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キヅイタ。
日時: 2016/05/26 22:00
名前: 小鳥 (ID: mNBn7X7Y)

だって。だって。
私はあんなこと思ってなかったんだよ…。


見てくれてありがとうございます!! はじめまして! 小鳥と申します。
小説を書くのはほとんど初めてなので可笑しいところが多かったらすみません><

暖かい目で見てください…。

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Re: キヅイタ。 ( No.1 )
日時: 2016/05/26 22:17
名前: 小鳥 (ID: mNBn7X7Y)

1. さいしょ。


はじまりは、小学生のとき、私、あかりが小学6年生のときである。
私は、仲がよかった友達、咲恵ちゃんと千尋ちゃんと仲良く平和な日々を過ごしていた。
千尋ちゃんは男子とも仲がよく、私達女子3人だけではなく、男子も混ぜて遊んでいた。
特によく遊んでいたのは涼斗くん。あだ名はりょう。
休み時間はトランプしたり、おにごっこしたりして遊んでいる。

そう。これはそんな日常生活の中で起きたのです…。

*
いつものように私は帰る方向が同じ、千尋ちゃんと帰っている。
「あー。やっと帰れるー。」
私は千尋ちゃんに向かっていう。私はよく面白いと言われるタイプ。千尋ちゃんは男の子っぽいところもあるけれど本当は女の子らしい。
咲恵ちゃんはおっとりしているところがある。
「そーだねー。あ、そうだ、あかりってさ、好きな人いないのー?」
私はいきなりの意外な質問にびっくりした。
好きな人なんて考えたこともない。
「い、いるわけないじゃんー!考えたこともないよー。」

「…実は私ねー… りょうのこと好きかも。」
千尋ちゃんはこそっと私に耳打ちしてきた。
とてもびっくりした。
「ええっ!?」
すると真っ赤になる。かわいい。恋する乙女はかわいいってこういうことか。

Re: キヅイタ。 ( No.2 )
日時: 2016/05/27 06:45
名前: 小鳥 (ID: mNBn7X7Y)

「りょうのどんなところが好きなの?」
私には千尋ちゃんの気持ちがよくわからなかった。
私達は、自分でいうのもなんだけど、結構かわいいほうだった。りょうは顔は平凡。だが頭がよく、運動もできた。
私と千尋ちゃんは頭はりょうほどではないがいいほう。咲恵ちゃんは運動も勉強も全部できる凄い人。私と千尋ちゃんは運動のほうはだめだめだ。

私はあまり、りょうのことは好きじゃなかった。すぐ私にいじわるしてくるし、からかってくるからだ。

「だって、りょう優しいし…。」
恋する乙女の目には、何か不思議な目薬でも入っているのか……
「やさ…しい?」
意味不明だった。
私が筆箱を使おうとすると奪って隠すし、私がルンルン気分で歩いていると
歩き方を笑い、私のテストが返ってくると、点数をしつこく聞き出してくる。
私はその行動がとてつもなくめんどくさかったので、いじめるなら普通にやってほしかった。
なんで千尋ちゃんはあいつが好きなんだろう?
もしかしたら私だけ嫌われていたのかもしれない…。

Re: キヅイタ。 ( No.3 )
日時: 2016/05/27 17:51
名前: 小鳥 (ID: mNBn7X7Y)

「どこが優しいの?」
とても疑問に思っていたことを口に出す。
「いいなー、あかりはりょうに好かれてるっぽいからな。」

…………意味不明(二回目)
逆ならわかるけど…好かれてる!?
なんなんだろう。わからない。目薬の効果が強いのか…

「何言ってるの…? 私多分りょうに嫌われてるよ」

「…そ………すき……し…いよ。」

電車が通った。千尋ちゃんの声はかきけされてしまった。

「え?なんて…?」

私がそういうと千尋ちゃんは、さっきまでの表情とはかわり、ニコッと笑顔になった。

「はい!恥ずかしいからこの話終わりっ! もうすぐ家着くし!まったあっしたー♪」

「私、応援するからねっ…!」

微笑んだ千尋ちゃんの顔はなぜか寂しそうだった。

恋なんて… 私にはまだ遠いよな…。でも…
そんなことを考えながら私は家へ足を進めた。
夕焼けが綺麗な空を見て、私も恋する乙女になった気分で…。

Re: キヅイタ。 ( No.4 )
日時: 2016/05/29 06:26
名前: 小鳥 (ID: mNBn7X7Y)

2.いつかは

チュンチュンと鳥のさえずりを聞きながら学校の校庭を歩く。

先生達が白線を引いている。一年生が小さな体でてくてくと歩いている。いつもの光景。

私はいつもよりぼーっとしながらのそのそ歩いている。
するといきなり後ろからとんとんとランドセルを叩かれた。
とっさにふりかえるとそこには、同じクラスの翔悟しょうごくんがいた。
「おはよ!」
いきなりのことで戸惑うが、あいさつは返さなければ…
「おはよ。」
しょうごくんは成績平凡、顔平凡、スポーツ万能、という、普通の男子のちょい上ぐらいの人だ。
そして、千尋ちゃんが5年生のときの片想いの相手だ。

Re: キヅイタ。 ( No.5 )
日時: 2016/05/30 06:41
名前: 小鳥 (ID: mNBn7X7Y)

いつの間にか私達は二人で話しながら
歩いていた。

「しょうごくんはいつもこれくらいの時間に来てるの?」

私達が登校中に会ったことはいままでなかった。今日が偶然なのか…?

「んー、今日はなんとなくこの時間にしてみた。そしたらいた。」

よくわからないことを言うしょうごくんはなんだか面白くて、私はくすっと笑ってしまった。

「なにそれー。へんなの。」

「そ?あかりはいつもこのくらい?」

私はいつも決まった時間に決まった風景を眺めていた。今日は少し違ったけど。

「うん。そうだよ。」

するとしょうごくんはにっと笑う。

「じゃあ俺、明日もこの時間に来るわ!」

明日も来てくれる。明日も違った世界が見れる。そう思うとドキドキして、嬉しくて少し恥ずかしくなった。

「いなかったら罰金ね…! …り……う」

最後に言った、「ありがとう」はか細く聞こえなかったかもしれない。
でもしょうごくんは笑顔になった。
聞こえていたのかいなかったのか、どちらでもいいが、その笑顔で私まで笑顔になってしまう。
ねえ、なんで?


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