コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 水彩の初夏。《短編集》
- 日時: 2016/05/05 21:34
- 名前: 湯呑ゆざめ&K (ID: y68rktPl)
湯「今回は短編の合作で〜す♪」
K「リクエスト頂けると嬉しいです(^_^)」
湯「では早速↓」
はい、今回は湯呑ゆざめ&Kの短編の合作です。
他の作品があるとかでゆっくり更新になるかもしれませんが、、楽しくやってきたいです!
コメントorリク待ってます!
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- Re: 水彩の初夏。《短編集》 ( No.1 )
- 日時: 2016/05/05 23:55
- 名前: こん (ID: LL/fGGq1)
2人の合作だあ!
楽しみ!!
初コメいただきます!
リクエストいいですか?
2人に、共通のリクエスト。
「初夏の初恋」で!
ダメだったら他のに変えるので言って下され!
- Re: 水彩の初夏。《短編集》 ( No.2 )
- 日時: 2016/05/06 23:34
- 名前: K (ID: y68rktPl)
『初夏の初恋』《こんさんリク》
真夏に近い太陽が照り付ける中、君と隣歩く。
「あっ、、ついね」
手でパタパタと顔を扇いでいるとダルそうな声が返ってきた。
「ったく、何で俺らが買い出し行かないといけないんだよ。暑いし、最悪」
「仕方ないじゃん。ジャンケン、負けちゃったんだから」
「それを言うなよ、ああくそっ!チョキなんか出さなきゃ良かった」
「、、、、」
私は嬉しい。
だって、チョキを出したから今この状況なんだ。
何で嬉しいかって?
そりゃあ、誰でも嬉しいよ。
「おい、ぼさっとすんな。先行くぞ」
「ま、待ってよ!」
私の初恋の人、いや、好きな人。
「背、伸びた?なんかデカくない?」
小学生の頃はチビだったくせに。
「ん?そうかぁ?お前がチビなだけだよ」
「チビじゃないよ!成長期がきてないだけっ」
人のコンプレックスを考えないんだから。
「ハハッ、怒るなよ」
「別に怒ってません〜」
ねぇ、
君が見せるその笑顔は。
私だけに見しているの?
君にとって私は特別?
「ほんと変わってないな」
「そっちこそ」
このやり取りは私だけなのだろうか。
「なぁ」
「ん?」
「お前、好きな奴とかいんの?」
突然の問いかけに頭が回らなかった。
「、、いると思うの?」
「いや聞いてみただけ」
「何よ。それ」
「へぇ、いるんだ」
「いるよ」
私、何言ってんだろ。
暑いせいか頬が熱い。
「当ててよ」
心臓がうるさいぐらい頭に響く。
「プッ、俺だったり?」
「そう思うの?」
意地悪く言うと顔を赤くして、そっぽを向く。
「別にそんなんじゃ「当たり」
蝉の声が響くアスファルトに二人の影が映っていた。
END
- Re: 水彩の初夏。《短編集》 ( No.3 )
- 日時: 2016/05/08 21:07
- 名前: 湯呑ゆざめ (ID: lqUtiDzA)
「悪戯交じりの君の笑顔は。」theme:初夏の初恋
すん、と鼻を鳴らせば春の柔らかく包まれるような風はもうなくて、
昨日降った雨の名残みたいなちょっぴり湿ったさらさらと流れるような
ひやりとした風が、セーラーの襟元から首筋を撫でてゆく。もう、夏が
来るのかもしれない。早朝の期待は胸を騒がせた。
普通だったらまだ、用意してる時間だけれど。
朝練をする君を見たい、なんて少女マンガの主人公みたいだ。
三階にある教室まで早足で駆ける。
教室のドアを開けてみれば、君の姿。いつもなら、もうグラウンドに
行っているのに。
心拍数が上がり、胸が早鐘をうつ。切ない、痛い、嬉しい。
頬が熱くてどうにかなってしまいそうだ。
「お、おはよう・・・」
ぎこちなく震えた私の声音。
「おはよっ」弾み、無邪気な笑顔が私の胸をしめつける。
「そういえば、英語の予習した?」
苦笑交じりの君の言葉。
「う、うん、やったよ!」
目を見て、答える。
「ああー、俺やってねーんだよなあ・・・」
困ったようにこちらを向く。
クルリと表情が変わり、手を合わせ頼み込む姿勢になる。
「あのさ、ノートみせてよ。」
「え、いいのかな・・・」
嫌じゃないんだよ、けど。慣れてなくて困っちゃう。
「うーん、じゃあ木村と俺の秘密って事で!」
宣言して、「あとでよろしくっ」って言って見せた。
ほんの少しの間があって、「なんで、いつも早くきてんの」
言えないよ、言えるわけない。
「うーん、まあ・・・」曖昧に誤魔化す。
「そっちこそ、なんで今日は行かなかった、の?」
強引じゃないよね、確認しながら返す。
「ええー?」
ドアに手をかけたまま君は逡巡する。
「会いたかったから。」
誰に?なんて聞けない。悪戯っ子みたいに二カッと笑って、
教室を出て行った。
頬の熱はひやりとした風でも冷めなくて、心があたたかくて。
これが恋なんだ、そんな少女のイタズラめいた初夏の日。
end
- Re: 水彩の初夏。《短編集》 ( No.4 )
- 日時: 2016/05/08 21:36
- 名前: こん (ID: C6pp1bGb)
二人共、素敵な小説をありがとうございました!!
リクエストがこういう風に綺麗に返ってくると嬉しいですね!
またリクエストに来ます!
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