コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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友情  〜仲間との絆〜
日時: 2016/06/11 14:47
名前: 水原 清 (ID: 16oPA8.M)

初めまして、水原清です!初めて名前を聞く人が多いと思います。私としては、前回、桜井玲という名前ででていますが。桜井玲を知っている方は、コメをよろしくお願いします!まあ、それはさておき、新たな小説を立ち上げます!久しぶりですが、よろしくお願いします!!!


登場人物

花畑 蕾 (はなばた つぼみ)

ファッション好きで男勝り。好奇心旺盛で、珍しい物が、大好き。


橘 瑠美 (たちばな るみ)

双子の姉。しっかりしていて、気前がいい。


橘 瑠香 (たちばな るか)

双子の妹。気弱で引っ込み思案。


空山 美土里 (そらやま みどり)

蕾と小さい頃からの幼馴染。人見知りで、いつも蕾に振り回されるが、蕾のことを尊敬している。


笹川 蓮 (ささかわ れん)

美土里の家の近所に住んでいる。学校では普通に振舞っているが、ひそかに美土里に好意を抱いている。


芽端 洸弥 (めばた こうや)

蓮の友人。ジョークでの盛上げ役。落ち込んでも、立ち直りが早い、気さくな性格。


古羽 爽 (ふるわ そう)

隣町から引っ越してきた転校生。あまりの人数の少なさや、人数が少ないのに笑いが絶えないことに驚き、7人目の生徒として仲間入りする。

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友情  〜仲間との絆〜 ( No.1 )
日時: 2016/06/11 17:11
名前: 水原 清 (ID: 16oPA8.M)

ガラガラガラッ!!!!!!!!!!!!!!!
「おっはよーーーーーーーー!!!!!!」
私、花畑蕾。
誰もいない教室に、大声で挨拶をする。
なぜかっていうと、その方がスッキリするから。
まあ、特にこれといった理由はないんだけどね。
変な人って思う人もいるかもしれないけど、私にとっては、大声で挨拶って言うのは、1番心が安らぐんだ。
話は変わるけど、私が通っているこの学校は、全校で、6人しかいない。
ね、すっごい少ないでしょ。
他校では、100人越えなんてちょろいんだって。
だから、私の声は、教室にこだました。
そして、いつもどおり、机に向かった。
すると・・・・・・。
「おおーっす!おっはー。花畑。」
私は、びっくりして、ヒッと声を漏らした。
だって、シーンと静まり返った教室で声がするなんて、びっくりする以外に何があっるつーの!
マジ、ミステリー!!!!!
つーか、いっつも私が1番早く学校に来るのに。
とにかく、私は、声がしたほうに振り返った。
そして、声がした方向を見て、私は唖然とした。
なんと、声がしたところは、そそそ、掃除用具ロッカー!?!?
な、何で掃除用具ロッカーなの?
えっ、で、でも、ちゃんと、掃除用具ロッカーだったよ!
絶対おかしいでしょ!?
というか、ありえないんですけど・・・・・・。
私は、びくびくしながらも、好奇心で、胸が高まった。
そして、恐る恐る掃除用具ロッカーに近づいて、扉を開けてみると・・・・・・。
そこには、足でバケツをひっくり返し、肩にほうきをかけ、頭には、ぶらさげていた雑巾とか、モップをかけた洸弥がいた。
「こ、洸弥?な、なんで・・・こ、洸弥がいるわけ?」
私は、びっくりしすぎて、口が半開きの状態になった。
「おいおいお〜い!そんなに驚くことないだろ〜。
 だいたい花畑〜、口開けてると、蜘蛛の巣張るぞ〜。」
洸弥は、掃除用具ロッカーで、ゴトゴト音をたてながら、陽気に言った。
彼の名前は芽端洸弥。
学級のムードメーカーで、どんな困難もなんなく乗り越える。
ある意味天才なのかな?
「ちょっと洸弥!驚かさないでよ。マジびっくりした〜。
 というか洸弥、いっつも遅れてくるくせに、今日は早いね。」
そう、洸弥はいつも遅刻して先生に怒られるの。
いつもだよ。
いつも。
すると、洸弥はにんまりしながら言った。
「まあまあ、そんな事いわずにさ〜。
 なんかさ、今日は早く行きたい気分だったんだよ。気分だよ。
 気分♪」
私と洸弥が言い争っていると、みんなが来た。
私と洸弥は、そこで一旦会話を終了。
私たちは、みんなの輪の中に入って、おしゃべりをした。
えっ、何を話してたかって?
えっとね〜、芸能人の話が盛り上がったな〜。
あ、あと、洸弥の早朝事件の話もしたよ。
まあ、盛り上がってたら、先生が来て、「授業だ授業だ〜!みんな席につけ〜!」って号令をかけた。
ウチの担任の先生は、優しいんだけど、なんていうか、その〜、KYなんだよ。
KYってわかる?
えっとね〜、空気読めないっていう意味。
あ、このこと内緒だよ。
怒られちゃうからね。
まあ、今日も、いつもどおり、平凡な1日がスタートした。

友情  〜仲間との絆〜 ( No.2 )
日時: 2016/05/07 19:05
名前: 水原 清 (ID: 16oPA8.M)

キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン!
ふう〜、終わった〜!!!!!!
学校生活は好きだけど、勉強は嫌いなんだよね〜。
私が勉強道具を机に戻していると、「蕾ちゃ〜ん。」と、声がかかった。
「何〜?」と言って、声がした方を向いた。
声をかけたのは、後ろの席の空山美土里だった。
美土里は、私の親友で、小さい頃からの幼馴染。
人見知りだけど、めちゃくちゃ頭が良くて、いろんなアドバイスをくれるんだ。
「蕾ちゃん、庭園で遊ぼうよ。」
私は、美土里が誘ってくるなんて、珍しいな〜、と思いながらも、okした。
だって、いつもは私が誘うから、美土里から来るなんて、ありえないんだもん。
私達は、廊下を歩きながら、
「何して遊ぶ?」
「かくれんぼは?」
「えー、なんか普通すぎない?」
「じゃあ、ベンチでおしゃべりしない?」
「いいよ、美土里のやりたいことで。
 だいたい美土里が誘ってきたんだし。」
と、会話を交わしながら、庭園に向かった。

友情  〜仲間との絆〜 ( No.3 )
日時: 2016/06/12 11:37
名前: 水原 清 (ID: 16oPA8.M)

私と美土里が廊下を歩いていると、後ろから、走ってくる足音がした。
誰だろうと気になっていると、「花畑〜。空山さ〜ん。」と、声をかけられた。
後ろを振り向くと、蓮君が走ってきた。
彼の名前は、笹川蓮君。
美土里の家の近所に住んでいて、かっこいいけど、シャイなんだよ。
でも、そんなところが美土里をキュンキュンさせるんだよ。
あっ、もしかして、知らなかった?
ゴメン、美土里に、言うの内緒にさせられてたんだよね〜。
実はね、美土里は、蓮君のことが好きなんだよ。
まあ、近所だから、蓮君の秘密をいっぱい知っているせいかもしれないし、彼が持っている魅力に惹かれたのかもしれないし。
好きな人が近所に住んでいたら、毎日がハッピーだよね!
私だったら、ウハウハしていて、眠れないけどね。
とにかく、好きに理由なんていらないよね。
「蓮君、どうかした?」
私が声をかけると、蓮君が言った。
「花畑と空山さん、庭園に行くって聞いたんだけど、
 俺も一緒でいいかな?俺も行こうと思ってたんだけど、
 大勢のほうが楽しいかなって思ってさ。」
私はニコニコしながら、これはチャンスだ!と思って、okした。
「うん、全然okだよ。
 それにさっき、美土里がね、蓮君みたいな白馬の王子様が一緒だったら、 楽園なんてもんじゃないって言ってたし。」
すると、予想どおり、蓮君が顔を真っ赤にして、下を向いた。
「え?え?え?私、言ってないよ?
 というか、私、そんな語力ないんだけど。
 笹川君、信じちゃダメだよ?」
美土里は、あまりの出来事に、目が点になっている。
もう、2人とも、可愛すぎる〜!!!!!!
えっ、どうして蓮君が顔を真っ赤にしたかって?
それは、シャイってこともあるけど、蓮君は、美土里の事好きなんだもん。
だから、蓮君は、美土里のことをさんづけで呼ぶんだよ。
名字にね。
下の名前で呼ぶのが恥ずかしいのか。
えへへ、というわけで、私、いろんな人から頼み事とか、恋愛相談とかされてるから、情報いっぱい持ってるんだよ。
洸弥からも来てるんだよ。
洸弥ったら、マジサイテー!
瑠美ちゃんと瑠香ちゃんに、ふたまたかけてるんだから!
もう、洸弥なんて、どうにでもなっちゃえ!!!!!!
まあ、あんなヤツはほっといて。
つまり、蓮君からも相談がきたってわけ。
私、2人の恋を応援したいんだよ。
「まあまあ、2人とも、赤面してないで、行こうよ、庭園。
 休憩時間が終わっちゃうよ!」
よおし、こうなったら、とことん2人をカップルへの道に導かなくちゃ。
「蕾ちゃん、まだまだ時間あるよ。」
「花畑、そんなにせかさないで、気楽に行こうよ、気楽にさ。」
もう、親友とイケメンに言われたら、はむかえないじゃん。
2人とも、恐るべし、恋愛の力!!!
というわけで、私たちは、カタツムリも呆れるほどのゆっくりペースで
庭園に向かった。










友情  〜仲間との絆〜 ( No.4 )
日時: 2016/06/17 16:09
名前: 水原 清 (ID: 16oPA8.M)

私たちが廊下で、お笑い芸人の話をしていると、瑠美ちゃんと瑠香ちゃんが来た。
彼女たちは、双子の姉妹。
姉が、橘瑠美ちゃんで、妹が、橘瑠香ちゃん。
「蓮君、美土里ちゃん、どこ行くの?あっ、蕾も。」
「えっとね、今から庭園で遊ぶところ。つーか、今瑠美ちゃんさ〜、さ りげなく私のこと忘れたよね!」
「え〜!そんなことないよ〜。何言ってるの〜?ひっど〜い!」
まったく!
瑠美ちゃんって、可愛いけど意地悪!
私と瑠美ちゃんが言い争っていたら、美土里と瑠香ちゃんがなだめてきた。
「「もう、2人とも、やめてよ!!」」
その一言で、私たちは静かになった。
だって、そりゃびっくりするよ!!!
人見知りで、友達ともあまり話さない美土里と、引っ込み思案で、ほとんど無言の瑠香ちゃんが、私たちに注意してくるなんて!
ほら、瑠美ちゃんだって、パッチリした目を、いつも以上に大きくしてる。
相当、びっくりしたみたい。
「あ、で、君たち双子は、いったい何の用かな?」
良かった、蓮君が本題に戻してくれて。
蓮君、サンキュ!
天使です、はい、ありがとう、蓮君。
「いや〜、特にこれといった理由はないんだけどね。
 ウチラも、アンタラについて行こうかなってさ。」
な〜んだ、なら安心した。
だって、喧嘩挑みに来たのかと思ったんだもん。
ほら、瑠美ちゃんって、喧嘩が強いからさ〜。
私、瑠美ちゃんんに殺られて、短い一生を終えるのかと思った!!!!
「ふーん。庭園でおしゃべりとか、そんなことだけど、いいの?」
「全然!何でもいいよ。瑠香は?」
「うん、何でもokだよ。」
よし、じゃあ、決まりということで、1杯いきますか!
「ねえ、蕾ちゃん、へんなこと考えてるでしょ!?」
「えっ、な、何のことかな〜。変なこと?そんなの、考えるわけない  じゃん。」
げげげ、さすが美土里。
長年の付き合いで、そんなに私のことが分かってしまうのか・・・・。
恐ろしすぎますな〜。
「怪しいな〜。まあ、いいや。蓮君が先に行っちゃったし。瑠美ちゃん も、瑠香ちゃんも、行こう。ほら、蕾ちゃんも!」
はいはい、行きますよ。
良い子はマネしちゃいけないことだけど、私たちは、廊下をダッシュして、タイムを競い合いながら、外に向かって走った。





















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