コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 私の恋はレモン味。
- 日時： 2016/07/09 15:31
- 名前： ふぁわ （ID: O/vit.nk）
ピピピピピピピピッッ ⚡
「ふゎぁ....。も‐..。うっさいなぁ...。」
ばしっ。
甲高い音で喚く目覚まし時計を乱暴にたたく。
ピピピピピピッ‐‐‐。
朝ってさ、静かのが良くない?
目覚まし時計で無理に起こされたらさぁ、
なんか自分の世界、壊された感はんぱないから嫌なんだよね。
あれ、私だけ?
「てゆか、今何時…。」
さっきはうっさいくらい甲高い音で喚いてたのに今は
秒を刻む、カチカチって音しかならない。
あぁ。所詮機械か。
てか、何言ってんの私。
「は・・・・。」
え、噓でしょ。
あさ、こんな嫌な思いして起きたのに
このまま準備して学校行ったら余裕で遅刻じゃん?
「もう、休むかな。」
はぁっとため息つきながらつぶやく。
「あ。」
でも‥、ゆかの彼氏紹介してもらうんだっけ?
「いかなきゃ…。」
急いで制服を着だす私。
もう、ご飯なんていらない。
「いってきます‥。」
返事なんて帰ってこない、知ってるよ。
誰もいない。
バタンっ。 ⚡
いつもより小走りで学校へ向かう。
「はっ…、はっ、。」
もともと病弱で運動もろくにしてない私は
すぐ、息があがる。
も、嫌になる。この体。
あ、もうすぐ学校じゃんか。
ペースはいつもより速かったな、けど余裕で遅刻。
「はぁ…。」
疲れた、ぐらぐらする‥。
「あれ?最上さん。遅刻、めずらしい」
振り向くと知らない男子がいた。
誰だろう、綺麗な人だな。
綺麗とゆか、かっこい‐?でも、ちゃらそうだなぁ。
髪の色、綺麗‥。
「だ、れ?」
するとその男子は少し笑って
「俺?俺はね、岸島れい。」
「あ、そう。…。え、あ、はじめまして…。」
いきなり自己紹介されても…。
「うん、はじめまして。えと、」
あ、そっか、名前‥
「ほのかだよっ、最上ほのかっ。‼」
あ、なんか強く食い入るようにいっちゃった‥。
「あ、ご、ごめん。」
今私、顔真っ赤だろうなぁ‥。恥ずかしぃ・・。
「ぷっ、ほのか、ね。分かった。」
そーやってれいはふはって笑った。
綺麗だな。
- Re: 私の恋はレモン味。 ( No.11 )
- 日時： 2016/07/16 23:32
- 名前： 立山桜 （ID: ???）
告白かとWWでもデートや！ガンバレー！
- Re: 私の恋はレモン味。 ( No.12 )
- 日時： 2016/07/17 16:32
- 名前： ふぁわ （ID: O/vit.nk）
立山桜さん
あ、そのパターンも‥！笑
思いつかなかった。( ;∀;)笑
デート、頑張ります(*^^)v笑
- Re: 私の恋はレモン味。 ( No.13 )
- 日時： 2016/07/17 22:46
- 名前： ふぁわ （ID: O/vit.nk）
街中
憧れの制服デート。
あのれいが、私の隣を歩いてる。
どうしよう‥。
この胸の高鳴り‥。
れいに聞こえない、よね‥。
プルルルルル———
「ふゎぁ！？」
あ、れいの携帯。
「びっくりしすぎだし。笑
あ、ごめん、俺ちょっと電話出てくるわ。」
「あ、うん！ここで座って待ってる！」
するとれいは、人込みをはずれて細い道に入っていった。
んー。
一人ってこんなに心細いんだなぁ。
ぼーっとしていると
肩をポンポンってされた。
「れい？電話終わったの？」
そう言いながら振り向くと、たばこ臭い男、2人組が私のまえに
立っていた。
「きみ、一人？オトモダチ待ってるんでしょー？
その間、俺らと遊ぼうよ？」
手をガシッととらえられる。
いやっ‥…！
「ほーのか、ごめんな。
電話、長引いちゃってさ。」
この声、れい…。
「れい…。」
「オニイイサン達、暇してるんなら、
向こうの方に美人さん達いっぱいいたよ。」
「まじっ！？」
れいが指さした方に走っていく男たち。
「ぁぁぁぁあ・・・。怖かっ…むぐっ！？」
話していると、れいが口の中にクレープを入れてきた。
「んっ！？おいひい‥！！！」
「ぷ。そんな美味しそうにクレープ食べる奴初めてだわ。笑」
ふはって。
- Re: 私の恋はレモン味。 ( No.14 )
- 日時： 2016/07/18 15:24
- 名前： ふぁわ （ID: O/vit.nk）
れいがくれたクレープはストロベリーチョコ味。
甘い、甘い、味だった。
2人でクレープを食べながら歩く街中。
「ありがとう、れい！すっごく美味しかった！！」
「これ、貸しね。笑」
「えー、そんなのってありぃー？笑」
2人で笑いあう。
「どうする？この後。
全然時間あるし‥。」
「んー。」
「することないんなら、家、帰る？」
そっ！そんなの、いやっ！
「遠いとこ、行かない？
誰の目にもつかない、誰にも縛られない、とこ。」
「どーゆーこと？」
適当に言っちゃった・・・。
「お金が無くなるまで電車にのって、
私たちにとって大事な場所。見つけよう。」
「なんかいいな、それ。」
ほっ…。
「れい、お金どれくらいある？私、6000円くらい。」
「俺は・・・・・。20000円。」
「いっぱい持ってるんだね・・！」
「あー、まあな。‥じゃ、行くか？」
「うん、行こう。」
止めていた足を一歩、踏み出す。
太陽が道を照らしてくれる。
- Re: 私の恋はレモン味。 ( No.15 )
- 日時： 2016/07/21 17:51
- 名前： ふぁわ （ID: O/vit.nk）
「で、…ここが、俺らにとって大事な場所？」
電車を降りた私たちの目の前には田んぼがあり、家がちょこちょこと
建っているだけだった。
「だ、大丈夫！ウロウロしてれば、いいとこだってあるでしょ！」
‥‥と、いいつつも内心失敗した…なんて思ったことは
黙っていようと誓った。
「むわぁじかぁ？こんなとこにぃ？」
「大丈夫だからっ！ほら！歩くよっ？」
れいの腕を引っ張って、歩きだす。
「けっこう…あるいたよね‥？」
「あ、ほのかストップ。」
れいが私の目を手でふさぐ。
「な、なに！？」
「いーから、いーからっ。」
「ねぇ、まだ？怖いよ。」
「大丈夫だって、俺がエスコートしてんだろ？」
「うん…。」
「あ、ほのか、俺が手、離しても、目瞑っててな。」
「えっ‥」
すると私の目かられいの手がスッとはずされた。
「ねぇ？れい？れい！」
目をつぶったまま叫ぶ。
返事が返ってこない。
「ほのか、目、開けて。」
優しい声が降ってくる。
そっと目を開ける。
「うわぁ…！海‥？」
「うん。」
「すごいっ！何年ぶりだろーっ！十年！？すごーい！きれー！！！！」
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