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- ネコミミ少女との夏休み
- 日時: 2016/05/21 21:02
- 名前: かくたかし (ID: zjmgeTG7)
夏のあさ。
「飼い主ーー、朝ニャ、起きてニャーーー!。」
「うーーーん・・・・・後・・2分・・・。」
少女の元気な声に対して少年の気が抜ける声が部屋に広がった。
元気いっぱいの少女の名前はリン
語尾の「ニャ」と言う言葉の通り「ネコミミ」の少女である。
一方、布団でうずくまって寝ている少年は、羽山 健治郎。
どこにでも居る様なJAZZ研究部所属の中学2年である。
「ねぇ、飼ーーーいーー主ーーー!起きてニャーーーッ!」
リンは急ぎの用事があるかのような声で健治郎を起こした。
しかし、健治郎は身動きひとつとろうともしない。
「もーーー、しょうがないニャねーーーー。」
するとリンは健治郎の耳に口を近づけてささやいた。
「早く起きニャいと〜〜、茜さんに秘密、ばらしちゃいますニャよー。」
「よしっ!!じゃあ朝ご飯の支度をしよう!!。」
すると、健治郎は人が変わったかのように飛び起きて、朝ご飯の支度をするために下へ向かった。
「ニャハッ、この言葉、なかなか便利ニャねー。」
そう言って微笑むと健治郎の後を追って下に向かった。
▽▼▽▼▽
「飼い主ー、このお味噌、美味しいですニャねー。」
「よかったー、気に入ってもらえて。」
白味噌の味噌汁を飲みながら言った。
健治郎は箸とお茶碗を持ったままカレンダーを見た。
(8月7日か・・・宿題は終わったから、今日一日リンと一緒に何かしようかな。)
健治郎は白ご飯を一口食べていった。
「ねぇリン、今日何がしたい?」
「え?、今日遊んでくれるニャか?」
「うん、今日一日一緒に遊んであげるよ。」
「やったー!じゃあ、何をして遊ぼうかニャー♪」
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- Re: ネコミミ少女との夏休み ( No.2 )
- 日時: 2016/05/27 23:34
- 名前: かくたかし (ID: zjmgeTG7)
(やっぱり、リンは可愛いなー。)
健治郎は微笑んだ。
しかし、その微笑みは悲しい顔へと変わった。
(あれから、2年か・・・)
健治郎は、溜め息をついた。
(僕は、あの時、妹を助けられなかったんだから。)
▽▼▽▼▽
- Re: ネコミミ少女との夏休み ( No.3 )
- 日時: 2016/06/16 23:04
- 名前: かくたかし (ID: zjmgeTG7)
こんにちは。
最近、勉強やら部活やらで更新が遅れました。
それでは、続きでゴザル!
▽▲▽▲▽
ごうごうと燃え上がる家。
「鈴ー!すずーどこー!」
妹の鈴を探す健治郎。
すると、どこからか弱々しい女の子の声が聞こえた。
「・・お・・お兄・・ちゃん・?」
「!?、鈴!!大丈夫か?今助けてあげるよ。」
健治郎は鈴の周りに倒れていた木材を力づくで押した。
しかし、木材はピクリとも動かない。
「お兄ちゃん、もういいよ。お兄ちゃんだけでも逃げて。」
「!?、何言っているんだ!僕は、鈴と一緒に逃げるんだ。」
「お願い、早く。」
「嫌だ!」
「わかった。」
鈴はそう言うと健治郎の肩を押した。
「えっっ?」
鈴は、大粒涙を落としながら言った。
「ありがとう、そして、さようなら、お兄ちゃん・・・。」
ガラガラ、ドーーン!
「!?鈴ーーーーーーーーーー!!!」
▽▲▽▲▽
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