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新ドラゴンクエスト【ドラゴンの血と魔女の血】
日時: 2016/07/01 19:25
名前: マクラ・支援学校 (ID: /NsG2i4v)

〜プロローグ〜



この世界に希望など存在しない。
あるのは絶望のみ。
今ここに、3つの掟を記す。

1つ、決して、魔女だとバレてはならない。
2つ、決して、人間に恋をしてはならない。
3つ、決して、人を生き返らせてはならない。

これらの行為をした魔女
いかなる理由があろうと始末せよ。

これらを理解しようとしない魔女
時すでに遅し、未来での死を
受け入れることであろう。





「私達に未来なんてあるのかしら?」

一人の少女が呟く。

「私には分かりません。ですが、未来があると信じて、生きるのが私達の使命です。」

「だよね。」

「.....まぁ、未来があることを信じたら?」

「うんうん、だから私達の目の前にいる敵を皆で殺そう!」

「怖いよ!」

「テヘw」

「くるよ!」





彼女達は魔女。
この世界、人間達から
殺されかけてきた5人組の魔女。

彼女達は今から4000年前
とてつもない大きな戦いに挑んだ。
それは...人間vs魔女。

最初はささいな喧嘩にすぎなかった。
だが人間達は魔女達が
危険だと判断したため、殺そうとした。

魔女達は裏切られ、絶望した。
最初は人間達が勝っていた。
だが5人組の魔女の一人が、力を使う。

それにより立場は一気にかわる。
魔女達が人間達を殺し始めた。
そして醜い争いは人間達や魔女たちまでを
滅ぼしていった。

そして今!4000年の時をこえ
出会いと、別れの冒険が今、始まる!





第一章、第1話
【ドラゴンの血を持つ少年】>>1

第2話
【魔女の血を持つ少女】>>2

いまさらの自己紹介&注意事項>>3

第3話
【人を信じない少年】>>4

第4話
【禁忌をおかした妖精の少女】>>5



第二章、第1話
【ドラゴンと魔女の出会い】>>6

第2話
【旅】>>7

第3話
【2人の想い〜クオッシュ視点〜】>>8

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Re: 新ドラゴンクエスト【ドラゴンの血と魔女の血】 ( No.4 )
日時: 2016/06/26 22:54
名前: マクラ・支援学校 (ID: /NsG2i4v)

第3話
【人を信じない少年】



ここはサーム村。この村は小さくて
あまり住んでいる人達は少ないが
とても自然豊かな村。

この村に人間達の優しさや、信頼。
それらすべてを信じれない少年がいた。

女の人1「まだあの子、私達を信じてないの?」

女の人2「えぇ。」

男の人1「俺達もあまり、関わらない方が良い。あいつは普通の人間じゃないのだから。」

男の人はまだ昼だと言うのに
酒を飲んでいた。

女の人1「確かにあの子は、私達人間と違う。でもあの子だって本当は辛いはずよ!」

一人の女の人は、悲しそうな顔で言う。

女の人2「確かにね。悪い人間達に実験されてほしくもなかった力を手に入れてしまった。そのせいで皆からは化け物扱い。どうにしかしてあげたいけど、私達にはどうしようもないわ。」

そう言い終えると、後ろから声がした

少年1「へへっ、あいつ死んだよな。」

少年2「あぁ。」

その言葉を聞いた一人の女の人は、尋ねた。

女の人1「さっきの言葉、どういう意味?」

少年1「さっき俺達、外でいつものようにあいつをいじめ((じゃなくて遊んでたら魔物達が俺達を襲ってきたんだ。」

少年2「だからあいつをおとりにして、ここまで逃げてきたんだ。」

一人の女の人はそれを聞いて、怒鳴る。

女の人1「ダメじゃない!あの子、本当は心優しい子なのよ?それを見捨てて自分達が生き残るなんて卑怯がすることよ!」

女の人2「それに貴方達、さっき【いじめ】って言ったわよね?またあの子をいじめたの!?」

そう話していると村の入り口で大きな音がした。
村人が全員行くと、魔物達がいた。

少年1「うわぁ!に、逃げろ!」

一人の少年はそう言いながら逃げる。
村の皆はパニック。
村人達が必死で逃げている最中
一人の少女が転んでしまった。
魔物に追い付かれ、もうダメだと思った
次の瞬間!

魔物「ギャァァァァァァァァァァ!」

魔物が悲鳴をあげて、そのまま倒れる。

?「ふぅ、弱い魔物だね。」

その声は村の入り口から聞こえてきた。
全員が村の入り口を見る。
そこには少年が本を開けながら、呟いていた。

少年1「お前、俺達を助けてくれたのか?」

少年は本を閉じると、言った。

?「.....勘違いしないでよ。僕は君達2人に復讐するために、さっき襲ってきた魔物達を操っただけだよ。でも僕の計算ミスで、関係のない子に怪我をさせるとこだったから、精霊に力を借りて魔物を倒したんだ。」

少年は言うと、魔物に近づく。

?「...うん、この魔物はもういらない。研究データもとれたし、今度はどのモンスターで君達2人を襲わせようかな?」

少年は笑いながら、言う。

少年1「この...化け物が!」

少年2「この村から、出ていけ!」

?「へぇ〜、僕にそんな態度をとるんだね。人間って言うのは本当にあわれな生き物だよ。まぁ、僕もそのうちの一人だったけどね。」

少年が呟くと、本をまた開いた。

?「開け、闇の精の扉。シェイド。」

そこに現れたのは暗い闇のような精霊。

?「シェイド、あいつらを殺せ!」

シェイド「...了解した。」

そう言った直後2人の姿はなかった。
あるのは少年2人が着ていた服だけだった。
当然、2人の少年の母親、父親達は泣く。
そして少年に言う。 

女の人3「お願い、あの子を返してよ!」

男の人2「返せ!」

そんな言葉に少年は目を閉じながら呟いた。  

?「うるさいな。お前達もムカつくから、殺してあげるよ。シェイド、やれ!」

シェイド「......了解。」

またそう言った直後、2人の親達は消えた。
あるのは2人同様、服だけだった。

?「うんうん、死んだ死んだ。あっ、シェイド、もう帰ってもいいから。」

少年が呟くと、シェイドは姿を消した。

?「この村にいたらうざいだけだし、僕この村から出ていくよ。またね。」

少年は言い終えて
その場を去った。

Re: 新ドラゴンクエスト【ドラゴンの血と魔女の血】 ( No.5 )
日時: 2016/06/28 16:34
名前: マクラ・支援学校 (ID: /NsG2i4v)

第4話
【禁忌をおかした妖精の少女】



ここは妖精だけが住む国。
この国では色々な妖精達が住んでいた。
その国で、とても優秀な妖精の少女がいた。

妖精1「やっぱりあの方は優秀だわ。」

妖精2「えぇ。成績優秀、運動抜群、料理もお上手で、分からない事があってもあの方に聞けばいっぱつで分かりやすく、教えてくれるもの。あの方こそ、次の妖精国を守護するプリンセスになられるべきお方。そして私達があの方を守る者になれたらどれだけ幸せな事かしら。」

そう言うと、後ろから声が聞こえてきた。

?「ふふ、ありがとう。貴方達のその言葉、とても嬉しいわ。でも私は無理よ。私以外にも優秀な妖精はたくさんいるわ。」

妖精1「何をいってるのですか!貴方様なら絶対にこの国のプリンセスにふさわしい方です!」

そんな楽しい会話がいつまでも続くと
誰もが思っていた。

ある日、妖精国に魔物が現れた。
その魔物は妖精国を襲ったのだ。

?「私がなんとかしなきゃ!」

少女は皆を城にいれたあと
魔法を使い、魔物を倒した。
だがその直後、後ろから声がした。

女王「魔法を使いましたね?」

?「申し訳ありません、女王。」

女王「この国で何故、魔法を使ってはいけないか知っていますか?」

?「.....下級生の妖精が魔法を使うとこの国だけではなく、地上に住んでいる人間達の世界までもが、魔物達に襲われ危険になるからです。」

女王「そうです。魔法を使うためには、それなりの実力と称号、そして3つの試験をうけなければいけません。」

女王は目をつぶると、言った。

女王「貴方を破門にします。2度とこの妖精国に戻ってきたりしてはいけません!」

女王はそう言うと、飛んでいった。
それ以来、妖精の少女は姿を消した。

そして、5年後。
この4人が出会うことを
まだ誰も知らない。

   〜第一章、完〜

Re: 新ドラゴンクエスト【ドラゴンの血と魔女の血】 ( No.6 )
日時: 2016/06/28 21:42
名前: マクラ・支援学校 (ID: /NsG2i4v)

第二章、第1話
【ドラゴンと魔女の出会い】




少年は今、誰も通らない森のなかにいた。
この森に5年も一人で、住んでいたのだ。

少年は近くの川に魚を捕まえにきたのだが
魔物に襲われてしまったため
戦っている最中だ。

?「トヤァァァ!」

少年は刀で魔物を倒していく。

?「.....やっと片付いた。五年前まではこんなにたくさんの魔物なんて、いなかったのに。」

少年はそう言いながら、刀をなおす。
そんなときだった。

?「キャァァァ!」

?「悲鳴?こんな誰も通らない森に人なんていたんだな。まぁ、俺には関係のないことだが...」

少年はそう言いながら、歩こうとした。
が、何故か悲鳴が聞こえてきた方へ
少年は走っていった。

?「あれは!?」

そこにいたのは黒い三角帽子に
黒いマント、黒いワンピースを着ている
少女と5匹の魔物達がいた。

?「多分、魔物達はあの子を襲っているんだろうけど、あいつ何者だ?」

少年は暫く、隠れて様子を見ることにした。

?「あの子、全然魔物達に攻撃しないな。もしかしてなんか理由があるのか?」

少年はため息をつき、走っていった。

?「おい、待て!」

?「!?」

?「その子に手を出すんじゃねぇ!俺がお前達の相手になってやらぁ!」

少年はそう言ったあと
刀で魔物を倒していった。

?「おい、お前。怪我とかしてないか?」

少年が聞くと少女は頷く。

?「早く、家に帰りな。親が心配するぞ。」

少年がそう言うと
少女は悲しそうな声で言った。

?「私に親なんて、いないわ。だって私がこの手で殺したのだから。」

少年と少女の間に、冷たい風がふいた。

Re: 新ドラゴンクエスト【ドラゴンの血と魔女の血】 ( No.7 )
日時: 2016/06/30 17:15
名前: マクラ・支援学校 (ID: /NsG2i4v)

第2話
【旅】



少年はその言葉を聞き、目を見開いた。

?「私に近づくものは、必ず死ぬ。だって私は人を殺すんだから。」

少女は少年の方に振り向くと、言った。

?「助けてくれて、ありがとう。私はローズ・アデント・リリー。ローズって呼んで。」

?「俺はエレント・クオッシュ。エレントって呼んでも良いし、クオッシュって呼んでも良い。呼びやすい方で、呼んでくれ。」

ローズ「分かったわ、クオッシュ。」

2人が名前を言いあったあと
突然、頭に声が響いた。

?『この世界を救う者よ。』

クオッシュ「なんだ!」

?『ようやく、貴方達に声が届いた。』

ローズ「貴方は誰なの!?」

?『私はこのリアラス世界を守護する者。』

リアラス世界とは
クオッシュ、ローズ達が
今いるこの世界のこと。

?『お願いです。旅に出て残りの2人を揃えて魔王、セレント・グリーフを倒してください。このままでは世界が崩壊してしまいます!』

そしてその声はそこで、消えてしまった。

クオッシュ「....今の声の者が本当の事を言っているとしたら、この世界は崩壊する。」

ローズ「私はこの世界なんて、どうなっても構いません。私はこの世界が嫌いだから。」

ローズはそう言いながら、歩こうとした。

クオッシュ「なぁ、ローズはこれからどこかいくあてあるのか?」

ローズ「.....ないけれど、どうして?」

クオッシュ「一緒に旅をしないか?俺この森に住んでいたんだが、旅に出ようと考えていたんだ。ローズの邪魔はしない。ダメか?」

ローズは少し考えたあと、言った。

ローズ「良いよ。」

クオッシュ「ありがとう。」

こうして2人は暫くの間
旅を一緒にすることになった。

Re: 新ドラゴンクエスト【ドラゴンの血と魔女の血】 ( No.8 )
日時: 2016/07/01 19:24
名前: マクラ・支援学校 (ID: /NsG2i4v)

第3話
【2人の想い〜クオッシュ視点〜】



俺は何故か、あいつの事が気になっていた。
理由は分からない。
ただ、気になっていたんだ。

ローズ、不思議な子。
俺の心を落ち着かせる不思議な子。
俺と、あいつ。どこかにていて、にていない。

ローズ、君は一体、何者なんだ?
何故君は、俺の心を揺さぶる?
もしかして俺と君は
どこかで出会っているのか?

それならば、神様。
これ以上、何も望まない。
だから、ローズを俺からとらないでくれ!

唯一、俺が心から一緒にいたいと
願った、女の子なんだから。


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