コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- You're my brother!?
- 日時: 2016/08/01 12:22
- 名前: 涙亜 (ID: vSZ23IW1)
こんにちは!涙亜と申します。今年の夏休みは部活ばっかりでどこかに行く予定もなくなったので…(泣)
初めてですが、小説を書いてみたいと思います。処女作なので生暖かい目で見守ってあげてください…。
それと、この小説では私の趣味全開ですので…
ちょっとアレな表現とか残念な主人公とかそんなものがでてきます。R-18まではいかないと思いますが…一応そういうシーンがある時は注意書きを書かせていただきます。
また、誤字脱字は常にあると思うので、気付いても無視してください(笑)
基本毎日更新する予定なので、よろしくお願いします!
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- Re: You're my brother!? ( No.1 )
- 日時: 2016/08/01 16:46
- 名前: 涙亜 (ID: vSZ23IW1)
〜You're my brother!? Date 8,1〜
…疲れたぁ。
私はガタゴトと揺れる電車の中で小さくため息をついて、肩をすくめた。
私の名前は小川未空。中学2年生。本当は東京のとある中学校にいたんだけど、今年の春、親の都合でド田舎にある汚いアパートに一人暮らしすることになった。
いや、おかしいよね?自分で言いながら思うけど、おかしいよね。そもそもなんで一人暮らしなの?私が家事炊事苦手なの知ってる?生きていけないよ?なに?コンビニで暮らせってこと?もうわけわかんない。
心の中で愚痴をこぼしながら、先ほどより大きなため息をついた。
結局私はその田舎の学校に引っ越してきたんだけど…。なんか、なんていうか、フリーダム。授業中普通に寝てる人とかいるし、不登校の人もいるし、授業中騒いでてうるさい。先生はもう無視しているし…どうしようもない学校だった。
それが、私の溜息の理由だった。もうあんなとこ行きたくない。
何も考えたくなくなって、電車に目を向けた。この電車の中は田舎だからだろうか、人が少ない。いや、10人くらいしかいないってわけじゃない。人口密度もかなりきついしちょっと暑いけど、東京のほうがもっと人がいるから、比較的少なく思えただけ。
…にしても、のどかね。ぼーっとしてたらつい眠くなってしまう…。
いやでも、寝たら家につかなくなっちゃうから!起きて私!
何か気を逸らすものはないか、と周りに目を向けた。
すると、私の目には生まれて初めて見る光景が映った。
顔を真っ赤にしながら震えている小さな男の子。その子には…
猫耳!?そ、それに尻尾!?
そして、その男の子に手を伸ばし、体を汚い手つきでさわる40代前後の男。いや、おっさん?
こ、こ、これは…いわゆる…痴漢…!?
私はパニックになった。眠気など吹っ飛び、何をすればいいのか戸惑い、鳥肌が立った。なんだろう、私は怖がっているのだろうか。震えが止まらない。て、いうか周りの人は何で気付かないの!?
…私が…助ける…?
気付いたら、その痴漢の手を握っていた。
「この人、痴漢です!!!!」
周りの人は驚いた顔をしていた。そして私も驚いていた。私自身、今何をしたのか、理解が付いていけてない。私の周りの空気がカチンッと音が鳴ったように凍った。どうしよう…どうすればいいんだ…?
私が固まっていると、近くにいた警備員みたいな人が声をかけてくれた。そのまま痴漢は連れて行かれた。その光景を、ただ私は呆然と見ていた。
なんか、なんていうか、初めて自分が好きになれた気がする。いや、すきってほどじゃないけど…なんか、進化したかな。
そんな自己満足に浸っていると、痴漢されていた猫みたいなおとこのこと目があった。さっきの警備員が回収し忘れたのだろうか、ひとりでぐったりとしている。…可愛いな。いや、ショタコンじゃない。いやだからそうじゃなくて!声をかけなきゃいけないでしょ!!
「…君、大丈夫?」
そっと手を差し伸べると、男の子は弱弱しく手を差し出して、私の手に重ねた。そして、電源が切れたように目を閉じてしまった。
えっ…ど、どうしよう。寝ちゃった…。これは…連れて帰るのかな?いや、連れて帰っちゃ駄目かな。
悩んでいると、私が降りる駅についた。
ど、どうしよう…!連れて帰っちゃだめかもしれないけど…放っておくのもできない…!
かくなる上は…!!!
結局私が下した決断は、連れて帰ることにした。
…この子、どうしよう。
続く。
- Re: You're my brother!? ( No.2 )
- 日時: 2016/08/03 16:50
- 名前: 涙亜 (ID: vSZ23IW1)
〜You're my brother!? sesond story〜
どうしよう。ホントにどうしよう。
私はあの後、男の子を家に連れて帰った。家についたときは、あたりは真っ暗になっていて、ちょっと怖かった。男の子は電車で起きたあの事件(?)からは一度も目を開けてないみたい。途中、生きてるかどうか心配になったけど、小さい寝息が微かに聞こえたから大丈夫でしょ、と思って特に気にしていなかった。
それで、私の部屋のベッドに寝かせているんだけど…。
なんか、すごく不安になってきた。だ、だってもし親がいたら私が連れ去ったみたいになるし、なんか猫耳と尻尾生えてるし…。ここに連れてきてよかったのだろうか。い、いいいざとなれば…警察を……!
「ん…っ」
私はぴゃっという小さい悲鳴を上げて手にしていたスマホを落とした。び、ビビったぁ…!そーっと男の子の方に目を向けると、ぼんやりと私を見つめていた。
「ひっ!!」
目が合って、心臓が大きく飛び跳ねた。私はこの学校に来てから先生以外の生徒とコミュニケーションをとっていない。勿論目を合わせたりとか、そんなこともしてないから、人と対面したのは久しぶりだった。
って、いや!!そうじゃないでしょ!?この子にいろいろ聞かなきゃ!少しの勇気を振り絞って、彼に声をかけた。
「き、君、あの時は大丈夫だった…?かっ勝手に連れてきてごめんね…っ」
声が大きく震える。でも、でも言えた…よね!またもやそーっと男の子の方に目を向けた。
その男の子の目からは大粒の涙が、ポロポロと零れ落ちていた。
私はパニックになった。ひぃぃぃぃぃぃ!!と叫びたいところだったが、人間、本当にパニックになると声が出ないようで、私は鯉のモノマネをするようにハクハクと口を動かした。そんな聞いちゃ駄目なこといったっけ!?どどおどどっどdどうしよう…!!!!!!
そんな焦ってる私に、彼から声をかけた。
「…きみは、ぼくが怖くないの…?」
彼も、私と同じように声が震えていた。
きっと今の彼の言葉にはいろんな意味があるんだろうな。いままで、人間から恐れられてきたんだろう。…きっと、差別、とかされたんだろうなぁ。彼のきれいな中紅花色の瞳から、いろんなことを感じた。
今まで何故私はこの子に怯えていたのだろう。私は、不思議と、彼と私は似ているような気がした。もう、何も怖くない。
「…全然、怖くないよ。」
私は、ここしばらく見せなかった笑みを見せた。
彼は、私に抱き着いて、さっきよりも大声で泣いた。なんか、それをみてるだけで私まで泣けてきて、しばらく二人で泣きあっていた。
to be continue…
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はい!ここまで見てくださってありがとうございました〜(*^^)v
なんか変なところで切っちゃってごめんなさい…(-_-;)あと、前回の話はDate 8,1と表していたところを今回はsecond storyとなっていたことに気付きましたか?ちょっと日付で表すとめんどくさくなるので代えさせていただきました(汗)
それでは、また次回お会いしましょう〜!
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