コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- *あの日見た夢は*《完結》
- 日時: 2016/07/29 11:53
- 名前: 陽 (ID: QYM4d7FG)
完結しました。小説についてのコメントよろしくお願いします。
また登場人物の短編ストーリーなど、リク合ったら書きます。
今回だいぶ短くなってしまったので、次は長く書きます。
こんにちは、陽と言います。雑談掲示板では心里です。
小説カキコでは「陽」の方を使わせていただきます。
早速ですが登場人物の紹介をさせていただきます↓
*主要キャラ
「麻木 空」(あさぎ そら)
中学1年生女子。水色の長い髪の毛をツインテールにしている。
目は生まれつきオッドアイで、右は青左は黄色。
元気で明るく、社交性が高い。
「雨夏 千奈」(あまなつ ちな)
中学1年生女子。金髪で横髪が長い。目の色は赤。
小柄だか気にしていない。ポジティブ思考。
「佐野 帆花」/「桐川 涼乃」(さの ほのか)/(きりかわ すずの)
中学1年生女子。青髪でロングヘア。目は桃色。
有名な水泳選手で、普段は偽名の「佐野帆花」を使っている。
「知島 楓」(ちしま かえで)
中学1年生女子。紫髪でポニーテール。目は薄い紫。
強気な性格だが人付き合いは良い。
_______________他のキャラ(名前と年齢、情報)
「高瀬 葉」(たかせ よう)
中学1年生男子。千奈に片思いしている。
「麻木 唯」(あさぎ ゆい)
小学4年生女子。空の妹。
「泉 咲穂」(いずみ さきほ)
中学1年生女子。
「雨夏 千咲」(あまなつ ちさき)
高校2年生女子。千奈の姉。
「麻木 理子」(あさぎ りこ)
空と唯のお母さん。海外へ出張中。
キャラ増え次第、更新していきます。
*>>6 来てくださった方
☆☆☆★☆☆☆★☆☆☆★☆☆☆
1章:第1話*>>1 学校生活
:第2話*>>3 夢
:第3話*>>4 絶対に
2章:第4話*>>7 何も起こらない?
:第5話*>>14 いつも通り
:第6話*>>18 出会い
:第7話*>>19 千奈と私との出会い
:第8話*>>20 あと3日
:第9話*>>21 運命の日は
:第10話*>>22 誕生日
*プロローグ*
_ある日、私は夢を見た。
衝撃的すぎて、真夜中に起きてしまった。
そう、私の親友が___千奈が。
巻き込まれてしまったのだ、ある大変なことに。
- Re: *あの日見た夢* ( No.1 )
- 日時: 2016/07/28 10:07
- 名前: 陽 (ID: QYM4d7FG)
【1章】第1話:学校生活
私は、月宮中学校1年2組。麻木空。
割と友達も多く、学校が苦痛だとは思わなかった。
寧ろ家よりか楽しいと思えた。
「千奈、おはよう」
「あ、空ちゃん・・・おはよ」
少し遠慮気味に、私の親友、雨夏千奈が挨拶を返した。
何だろう、今日は元気ないな。気のせいだろうけど‥。
「千奈今日は元気ないね?どうしたの?」
「昨日夜4時に寝て今日朝6時に起きたから」
は。
それなら元気ないのも当然だ。
「なんだー、てっきり風邪気味なのかと思ったじゃん」
「・・・まさか。私ばかだから風邪ひかないよ」
千奈はいつも楽しそう。
つられて私も楽しくなる。
教室に入った。1年2組は25人。
「あれー?空今日は遅かったね」
そう言われ、時計を見る。8時23分だ。
いつもこのくらいなはず・・・。
「帆花が今日早すぎたんじゃないの?私はいつも通り」
「そっかなー?今日はあたし・・・そういえば7時半くらいに来た」
「やっぱり」
その瞬間チャイムが鳴り、私は席に着く。
___今日は頭の中で歌を歌っているうちにもう6時間目が終わった。
私は1人で走って帰り、そのままベッドにダイブした。
今日はなんだかモヤモヤする。
「空、夜ご飯よ」
お母さんが呼ぶ。
「うん」
私は30分で夜ご飯を済ませ、風呂に入り、そのまますぐ寝た。
____________________
いつもの下校風景。
「空ちゃん、私ちょっとコンビニ行きたいんだ」
「え?うん、いいよー」
「ここで待っててくれる?」
「一緒に行かないの?」
「・・・うん、ちょっとね、空ちゃんには秘密にしたいこと」
「・・・・・・そか、じゃあ行ってらっしゃい」
「ごめんね!すぐ戻るから!」
そう言って、道路の向かいにあるコンビニへと向かっていった。
すると、今、見えてしまった。
赤信号を無視する車が。
その車はこちらへ向かってくる。
下を向いて考え事をしていた千奈。
千奈の方向に車は向かってくる。
その瞬間。
_____バンッ。
私の耳に、車と何かがぶつかった音が入ってきた。
*続く*
ここまで読んでくださって有り難うございます。
この話で分からないことなどあれば、遠慮せずにコメントしてください。
- Re: *あの日見た夢* ( No.2 )
- 日時: 2016/07/27 20:05
- 名前: 松ファイル (ID: DkN/A4kL)
ストーリー作り上手いですね!自分も参考にしたいくらいで。
これから楽しみにします^_^
- Re: *あの日見た夢* ( No.3 )
- 日時: 2016/07/27 21:40
- 名前: 陽 (ID: QYM4d7FG)
>>2
お褒めの言葉有り難うございます<(_ _)>
参考にしたいくらいなんて・・・すごく嬉しいです//
期待に添えられるよう頑張ります。
コメント有り難うございました。
- Re: *あの日見た夢* ( No.4 )
- 日時: 2016/07/27 22:08
- 名前: 陽 (ID: QYM4d7FG)
第2話:夢
私は瞑っていた目を開けた。
そこには血だらけの千奈の姿があった___
救急車がものすごいサイレンを鳴らしながら来た。
私はその場を動けなかった。あまりにも衝撃的過ぎたからだ。
いつも私に話しかけてきてくれた。
その記憶が脳裏に浮かぶ。
嫌な顔をせず、いつも笑顔だった千奈。
だんだんと小さくなっていく救急車を見て、私は涙を流した。
その瞬間、目の前が真っ暗になった。
あれ?私の家に両親は、仕事の出張で海外に行った。家にいるはずない。
じゃあ何?あの時夜ごはんだと呼びに来たお母さんは。
___ガバッ。
「・・・ん?」
私は目を開けた。見慣れた天井がある。
ここは私の家だ。
私は布団を頭まで被って、汗びっしょりだった。
「__千奈!!」
布団から飛び出て、携帯を手にした。
急いで電話を掛ける。
・・・・・・・・・・・・カチャッ
「もしもし」
__!
「千奈?」
「空ちゃん?どうしたの?」
「千奈・・・良かった・・・」
「空ちゃんゲームしてたのー?いきなりどうしたの?」
「・・・そーそー!ゲームしてたの!ごめんねこんな時間に電話して!」
「ううん、全然いいよ、夜ごはん中なだけだしね」
「夜ごはん中だったの?ごめんね途中に」
「いやいやぁ、そんな謝ることないよ、じゃあ切るよ〜」
「あ、うん」
プチッ。
これはいったい、どういうこと?
あれは全部夢だった?
私は帰って布団に飛び込んだ瞬間、寝てしまったのかな・・・。
まさか夢が本当になることなんてないと思うけど、明日から絶対千奈と帰ろう。何かあったら止めないと・・・。絶対に、夢と同じことになんてさせない。
そう誓った。
*続く
ここまで読んでくださり、有り難うございました。
続き今日中に作るつもりです。
- Re: *あの日見た夢* ( No.5 )
- 日時: 2016/07/27 23:09
- 名前: 陽 (ID: QYM4d7FG)
第3話:絶対に
今日の朝は目覚めが悪かった。当然だ。
もしあの夢が正夢なら、だいたいは翌日とかに起こるはずだ。
今日は下校時間を合わせよう、何とかして。
朝ごはんを食べ、急いで家を出た。
そのまま走り、千奈の家の方面に行った。
千奈の家のインターホンを押す。
すると声が聞こえてきた。この声は・・・?
「空さんですか?千奈ならもう少しで用意できるらしいですよー」
千奈のお姉ちゃん、千咲さんだ。
千咲さんは学校行かないのか。もう8時は過ぎているのに・・・。
そんなことを考えていると、ドアが激しく開いた。
千奈と千咲さんが同時に出てきた。
「空ちゃん、おはよー」
「空さん、おはようございます」
2人の声が同時に聞こえた。
その瞬間2人はにらみ合っていた。何とも言えない仲だな。
千奈の家から学校までは2㎞ほど離れている。
200メートルくらい歩いたところで、千咲さんは右に曲がった。
「それじゃ私はこっちだから、ばいばい」
「お姉ちゃん行ってらっしゃい」
「千咲さんそれでは」
千咲さんは、双葉学園高等部2年生だ。
双葉学園はここから1kmほど離れている。
千奈がいつもより早足だ。
私も合わせて早足で歩く。
時計を見た。8時20分。
千奈と私は走り出した。この地点から学校までは800メートルくらいだ。
今日はあまり授業もない。カバンが軽い。
全速力で走る。
千奈はものすごくばてていた。私はそれほど。
校舎の時計を見た。8時24分。
あと1分遅れていたら遅刻扱いだった。危ない・・・。
とにかく、登校中は何もなくてよかった。
_________________________________
今日の数学の授業はさっぱりだった。
一応聞いていたけど何も理解できなかった。
そんなに数学は苦手なはずじゃなかったはずなのに。
そうだ、今日は千奈と帰らないと。
「千・・・」
「雨夏」
私が呼ぼうとした瞬間、その向かいから声が聞こえた。
うちのクラスの高瀬だ。千奈に片思いしているらしい。帆花が言ってた。
「ん、高瀬くん?どしたの」
「今日用事あるか?」
「ないけど・・・」
「一緒に帰ろうぜ」
え。これはやばいパターンだ。
高瀬と帰ってしまうと千奈がどうなるかわからない。
阻止すべきか、私も一緒に帰るべきか。
高瀬は私のことを嫌ってはいない。たまに話しかけてくれる。
一緒に帰るって言っても「はあ?」とかにはならない。
「・・・!」
「千奈、高瀬」
「ん?」
「ん?」
2人同時に反応した。笑いそう。でも笑ってる場合じゃない。
「2人一緒に帰るの?悪いけど私も一緒いい?」
2人は顔を合わせる。と思ったら千奈が言った。
「全然いいよー」
「まあいいけど」
千奈も高瀬も特に何とも思わなかったみたいだ。良かった。
まあ高瀬にしてみればちょっと不満かもね。
高瀬と一緒に帰るんだったら、あのコンビニとは違う方面から帰る。
これで一安心だ。
今日も違う方面から帰った。
よし、今日は何もなかった。
これで安心して寝れる。
___________________
「ち、千奈!」
私は千奈が運ばれていった医大に走って行った。
許せない。
赤信号を無視し、ひき逃げをした。
千奈を轢いた車の運転手、絶対に許さない。
私は千奈の手術室に行った。その前の椅子に座った。
絶対助かるようにと祈りながら。
ランプが点灯した。手術中だ。
成功して、成功させて。絶対に。
親友とこんな別れは嫌だ。絶対に。
千奈は助かる。そう信じる。
「千奈・・・」
小さく、そう呟いた。
「助かるから、絶対に」
*続く
少し長めでしたが、読んでくださり有り難うございました。
この掲示板は過去ログ化されています。