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白髪少女と無口な少年
日時: 2016/07/10 22:58
名前: フワラ (ID: 4xvA3DEa)

無口とはちょっと違うかも知れませんが
楽しんで見ていって下さい
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私は生まれつき髪が全部、白髪で皆から虐められて居ました
話かけたりしたら自分も虐められるかもしれないのに
貴方は皆に気持ち悪がられている私に優しくしてくれました
話てくれました
遊んでくれました
あの時の私は居なくていい存在なのだと自分を責めて居ました
そんな時、貴方は私に手を差し伸べて
真っ暗な世界に光を与えてくれました
本当に嬉しかったんです
だから今日から私は貴方に恩返しをします
たとえ貴方が私の事を覚えて居なくても
あの優しさが嘘だったとしても
私は貴方を幸せにしてみせます

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Re: 白髪少女と無口な少年 ( No.1 )
日時: 2016/07/10 23:21
名前: フワラ (ID: 4xvA3DEa)

設定

白髪少女
名前 美妖 姫野(ミヨウ ヒメノ)
性別 女
性格 頑張り屋
身長 168cm
容姿 白髪ロング(黒いリボンで下に縛っている)
黒目(やや垂れ目)
肌も白い方
服装 制服(ご想像にお任せします)の上に黒いパーカー
髪を見せない為フードを被っている

無口な少年
名前 佐々木 優衣(ササキ ユイ)
性別 男
性格 優しい
身長 170cm
容姿 黒髪(少し眼にかかっている)
黒目
服装 普通に制服(ご想像にお任せします)

Re: 白髪少女と無口な少年 ( No.2 )
日時: 2016/07/11 18:08
名前: フワラ (ID: 4xvA3DEa)

『美妖姫野』今日から高校1年生となりました
早めにクラス発表を見る為今学校へ登校中です
「あら?姫野ちゃんおはよう」
「おはようございます」
この方は近所の牧野さんたまに余った夕飯を分けてくれたりします
「ワンワンガルルルルル」
「こら元!!」
「ごめんね〜」
この子は牧野さん家の犬の元ちゃん
目の前を通るといつも吠えられるので少し苦手です
やっぱり髪の色のせいですかね…
「姫野ちゃんも今日から高校生ね、新しい環境こそ友達を作るチャンスよ頑張って行ってきなさい」
「はい頑張って来ます」
牧野さんは二、三年ほど前に引っ越して来て
私の髪を見ても気持ち悪がらずにいてくれた数少ない人です
私もあんな風になれたらな…
そんな事を考えながら歩いていると
「あっ!!着きました」
私が通う事となった高校は『私立紅葉山高校』と言う高校で
新しく出来た学校なのでとても綺麗です
それに
「大きいですね…」
とても大きいのでとても迫力があります
その迫力にビクビクしながらも学校へ入りました
そしてクラス発表の掲示板の前
「えっと一組は…居ない、二組居ない」
「三組…あ!!」
私は自分の名前を見つける前にあの人の名前を見つけました
『佐々木優衣』
優君は三組なんですか…
えっと私は三組
優君と一緒でした
「やった」
同じクラスの方が接点はあるので少しずつは恩返しをする事が出来ます
ですが問題が一つ
「髪を見られない様にしないと」
覚えて無いかも知れない
でももし覚えてたら髪の色で私だって事が分かってしまいます
その様な事が無い為に私はフードを深く被り
教室へ向かいました


Re: 白髪少女と無口な少年 ( No.3 )
日時: 2016/07/11 21:18
名前: フワラ (ID: 4xvA3DEa)

朝早く来すぎたのか人が誰も居ません
わぁ凄い部屋の数
えっと三組は…
ここは職員室__________________
あった三組
沢山ある部屋からやっと三組を見つける事が出来ました
三組のドアに近づきとってに手をかけた瞬間
ガラ
「うわっ!!」
「キャ!!」
イタタッ
誰かが教室に居たらしく私は驚いて尻もちをついてしまいました
尻もちをついた拍子にフードが取れてないかを確認した
良かった取れてない
「ごめんなさい!!大丈夫ですか!?」
相手の男の人は手を差し出した
「あっ!!大丈夫です…」
私は男の人の手を取って立ち上がった
「本当にごめんなさい」
「いえいえ、こちらこそ」
そんな会話をしながら教室へ入り自分の席に着く
さっきの事件?のせいで少し気まずい…
そんな気まずい空気の中先に沈黙を破ったのは彼でした
「あっあの!!」
「はっはい」
「他の人達が来るまで、まだ時間があるし少しお話ししませんか?」
「そうですね」
私は彼の提案に乗る事にしました
「それであの…」
「?」
「名前を教えて貰えるかな?」
「分かりました」
「初めまして『美妖姫野』と申します宜しくお願いいたします」
「美妖さんか、宜しくね」
「次は僕だね」
「僕の名前は『佐々木優衣』です宜しくお願いします」
『佐々木優衣』って
この人が優君!?
凄くカッコよくなってたから分からなかった
背も昔は私の方が大きかったのに…
「あの〜」
「はっすみません、こちらこそ宜しくお願いします」
怪しまれたかな?
私は優君とその後色々な事を話した
好きな色とか食べ物とかは全然変わって無いんだなぁ
「じゃあ次はどんな質問が良いかな?」
「あっ僕ばっかり喋ってごめんね」
「大丈夫ですよ」
「次は美妖さんが質問の内容を考えて良いよ」
「はい」
質問か…
そうだ!!
「えっと 大切な人と言うか好きな人っていますか?」
「へ?」
「あっ言いたくなければ良いんですけど…」
優君は顔を赤面させている
やっぱり好きな人が居るんだ
ズキ
何か胸が痛い
優君としさしぶりに話して緊張したからかな?
「えっとぼっ僕の好きな人は_________________」
ガラ
「あっ優衣!!」
「あっ優衣く〜ん」
「優衣はや!!」
優君の友達が来た
質問の途中だったけど
友達と話した方が楽しいだろうし
質問の答えはいつか聞こう
優君は本当に誰にでも優しいから
私なんかにも優しかったんだよな
あれはたしか、とても暖かい春の日だった


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