コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- Youthは輝いている。Part 2
- 日時: 2016/05/02 00:48
- 名前: ラニ (ID: 7jcCv.R/)
私はキミに恋をした。
年の差だし
キミがいつ
同い年の女の子や年下の子に
好きになってもおかしくない状態なのに
私はキミに **永遠の恋** をした。
年の差×恋愛
如月 薫16歳
私がした恋は結構大変です!!
どうもラニです。
えっとちょっと前に投稿させてもらった「Youthは輝いている。」のPart 2です。同時にやらせていただくので片方に投稿する時もありますが、のんびりと投稿させていただきます。
さて、今回の「恋愛」のテーマは(なんか偉そうですが)先程書きました通り「年の差」というテーマにさせていただきました!
いいですよね、年の差!
一回でいいからカッコいい年上の(または年下の)人と付き合ってみたいという人がいると思んですよね!
そんな憧れを今回めーいっぱい詰め込ませていただきたいと思います!!
それとPart 2とYouthは輝いている。Part 1?は繋がっているところもあるので、気づいてくれるといいな(。-_-。)
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- Re: Youthは輝いている。Part 2 ( No.1 )
- 日時: 2016/06/23 16:11
- 名前: ラニ (ID: vfLh5g7F)
春。
サッカーの試合。
子供の親の声援。
フェンスを掴むとガシャガシャと音がした。
そして…。
サァァアア
そして、たくさんいる人の中でひときわ輝くキミを見た瞬間。
桜の花びらが風に乗って空へ飛んでいった。
運命だって思った。いわゆる…ひと目惚れだった。
「光流ーお皿、戸棚から出しといてー」
ほぼ棒読み。
「わかったー」
こちらも棒読み。
ガチャガチャと皿の取る音がする。
それと、溶いといた卵を、サラダ油を先に塗っておいたフライパンに入れる。
ジュー
表現するならまさしく「ジュー」の音だった。
如月 薫(きさらぎ かおる)16歳。
今年から湊坂高校二年生。男子バスケ部(略して男バス)のマネージャーやってます。
成績は…機会があればまたということで。
「光流ーそろそろ学校に行かなきゃダメだよー」
靴を履きながらリビングに聞こえるように言う。さっきからピコピコとゲームばっかりして、と頭の中では怒りまくっているが。
「うーん」
空返事。それに少しイラッとしたがすぐに冷静さを取り戻す。
如月 光流(みつる)。
2歳年下の弟で今年から受験生だというのに。勉強しなくていいのやら。いや、うん、勉強しなくちゃいけないのだけれど。
「いってきまーす」
「いってらー」
そんな言葉を交わす。顔は見てないけど。
「あ、そーいえば光流!もうすぐサッカーの試合だったよね?あれ私も行くから」
「わかったけど、よけーな事すんなよ」
はいはい、ともう一度ドアを開ける。
「じゃ、いってきまーす!」
今度は返事がない。
まぁいつもの事だからいいけど、と自転車を取りに行く。
中学の時は一度、自転車で行った事があるがその時あまりにもきつかったためそれから自転車で行くのをやめた。高校は中学より近かったから自転車で通っている。
(その日、めちゃくちゃ暑くて余計に疲れちゃって倒れたんだよな、それにあの時、助けてくれた人誰だったんだろう?私よりも背が高かったよーな)
軽くブレーキを掛けながら坂を下る。
前には、電柱と高校生の男の子がいる。男の子…。ん?え!あ、ああぶない!!
「どいてどいてどいてぇえええー!」
「へ?わ!あぁぁぁああー!!」
ブレーキを強く握る。だけどうまく止まってくれない。もうダメだ、と男の子と薫は思った。その時だ。
「兄ちゃん!」
男の子の後ろから中学生くらいの男の子が出てきて、薫の自転車のカゴを押さえつける。勢い良く一度、薫の体が飛ばされそうになった。が、なんとか大丈夫。
そんなことより、と男の子の後ろの尻もちをついている男の子を見た。
「大丈夫ですか?!って島田君じゃん!」
「そーゆーあんたは如月先輩じゃないですか!?たとえ、先輩だからって前はちゃんと見てください!」
尻もちをついている春兎が薫に指を差しながら注意する。
「ご、ごめんなさーい!!あ、キミは大丈夫だった!?」
自転車の前で春兎と同じく尻もちをついている男の子に手を差し出しながら聞く。
「大丈夫ですよ。うちの兄ちゃんにも責任がありますから」
差し出された手を取り、その男の子は立ち上がる。
「俺は悪くない!」
春兎が口を膨らませながら言う。
「いいえ、兄ちゃんも悪いです」
ズボンについたホコリを落としながら男の子がそう言った。
「あ、もうこんな時間!では、これで!」
そう言って少年は坂を上って行った。
「あ、あのー島田くん、あの男の子は?」
あの少年の時のように島田 春兎に手を伸ばす。
「ああー翔太のことですか?永山 翔太。俺の従兄弟でこの近くに住んでるんですよ」
「…翔太くん…か」
- Re: Youthは輝いている。Part 2 ( No.2 )
- 日時: 2016/06/23 16:11
- 名前: ラニ (ID: vfLh5g7F)
島田くん情報☆
永山 翔太くん 14歳
湊坂中学校三年生
お父さんが海外にいて、今は日本でお母さんと暮らしている。
- Re: Youthは輝いている。Part 2 ( No.3 )
- 日時: 2016/07/07 18:26
- 名前: ラニ (ID: vfLh5g7F)
ー先輩とマネージャーー
バスケ部
「おっつかれーー!」
ハイ。ドリンクとタオル、と練習を終えた部員たちに渡す。
「じゃあ、10分後にミニゲームするからなー」
『ハイッ!』
コーチにそう言われ部員たちが声を揃えて返事した。
その頃、薫は自分の笛を鞄に取りに行っていた。
鞄は…どこだっけ?
「おーい、かおるんマネージャーっ!ん?どした?」
後ろからいきなり声をかけられた薫は、一度びくりと肩を強張らせたがすぐに後ろを振り返る。
「あ、ナギくん先輩!」
凪良 統矢(なぎり とうや)先輩
男バスのメンバーの一人で、得意はスリーポイントシュート。
「実は鞄をどこに置いたか忘れてしまって」
「え、マジで!?」
うーん、と目を閉じながら考えるポーズをすると何かを思い出したかのように目を開く。
「部室…!そういえば、さっき一年生達がみんなのカバンを部室に持って行ってた!多分その時にかおるんマネージャーのもあったんじゃないかな?」
「ええ!?」
「……ちょーど。オレも忘れ物したの思い出したし、一緒に…いく?」
どこか恥ずかしいそうに手の甲で先輩は自分の口元を隠した。
「そうなんですか?!じゃ、早く行きましょう!ゲームが始まっちゃう!」
先行ってますね、と走りながら振り返り、そう先輩に告げた。
「……マジで気づいてないのかよ」
ぼそっと呟いて走っていく薫の後ろ姿を追う。
- Re: Youthは輝いている。Part 2 ( No.4 )
- 日時: 2017/01/03 15:16
- 名前: ラニ (ID: qlQjtvRq)
まだわからない恋も
まだ誰かに恋することもわからない
このときめきは
いつまでたっても『夢』でしかなくて
けど恋をしたのは年下のキミで
キミが頑張る姿が
何よりも好きで
胸が苦しくなる。
これを恋と言うのなら
1回きりにして。
youthは輝いている。part2 ー完結ー
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