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- 紫陽花と君
- 日時: 2016/05/28 16:24
- 名前: りゅ (ID: SG7XrUxP)
そろそろ梅雨入りです
雨がしとしと降り出す季節です
隣の席の山本君が気になっています
告白したいけど怖くてできません
私の名前は立花
柏原高校に通う女子です
山本君は成績優秀で誰にでも好かれる人気者
私の友達も好きみたいです
そんな山本君と偶然帰る時間が一緒になった
「あれ?立花も帰る所一緒?」
「そ…そう」
「良かったじゃ、一緒に帰ろう」
「うん」
やった山本君と一緒に帰れる
「最近暑くなってきたね」
「そうだね、梅雨入りしそうだし夏も近づいてきてるし」
「暑くなるのはやだなー」
「俺も」
「山本君は好きな季節はなに?」
「んー春かな」
「春が好きなんだー私も」
「そうなんだ、桜とか見れるしね」
「綺麗だよね桜ー」
「うん」
そう言って微笑んだ山本君に私はどきっとしてしまった
「でも梅雨の紫陽花も綺麗だよね」
「そうだね」
山本君との帰り道私のどきどきは止まらなかった
おわり
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- Re: 紫陽花と君 ( No.1 )
- 日時: 2016/06/04 11:06
- 名前: りゅ (ID: SG7XrUxP)
今日は雨が降っていた
学校が終わり
下駄箱へと移動すると
山本君と遭遇した
あいにく今日は傘を家に忘れてきてしまい
どうしようかと
一人悩んでいると
山本君が私に声をかけてきた
「傘忘れたの?」
「…はい」
「じゃ、一緒に傘入ろう立花」
「え?」
「だって濡れたら風引いちゃう」
「良いんですか?」
「うん」
私は、山本君の優しい笑顔とお言葉に甘えて
一緒の傘に入る事にした
相変わらず外は雨
山本君の言うとおり
傘に入らないと
ずぶ濡れで
風邪を引くだろう
一緒の傘に入ると
私達は歩き出した
ザーーーーーーー
「結構降ってるね」
「そうだね」
山本君との距離が近く
私は一人どきどきしていた
黒のシンプルな傘にお互い
相合傘みたいな感じで
帰り道を歩いていく
幸せだった
好きな人の傘に
一緒に入れるなんて
帰り道の途中
紫陽花も綺麗に咲いていた
「紫陽花…」
「ん?」
「綺麗だね」
「そうだね綺麗」
「紫陽花の花言葉ってなんだっけ」
「んーなんか色々元気な女性、辛抱強い愛情、一家団欒、家族の結びつきって書いてある」
山本君はスマホで
紫陽花の花言葉を探していた
「そうなんだぁ素敵ね」
「立花みたい」
「え?」
「元気な女性って立花みたい」
「そ…そうかな?」
「うん」
山本君に笑顔でそう言われ私の顔は赤くなっていた
雨が降っているけれども
こんな帰り道も悪くはないです
おわり
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