コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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無敵のヒーローごっこ
日時: 2016/07/02 08:28
名前: アイ (ID: 1lVsdfsX)

登場人物
ミナ (相沢 未菜)(女)
【性格】テンションが高く、
    思ったことをはっきり言う
    男子みたいな性格の持ち主。

アユリ (三宅 あゆり)(女)
【性格】ビビり症だが、怒ったらとてつもなく怖い。
    ミナの幼なじみ。

ナオ  (瀬川 奈雄)(男)
【性格】全体的に暗い。ミナに会って心をひらく。
    過去になにかがあった。

ハルキ (安藤 春喜)(男)
【性格】挑発王という名を持つ。
    いじわるばかりだが、優しく、
    過去になにかがあった。

ユリ (萩原 由莉)(女)
【性格】人が全く寄ってこない体質をもつ。
    ハルキが苦手。

↑増えたらまたかきます!



よろしくお願いします!^^

Page:1 2



Re: 無敵のヒーローごっこ ( No.2 )
日時: 2016/07/03 07:08
名前: アイ (ID: 1lVsdfsX)

8月23日、真夏日。
相沢家は、ある団のアジトになっていた。
その団の名は「ソラユメ」という、変わった名前だった。
この団の人たちは、空をまるで夢のように変えることができる
能力を持っていた。
団長のミナは、「空を光らす」能力。
アユリは、「空へ飛ぶ」能力。
ナオは、「空を暗ます」能力。
ハルキは、「空の動きを遅める」能力。
ユリは、「空の動きを早める」能力。
この能力を使ってこの団は、
「無敵のヒーローごっこ」をしていた。











「ねーねー!ナオ!」

「・・・なに?」

この団の団長のミナが、
団員のナオを呼んだ。

「今日はなにしよっか!?」

「・・・え?知らないけど。
ミナが決めるものでしょ?それ。」

ミナはナオの肩を揺らしながらおねだりしだした。

「そうなんだけどさ〜!思い付かないの〜!
ナオ!助けて〜!」

「う・・・」とナオをいった。
そう、ナオはひっそりとミナに恋をしていた。
好きな人に頼まれたナオは、顔を真っ赤にした。

「ん?顔赤いよ!?熱あるんじゃない!?」

ナオは顔を隠した。

「・・・っ違うっつーの」

そんな言葉が聞こえてないような、
ミナが腰に手を当てて「全く・・・」と言う。

「ヒーローが熱だしてどうすんだ!」

「だからしてないっつってんだろ!
お前耳は節穴か!」

「あ、ん、だ、とぉおおおおおお?」

ミナは怒ってるように見えるが、
実際笑っていた。
ナオも、笑いながら口喧嘩をし続けた。

「おおー?仲良いねぇ?」

ハルキがやってきて、
コーヒーを飲みながら言った。
ナオはまた顔を真っ赤にした。

「ち、違う!これは・・・」

「ふふふふ、照れたらダメだよ〜ナオくーん♪
写真とられちゃってるよ?」

そう言ってハルキはスマホに写真をうつした。
ナオはさらにさらに顔を赤くした。

「ちょ、けせ!」

と叫んだ瞬間、スマホに「画像を保護しました」
とでてきて、ナオは倒れそうになっていた。
ミナはナオを支えながらふはは、と笑った。

















ー・・・ずっと、続けばいいのに・・・ー














この、生活が。















Re: 無敵のヒーローごっこ ( No.3 )
日時: 2016/07/05 18:11
名前: アイ (ID: 1lVsdfsX)

ストーリー1
ーナオがみてきた風景ー  【1】







「奈雄!なんでできないの!?怒るわよ!」

「だってぇ・・・これ大人用の問題じゃん・・・」

バシンバシンと頭を叩かれつづける。
一日に50回は殴られているだろう・・・。

「勉強しっかりさせてるでしょ!
この程度余裕よ!しっかりしなさい!」

いくらなんでも、また小学一年生の僕に、
高校生の問題が解けるわけない。








「せっかく育ててあげてるのに・・・」








この言葉は、母さんの口癖だ。
そう、僕には姉がいて、両親両方姉寄りだった。
そのおかげで僕は、保育所に預けられて生活していた。
ざっと、5年くらいかな?
つい最近、やっと家にいれてくれた。
でも、対応は少なくて、相変わらず姉ばかり。
僕は一人ぼっちだった。
姉を恨んで、恨んで、恨んで、恨んで恨んで恨んで恨んで恨んで恨んで恨んで恨んで恨んで恨んで恨んで恨んで恨んで恨んで恨んで恨んで恨んで恨んで恨んで恨んで恨んで恨んで・・・
恨みまくった。
姉のせいで、僕は一人ぼっちなんだから。





ある日、僕は一人で買い物にいった。
両親からメモをもらって、食材などをかいにきたのだ。
もちろんメモには、「勉強用のノート10冊」とかかれてある。
毎日買い物にきてるけど、一週間に一回、この言葉がかかれてある。

「嫌だなぁ・・・」

先にノートを見に来た。
当然、大学ノートだ。別のノートだったら50回殴るだけじゃすまなくなる。
ノートを見に来ると、ある女の子がぶつかってきた。

「いったぁ・・・」

「うわっ!ごめん!」

僕はノートをバサバサとおとした。
それを必死に拾う女の子。

「いいよ、拾わなくて。
人に迷惑かけるなって言われてるから。」

僕は彼女の手を掴んだ。
彼女はポカンとした顔でいった。

「迷惑かけたの私じゃん!
あんたの場合でも、迷惑かけたらお手伝いするでしょ?
これは迷惑かけてないよ!」

彼女は僕の手を払って、ノートを全部拾った。
さっきの言葉

「これは迷惑かけてないよ!」

・・・母さんに言ったら、どうなるだろうか。
想像できない。
「親に口答えする気!?」
とか言って絶対怒る。

「よっし!はいこれ!」

そう言ってノートを手渡された。

「じゃーね!」

走って行ってしまった。
でも、少ししたらこっちをみて、大声で

「また一緒に会って、遊ぼうよ!
あんたとは気が合いそう!じゃーね!」

といって、行ってしまった。
僕は、「不思議な人だな」と思って、
ふふ、と笑った。


買い物を終えて店をでると、周りは少し暗かった。
やっぱり、冬は暗くなるのがはやいのか・・・

僕は周りを見渡してみた。
すると、あの彼女が、空をジーッと見つめていた。
「なにをしているのだろう?」
そう思った僕は近寄って声をかけてみた。

「なにしてるの?」

彼女は答えることはなく、目を閉じ、ゆっくりと開けた。
そして、彼女は言った。




















「光らす」



















そう言った瞬間、空が晴れた。
暗かったのが、一気に明るくなった。
周りがざわめく中、僕は彼女を呆然とした顔で見ていた。
彼女は、「なんなんだろうな・・・ほんとに。」
と言って、そのまま帰っていってしまった。

・・・

帰っていったときの彼女の目が、
空色の「水色」になっていたのは、気のせいだろうか。



Re: 無敵のヒーローごっこ ( No.4 )
日時: 2016/07/05 21:10
名前: アイ (ID: 1lVsdfsX)

ーナオのみてきた風景ー 【2】

家に帰ると、家族も混乱していた。

「ね、ねえ奈雄。
なんでいきなり光ったのか、知らない?」

姉が聞いてきた。
「知らないよ」というフインキだけだして
2階に上がっていった。
あの姉と、口とか聞きたくないし。
なんなら、死んじゃえばいいのに・・・
親も親だ。なんで僕を「目」見てくれないの?
・・・家出したぃ・・・
僕は、自分の部屋に入ると、うずくまった。
おかげで、友達もできないし・・・
今日、可能性(?)がある人ができたけど・・・
そういや、名前も知らないよ!
教えてもないし!
・・・会えるわけないじゃん・・・

「キャァァアアアアアアア!!!」

「!?」

一階から家族の声。
そして、ものすごい音。
どうでもよかったけど、ジーッとしていることはできなかった。
すぐさま下に降りると・・・
家族全員、テロ・・・?に捕まっていた。
僕は怯えて部屋の棚の中に隠れた。
しばらくして、誰もいなくなった。
僕だけが残った。

「・・・・・・」

うれしくもあり、悲しくもあった。
生きていけなくなるからだ。
・・・どーしよう。
僕は外に出た。
荷物はまとめて。
外に出たら・・・

「・・・え?」
















「よっ!」













そこには、あの時の彼女がいた。





Re: 無敵のヒーローごっこ ( No.5 )
日時: 2016/07/06 17:52
名前: アイ (ID: yU8XJsFi)

ーナオがみてきた風景ー 【3】

「な、なんでいるの!?」

「え?そりゃぁまあ追いかけてたから!」

サラっとストーカー発言したよこの人ー!!!!

「ね、すごい音したけど、なにがあったの!?」

「え・・・、っと、テロ・・・が家に押し寄せてきて。」

「まじ!?」

彼女は驚いた表情をみせた。
でも、しばらくすると「ありゃ?」みたいな顔になった。

「じゃ、なんで君はいるの!?
襲われなかったの!?」

「うーん・・・どっちかって言うと、「見つからなかった」かな。」

スゲー!!という顔でこっちを見る。
空をみると、どんどん暗くなってきた。
ー・・・そういえば!

「君、空が光る直前、「光らす」って言ってたよね!?
そう言った瞬間、空が光ってたよね!?あれなんなの!?」

彼女は、俯いた。










ー・・・あれ、僕、マズイこと言ったかな。









気まずい空気の中、ようやく彼女は口を開けた。

「・・・やっぱりだ。
やっぱり君も、「化け物」とか「怪物」とかいうの?」

・・・え?

「・・・4年ぐらい前、いきなりこんなことができるようになった。
親からは、「化け物!」とか言われて・・・その次の日には、死んでいた。
ずーっと一人暮らし。でね、「空、晴れればいいのにな・・・」
と考えたら、いつのまにか晴れてるの。」

「つまり、無意識のうちに・・・ってこと?」

彼女は頷いた。
うーん、僕は空が晴れてほしいとか思わないけど・・・




ー・・・そういえば。






「僕、晴れてる空をみて、「暗くなればいいのに」って思ったら、
暗くなるよ!」

「え!?まじ!?やってみよ!」

彼女は空を見上げた。
目の色が、水色になる。








「光らす」








空はまた晴れた。

「さ、君の番だよ!」

僕は頷くと、空を見た。









ー・・・眩めばいいのに。









すると、バッと暗くなった。

彼女はほわぁあああと顔を光らせた。

「すごい!うちら同じだ!仲間だ!」

彼女は嬉しそうだった。

ー・・・「仲間」







一番言って欲しかった言葉を聞いて、














僕は、数年ぶりに笑った。


















Re: 無敵のヒーローごっこ ( No.6 )
日時: 2016/07/07 22:05
名前: アイ (ID: yU8XJsFi)

ナオがみてきた風景 次回最終回なので
まとめて作ってみた歌詞です!
適当です((( 曲じゃなくてまとめって思ってくれたらいいです!


ーナオがみてきた風景ー  アイ

こっちを見てくれることはなくて
一人ぼっちが 当たり前で
ずっと一人で歩いていた
そんな人生を照らしたのは 「君」だった









毎日が 勉強で
休む暇なんか なくてさ
僕は 頭が痛んでいた
「姉はいいな」って、一人 部屋で呟いた

「ほら、買い物行ってきなさいよ」
毎日聞こえる 嫌いな言葉
今日も 耳に入る
「もう、慣れちゃったかな」

近所のスーパー もうずっと通ってる
また 自動ドアから中に入る
メモを確認して ノート10冊買いに行く
そのとき会ったんだ 君と

ぶつかって きた女の子
綺麗な金髪 響かせていた
まるで男の子 みたいな服装
その子は慌てて ノートを拾った
僕は君の手を押さえて言った
「迷惑はかけるなって言われてるから」
君は こう言ってくれた
「君は、迷惑なんてかけてないよ」
そういってニッコリ笑ってくれる
「また 会って話そうよ」
初めての友達 とても嬉しかった

空は 真っ暗
まるで 僕みたい
周りをみると 君が空を見ていた
君は 目を水色に変えていった

「光らす」って
空は 光っている
みんなが大混乱の状態
僕は一人 君を見ていた

家に帰って 閉じこもって
「家出したい」と呟いた
瞬間 家族の叫び声
一階にはテロ集団 僕は隠れた

みんな みんないなくなって
一人取り残された 
「嬉しい?」「悲しい?」
わからないな 僕は外に出ていった
「よっ!」と大きな元気な声
君が 立ってたんだ
「仲間」だって言ってくれて
涙をこらえて笑ってみた
「笑うなんて久しぶりだな」
数年ぶりに僕は笑った

↑適当です!(((
 次回は「ナオがみてきた風景」の最終回
 更新します!


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