コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 恋は幸せ
- 日時: 2016/04/30 18:37
- 名前: miya (ID: 5G1Y6ug9)
ふいに、私が思うことがある。私は、何のために生きたらいいんだろう?と、勉強がいや、自分が嫌い、そんなに楽しいこともない。ゲームやマンガは好きだけれど,生きがいにするには何かが足りない。もっと、毎日を楽しみたい。そう思うほど、私はむなしくなってくる。けれど、恋愛もののマンガを読むたびに思う。恋がしたい。両思いじゃなくても、毎日ドキドキしたい。現実は、楽しい恋ばかりじゃなくても、恋がしたい。それが私の一番の願いだった。
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- Re: 恋が幸せ ( No.1 )
- 日時: 2016/04/30 18:39
- 名前: miya (ID: 5G1Y6ug9)
「お前だけを愛してるから、他の何を捨ててもいい。」
・・・
ガッシャーン!!!
「結菜ちゃん!目が覚めたの?」
誰かが私の顔を心配そうにのぞいてきた。だれ?分からない。私の知り合いなの?
あなたは誰ですか?
聞こうと思っても声が出ない。だって、私はこの人を知っている気がするから・・・。
- Re: 恋は幸せ ( No.2 )
- 日時: 2016/05/02 08:38
- 名前: miya (ID: 5G1Y6ug9)
「おはよ〜」
高校に入学してすぐにはなしかけてくれた玲奈。私たちは、今年で高 校2年生になる。
「おはよう、玲奈」
「はぁ〜」
玲奈は大きなため息をついた。
「?」
「結菜、あんたは気にならないの?今年の担任」
「あぁ〜!めっちゃ気になる」
「やっぱり。・・それにしても、いつもなら担任が気になりすぎてずっ とそわそわしてるくせに、結菜今日はどうしたの?」
「多分,今朝の夢のせい」
「どんな夢見たの?」
「内容はよく覚えてないんだけど、すごく嫌な夢。それだけは分かる。
それに、朝起きたら体中が汗でびっしょりだったから」
「そうなんだ、でも、早く忘れなよ。」
玲奈は、ね!というようにあごを動かした。
- Re: 恋は幸せ ( No.3 )
- 日時: 2016/05/02 09:49
- 名前: miya (ID: 5G1Y6ug9)
「本校の生徒にふさわしく、かつ勉学、部活等ともに充実した日々を送 ってください。」
「全校生起立!礼!」
「超つまんなかったね」
「そうだけど、まぁ、いつものことだし。それに、前は私たちがあんな 感じだったのかな、って思うとちょっと感慨深かったし」
「結菜って、本当感受性豊かだよね」
ガラッ!
「キャー」「やった〜」「かっこいい」
入ってきたのは、ここ零下高校で一番といっても過言ではないほど
教えるのが上手く、イケメンだ。
玲奈が、私の方を見て、ガッツポーズをしている。
「静かに!」
と、先生が怒鳴った。しかし、その後そんな自分に照れたのか、コホ ン!と咳払いをして
「え−、みんな知ってると思うんだけど、数Yの先生で名前は、梶井だ」
そう言って、黒板に大きく 梶井 と書いた。
「まぁ、始めだし、一応質問ある奴は答えるぞ」
すると、誰かが手を挙げた。
「何だ」
「先生のしたの名前はなんですか?」
「え〜っと、それはいえません」
「何でですか〜」と、口々にみんなが言う。先生は困っている。
「俺は自分のなまえがきらいなんだよ、だから、まぁ、機会があったら そのうちな」
「別に、いいじゃないですか!何で自分の名前が嫌いなんですか」
「だぁ〜!もう!おんなっぽいからだよ!」
先生は恥ずかしそうに言った。
「かわいい〜」女子が騒ぐ。
確かに、ちょっとかわいいかも。
「先生は,彼女いるんですか?」
「はい、もう質問タイム終わり」
明らかに質問をさけた先生にみんな文句を言っている。
キーンコーンカーンコーン。
チャイムがなりみんな残念そうにしていた。
- Re: 恋は幸せ ( No.4 )
- 日時: 2016/05/02 16:11
- 名前: miya (ID: 5G1Y6ug9)
「もうほんっと嬉しい!」
授業が終わるなり、興奮で顔を赤くした玲奈が駆け寄ってきた。
「うん、確かに。かなりタイプ」
「うわ、結菜がタイプだったらあたしは諦めなきゃだ〜」
「何で?」
「だって、結菜可愛いし、頭いいし、絶対先生のお気に入りになるも ん」
そんなことない。玲奈は私を買いかぶりすぎだ。
「あ、久野。放課後、数研室にきてくれ」
え?何でわたし何だろう。
「ほら、言ったでしょ!いいなぁ〜、結菜。あの梶井先生に呼び出され るなんて」
違うと思うけど、ほんとなんで私なんだろ。
放課後になり、私は数研室に向かうと、ドアが開いていた。
私は少しのぞいてみた。
すると、先生は困ったようなつらそうな顔で何かを見ていた。
(・・・あれは、写真?)もっとよく見ようとして、体を乗り出すと
ガタッ。
(しまった!)
「っ、久野!来たなら声をかけなさい」といって、ガサガサとはがきを
どこかに隠してしまった。
「先生、今何みてたんですか?」
「何でもない」
気になる。私は先生が隠していたらへんを探してみた。
それは、綺麗な、女の人の写真だった。
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