コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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平凡な毎日に
日時: 2016/07/04 17:35
名前: 虹蝶姫 (ID: rGfwxYhx)

私の日常は平凡と言うのだろう
だいたい何時もする事は決まっている

5:30起きる
5:40学校へ着く準備
5:50朝食
6:05家を出る
6:30駅に着く
6:45電車に乗る
7:00目的の駅に降りる
7:15学校到着
8:15ホームルーム
8:30~12:15学習時間
12:30弁当
12:50弁当終了
1:25清掃
1:40清掃終了
1:45~3:25学習(2:30の場合もある)
3:45学校を出る
4:00電車に乗る
4:15目的の駅に降りる
4:40帰宅
4:50宿題
5::50宿題終了
6:30夕食
6:50夕食終了
7:25風呂
7:45風呂終了
7:50~8:35学習
8:50日記
9:25日記終了
9:30寝る

何時もこんな感じ
でも私はこんな平凡な毎日で満足している
わざわざ無駄な事に体力は使いたくはない
そして今日もそんな平凡な日常だと思ったのだが…





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Re: 平凡な毎日に ( No.11 )
日時: 2016/07/06 16:23
名前: 虹蝶姫 (ID: 4xvA3DEa)

ガタン
あぁたく!!いつもより1時間遅れた!!
今日は本当に最悪!!
いや最悪って言ったら松木の方が最悪だよな〜
行ってる場合じゃない!!
まぁ1時間遅れたって言っても寝る時間がだし
考えごとするからもっと遅れるけど…
えっと確か___________
よし忘れる前に日記に書いて置こう

○△□○年○月×日
今日は『松木かなる』と言う奴が転校してきた
面倒くさい事に学校案内をする事になった
案内してる途中、松木が嘘笑いしている事に気付いた
その後なぎと吉岡が途中どこかへ行った
二人で何かを話したらしい
放課後
帰ろうとしたら松木に呼び止められた
予想通り案内の時の話だった
松木は私が嘘笑いを突き止めた?事に関して
私が嘘笑いの理由か何かを知っていると思ったようだ
その話をしている時
松木は馬鹿なのか、墓穴の掘っていた
そして帰る途中
「…なんで付いて来るんだよ!!」
私も帰るからでしょ普通
でも今日問題なのは松木が馬鹿な事ではなくその後
昇降口に行くと
奥で吉岡がなぎに壁ドンしていた
その事で松木と口論になってなぎ達が来たのはいいが
多分、吉岡は私らの話を聴いていたと思う
松木は大丈夫かな
話は変わるけど吉岡はなぎの事が好きなんだろうか?
壁ドンするって事は…
でも見てたのは知っていたから
なぎになんらかの感情があるのは知ってるけど
まぁあそこまでしたら好きなんだろう
もう一つ問題じゃないが
なぎが何故か吉岡の下の名前を知っていた事
クラスで自己紹介なんかしていないから学校で知る由はない
じゃあなんで?
聞こうと思ったが逃げられたし
訊かれたくないなら訊かないけど…
まぁいつか、なぎから話す時が来るだろう

よし
日記はこれで終わりにするか
今日は本当に最悪だった
明日からは大丈夫だとは思うが…

その時、私は知らなかったのである
この日から私からあの平凡な毎日は無くなると言う事に

Re: 平凡な毎日に ( No.12 )
日時: 2016/07/07 16:26
名前: 虹蝶姫 (ID: 4xvA3DEa)

次の日

バサッ
やば寝過ごした!?
私は隣に有る目覚まし時計を見る
あれいつもより速い?
あれ?なんでだろう
まっそんな日もたまにはあるか
そして早めに準備をして朝食を食べた
ガチャ
この時間に行く事がないから知らなかったけど
この時間帯は薄く霧が掛かっていて少々不気味だ
私はそんな事を考えながら駅まで歩いた
そして電車に乗り15分後電車を降りる
流石に人は少ないな…
でもこの時間に学校に居る人って速いな〜
どうでもいいや
教室に行こう
コツン コツン
ガラ
「!?」
「うわっ!!」
教室からは音が聞こえなかったのでドアを開け時誰がが居るのに驚いてしまった
相手も驚いているようだ
ん?てか此奴、松木か…
「松木驚かすなよ」
「それはこっちの台詞だ!!」
やっぱり驚いてたんだ
「まぁそう怒りなさんな」
「は?」
「短期は損気(ボソ」
「あっそ」
小さく言ったつもりだったんだけど…
こいつ、地獄耳か?
「お前朝来るの速いんだな」
松木が速いイメージはなかったのでちょっと意外だった
「当たり前だろ朝速い方がイメージ良いし」
「ほーう」
それもそうか
猫被りしてる松木ならそう言うとイメージの方が良いもんな
「あっ!そういえば君に聞きたい事が」
「なに?」
「君の___________」
ガラ
「おっは〜」
「おはよう」
松木が何かを聞こうとしたところで
なぎと吉岡が入って来た
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ガラ
「!?」
「うわっ!!」
びっくりした!!
なんだ佐藤かよ
「松木驚かすなよ」
「こっちの台詞だ!!」
こっちが驚いたわ!!
「まぁそう怒りなさんな」
「は?」
なに言ってんだこいつ?
「短期は損気(ボソ」
「あっそ」
自分の悪口は聞こえるっつうの
「お前朝来るの速いんだな」
「当たり前だろ朝速い方がイメージ良いし」
「ほーう」
なんなんだよ
時間空いてるし
名前を知りたかったし…
あぁ案内時、先生が言ってた佐藤の名前聞いときゃ良かった!!
まぁ今聞くしいいか
「あっ!そういえば君に聞きたい事が」
「なに?」
「君の___________」
ガラ
チッ
邪魔が入った
「おっは〜」
「おはよう」
なんだ
薫と佐藤の友達かよ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「あれ?みぃちゃんと松木君?」
「松木君は分かるけどみぃちゃんは今日随分と速いね」
なぎっていつもこんなに速い時間に学校に来るのか…
「早く起きたからな」
「ふーん」
「あっ!!かなるおはよう!!」
「んっ?薫おはよ」
松木と吉岡仲良くなるの早いな…
「あれ松木君とかお…じゃなかった吉岡君タメ口なんだね」
「まぁ」
「うん」
「へえ〜」
なぎは何が言いたいんだ?
「タメ口だけなら私もだよ」
「え!!」
言わない方が良かったか?
「この3人中2人タメ口なのってなんかズルい」
そうか?
ちらっと吉岡達の方を見たら
松木は頭に?で吉岡は何故かニコニコしている
「じゃあ松木君、私ともタメ口で話そうよ」
「えっ!あっはい」
「やった!!」
なんか吉岡、松木の事少し睨んでるんだけど
なんでだ?
まぁいいや

Re: 平凡な毎日に ( No.13 )
日時: 2016/07/06 22:35
名前: 虹蝶姫 (ID: 4xvA3DEa)

それから幾日か過ぎ
私、吉岡、なぎは、たまに松木と話す様になった
松木はイケメン?なので休み時間は女子によく話し掛けられていた
毎日の様に可哀想にと思っていたら
二時間目の休み時間に
私は松木に廊下に呼び出された
「何だよ」
「聞きたかった事」
「?」
「この前聞けなかったこと!!」
あぁなぎ達のせいであやふやになった質問ね
「で何?質問って」
「お前の______」
「は?」
「だからお前の_____」
「小さくて聞こえねぇ!!」
「だからお前の下の名前教えろ!!」
「は!?」
「いいから!!」
「私の下の名前は未来だけど…」
なんなんだよ急に
「ふーんお前に合う名前だな」
「 へ?…ありがとう…」
なんなんだよ褒めるかびっくりした
「じゃ知りたかっただけだし」
「ふーん聞いたから名前で呼ぶのかと思った」
「呼んで欲しいのかよ」
そんなわけあるか
「思っただけだ」
「二人だけの時は呼んでやるよ」
「だから思っただけだって!!」
「じゃあな」
あいつ話聞かねぇ奴だな

Re: 平凡な毎日に ( No.14 )
日時: 2016/07/07 16:17
名前: 虹蝶姫 (ID: 4xvA3DEa)

あれから数日
あぁ一向に佐藤に名前聞いてねぇ
それに薫に理由と相談に乗るって言ったのに話す機会が少ない
女子が話しかけてくるし…
取りあえず次の休み時間に佐藤を呼ぼう

休み時間
「何だよ」
「聞きたかった事」
「?」
「この前聞けなかった事!!」
こいつ理解能力が低いんじゃないか?
「で何?質問って」
「お前の名前」
「は?」
「だからお前の名前」
「小さくて聞こえねぇ!!」
「だからお前の下の名前教えろ!!」
「は!?」
「いいから!!」
どこまで勿体付けるんだよ
「私の下の名前は未来だけど…」
佐藤の性格や容姿にとても合う名前だと思った
「ふーんお前に合う名前だな」
「へ?…ありがとう…」
照れてんのか?
そんな事はどうでもいいや
次は吉岡と話さないと
「じゃ知りたかっただけだし」
「ふーん聞いたから名前で呼ぶのかと思った」
「呼んで欲しいのかよ」
可愛いとこあるな…
「思っただけだ」
また照れちゃって
「二人だけの時は呼んでやるよ」
「だから思っただけだって!!」
「じゃあな」
よし、佐藤の問題は終わった
次は吉岡っと
三時間目の休み時間
「かなる〜なに〜」
「なに〜じゃない」
「前にお前がしたお願い」
「あぁお願いか〜ん?お願い?」
薫は三番目のお願いを思い出したのか顔が真っ赤になった
「取りあえず一つ目の何で猫被りをしているか」
「うん」
「それは____________」

Re: 平凡な毎日に ( No.15 )
日時: 2016/07/09 01:34
名前: 虹蝶姫 (ID: g3crbgkk)

「それは___________」
「…」
「薫、少し昔話をするな」
「?」
薫は頭に?をつけている
当たり前か…
「ある所にお金持ちの子供に生まれた男の子が居ました。仮にその男の子を『かな』としよう。かなはお金持ちの子供に生まれたのですが、家族や周りから冷たい目で見られて居ました。何でか分かるか?」
「分からない…」
「そうか」
「その理由は、かなは父親とその父親の妾の子供だからです」
「え?」
「つまりは、父親とは血の繋がりがあっても母親とは血の繋がりなんてありませんでした」
「…」
「その後、妾さんはかなを産んだ後、何処かに消えてしまいました。父親以外の血の繋がり人達とかなは生きて行かなくてはなりません」
「父親はどうしたの?」
「?」
「妾さんが消えた後父親はどうしたの?」
「父親は他の人達同様、かなを避けました」
「そんな…」
「薫、仕方ない事何だよ。自分は浮気をしているから父親は他の人達に言う事すら出来ない」
「…」
「かなは考えました。「どうしたら皆、僕と仲良くしてくれるのだろう」」
「そして、かなは、ぼーっと窓の外を見ると子供達が楽しく笑って遊んで居ます。かなは思いました「笑うってどうするんだろう」ずっと愛されず育ったかなには、感情と言うものが分かりませんでした。かなはまた思いました「あの子達みたいに笑えたら皆、僕と仲良くしてくれるかも知れない」」
「ウヴゥ」
「おい、薫泣くなよ!!」
「だって〜」
「続き話すぞ」
「うん」
「かなはその日から笑う様になりました。笑うと言うより愛想よく振る舞って居ました。勿論、笑顔は作り物です。愛想よく振る舞っていると人々は段々かなと話したりする『友達』になりました」
「ウヴゥ良かった〜」
「だから泣くなって!!」
「ですが、どんなに愛想よくしても家族はかなに見向きもしませんでした。かなは振り向いて貰うため、勉強や運動も頑張って一位を取ったりしました。それでも家族は振り向いてくれません。かなは段々自分が頑張っている事が馬鹿げてきました「誰も見てくれないのに何でこんなに必死になってるんだろう」かなは笑う事を止めてしまいました」
「神様は残酷なものでかなに、悲しい現実を見せます。笑わなくなってから数日後、いつも楽しく話していた『友達』はかなに近づかなくなりました。自分が愛想をついていたから、お金持ちだから一緒に居たのです。誰もかなの事を見ていませんでした。かなはまた悲しくなりました「結局、自分はずっと独りだったんだ」かなは寂しがり屋なので独りは嫌です。ですから笑顔をまた続けました。続けてからまたあの毎日に戻りました。」
「所詮は全員愛想を振りまいて居れば近寄りそうでなければ離れる。かなはやっと理解出来ました。」
「…」
「後、一つだけ在るけどきくか?」
「うん」
「かなは愛想笑いをしている内に自分の事が感情が分からなくなってしまいました。感情は元々ありもしなかったですけど」
「…」
「終わったぞ〜」
「かなる、そんな辛い思いをしていたんだね」
「この話はかなの話であって俺の話じゃないし」
「そっか」
「そろそろ教室戻ろうぜ」
「うん」
俺は前を向いた

この話には続きがあって
かなはその後高校に入りますが違う高校へと転校します
そして本当の『友達』や『好きな人』が出来ました
最後には『好きな人』と末長く幸せに居て
『友達』ともずっと仲良く過ごしました

ふと、そんな声が聞こえた
でもこんなハッピーエンドになる訳ない
だいだい『好きな人』なんて居ないし
薫は別に『友達』でも無い
こんな幸せハッピーエンドなんて
「かなる早く行こう」
「おぉ」

『自分から幸せを拒否していてはハッピーエンドは訪れないよ、かなる』


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