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- 初恋ギフト
- 日時： 2016/06/11 23:38
- 名前： まくる （ID: 9f0x46jl）
はじめまして、まくると申します。
文章を書くのは苦手ですが、よろしくお願いいたします！
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- Re: 初恋ギフト ( No.1 )
- 日時： 2016/06/11 23:57
- 名前： まくる （ID: 9f0x46jl）
登場人物紹介
姫野 みつき（ひめの みつき）
高校1年生。闇も汚れもない純粋無垢な優しい女の子。
勉強は普通にできるのに、運動と料理だけは大の苦手
三崎 ひかる（みさき ひかる）
高校1年生。コンプレックスは苗字と名前
（みさきもひかるも女子っぽいのが悩みの種）
みつきの優しさに惹かれ、（かなり露骨に）思いを寄せている
篠原 あずき （しのはら あずき）
高校1年生。明るくていつもテンション高め
みつきに変な知識を植え付けようとするも、ひかるによって阻止される。
紅蘭 さおり （こうらん さおり）
中学3年生。ひかるに恋する近所の年下の女の子。
ツンデレで独占欲が強く、ひかるに好かれているみつきに敵意むき出し。
- Re: 初恋ギフト ( No.2 )
- 日時： 2016/06/12 00:14
- 名前： まくる （ID: 9f0x46jl）
４月、新学期。
新しい教室、新しい"みんな"。
期待に胸をふくらませ・・・・・・
「ひっかっるっちゃーーーーーーん！」
中学のころからの友人、篠原あずきは
まるで中学生のようなノリで飛びつく。
その相手は"三崎 ひかる"。
名前だけみれば性別がはっきりしないが
彼はれっきとした男子である。
「なんで新学期早々あずきに飛びつかれなきゃいけないんだ！」
「だいたい、やっと高校であずきから離れられると思ったのに！」
抵抗したひかるの手から、「みさき ひかる」と名前がかかれた消しゴムが宙を舞った。
『おっとっと〜、ナイスキャッチ！』
見上げた先にいたのは、サラサラロングをなびかせた
いかにも純情な女の子。
「私、姫野みつきって言います！貴方は？」
まずい、とひかるは焦った。
自分の名をなのれば笑われる、と息をのんだ。
「みさき・・・ひかるくん？」
しまった！と思ったときにはもう遅かった。
けしごむに汚い字でかかれた彼の名前を、彼女は教室のど真ん中で読み上げた。
あずきを含め６人ほどの同級生が笑った。
彼女は最初はびっくりしていたが、ひと呼吸ついてからこう言った。
「何がおかしいんですか？」
「すごくすごく綺麗な名前。私、気に行っちゃいました！」
「これからはみさきくんって呼んでいいですか？」
重ねるように言った彼女の瞳はとても綺麗で、澄んでいて。
「おい！見てみろよ！三崎ゆでダコみたいに真っ赤だぞ！」
彼はその瞳に吸い込まれるかのように、真っ赤な顔に気づかぬまま
彼女を呆然と見つめていた。
「ん？」
彼女は首をかしげて見つめ返す。
「あれ？ひかるちゃん？」
あずきは察した。
これは確実に、いままで恋に無縁だった三崎ひかるにとっての
初恋だ・・・と。
「ひかるちゃん、確実に落ちたな〜こりゃ。」
その後１分ほどの沈黙の後
われに帰ったひかるが慌ててトイレに逃げ込んだのは
ある意味当たり前と言えるだろう。
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