をも変える。
今までぼんやりとしていた景色がくるりと変わる。
キラキラが散らばって、胸がきゅっと締め付けられる。
私を好きになるだなんて高望みはしない。でも、頭ではわかってるのに
ココロはこんなに君を望んでる。不可能だとわかるたび、私の胸が
チクチクと痛む。
授業中。肩を叩かれ振り向くと後ろに君の顔。少年みたいな笑顔を浮かべて、ノートの切れ端を渡される。
そこには、「おなかへった。」私はなるべく綺麗に書こうとゆっくり
「私も。」と書いて手渡す。
少しして、「すきなひといんの」話とんでるなと思いつつ
わざとらしく脈打つ心臓を押さえつけ「いるよ、そっちは?」
すぐ、かえってくる。「いるよ、秘密。」
その、秘密になんだかふわふわして胸が切ない。振り向けば、
さっきとは違う照れたような瞳でくしゃっと笑う。
顔が近づいて「ひみつ」と楽しげに囁くと
にへらっと破顔した。
また今日も眠れない。
きっと夜闇のキラキラに今日も飛び込んでゆく。
end
- Re: 恋を知らない君へ紡ぐプロローグ。【短編集】 ( No.2 )
- 日時: 2016/04/24 15:21
- 名前: 湯呑ゆざめ (ID: ovLely7v)
≫春風が開くセカイ
古びた公園のベンチに座る午後二時。不思議と子供の姿はなくて、
静かな公園に柔らかな春風がゆうらりと吹き、注ぐ日差しに
桜の花びらが時折ちらちらと煌めきながら舞い落ちていく。
ページを捲る手を止め、ほう、と息をつき私はその春をながめる。
ぱっつりと切り揃えた黒髪を手櫛ですき、また本の世界へ入ってく。
みんなが、彼氏だ恋だと騒ぎ立てる華の高校生だが、正直私にはぴんと
来ないのだ。
だって、こうして本を読むのは楽しいし素敵だもの。現実は冷たく凍って、いつだって薄くて固い膜がはられてるんだ。
凍える夜は、甘い恋を。
落ち込んだ日は、笑える本を。
息苦しい日は、冒険の本を。
友達と本の意見を言い合うのもおもしろい。けれど、いつしかホンモノ
に憧れて。
恋をしてく。焦る気持ちもあるけれど、今はいい。
だって、いつか運命の人に出会ったとき、今まで見てきたたくさんの
セカイを私の言葉で紡ぐことができる。
だから、その時まで。ゆっくりと瞼を閉じる。
夢見る少女はホンモノを知らない。
レンズの奥の歪曲した世界の中。
end
- Re: 恋を知らない君へ紡ぐプロローグ。【短編集】 ( No.3 )
- 日時: 2016/04/26 21:37
- 名前: こん (ID: /eEAG2r9)
こんばんは!
おひさしぶりー!!
合作の件について話し合いたいので、keepoutまでお越しくださいませ!!
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