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- 魔法学校2年5組【コメ募集中】
- 日時: 2016/08/08 10:37
- 名前: 心里 ◆AG5AfKu9Dk (ID: QYM4d7FG)
初めましての方は初めまして、こんにちは。
今中1生の心里と言います。
掛け持ちなので、更新亀になるかもしれませんが、気長に・・・。
またすごく早い時もあります。おそらく。
シリアスな展開もあると思います。
___________
*キャラ紹介*「名前カタカナ」名前(性別)《名前読み方》
-2年5組-
「ルア」光宮 琉亜(♀)《こうみや るあ》
・身長157cm、体重42㎏、茶髪ポニー、目は水色
「ミホ」三柿 未帆♀《さかき みほ》
・身長164cm、体重47kg、紫髪ボブ、目は青色
「リリカ」水原 莉理佳(♀)《みずはら りりか》
・身長153cm、体重40kg、金髪ツイン、目は黄色
「タツ」時留 達(♂)《ときどめ たつ》
・身長168cm、体重52㎏、青髪、目は水色
「カノ」二葉 花乃(♀)《ふたば かの》
・身長142cm、体重34kg、桃髪サイドテール、目は赤色
「ルイ」草上 類(♂)《くさかみ るい》
・身長162cm、体重45kg、黒髪、目は緑色
「カエデ」氷室 楓(♀)《ひむろ かえで》
・身長160cm、体重43㎏、薄い水色髪ショート、目は桃色
「ヒナ」羽生 比奈(♀)《はにゅう ひな》
・身長155cm、体重42kg、灰色巻き髪、目は濃い桃色
「サナ」紫苑 咲那(♀)《しおん さな》
・身長166cm、体重49kg、紫髪ショート、目は青色
__________
コメントやアドバイス募集しています。
____
*prologue*>>1
*1 episode*>>2
*2 episode*>>5
*3 episode*>>6
*4 episode*>>7
*5 episode*>>8
*6 episode*>>9
*7 episode*>>10
*8 episode*>>11
*9 episode*>>13
随時更新します。
- Re: 魔法学校2年5組【コメ募集中】 ( No.22 )
- 日時: 2016/08/15 14:23
- 名前: 心里 ◆AG5AfKu9Dk (ID: QYM4d7FG)
*16 episode*
ミホとサナさんが目の前から消えた。
戦力となっていたミホとサナさんが。
一瞬にしてミホが敵になり、サナさんも敵になる可能性がある。
私にどうしろ、と?
このクラスから2人が居なくなり、私たちにどうしろと?
____どうしたら・・・。
「先生」
「・・・タツくん」
「ここから先、3人に絞って行っていいですか?」
「・・・え?」
「ここから先・・・大人数で行くと危険です」
「でも・・・少人数も危険よ?」
「行かせてくださいよ!さっき・・・見たでしょう先生も!?目の前で仲間だと思っていたミホが・・・一瞬にして敵になったんですよ!?」
「それでも・・・!それだからこそ危険よ・・・!」
「・・・先生・・・お願いします、タツの言うこと聞いてあげてください」
「カエデさん?」
「私も思うんです・・・大人数は危険です」
「でも・・・」
「私からもお願いします」
「ルアさん・・・」
「・・・ルア」
「少人数も危険ですが・・・大人数だと動けなくなる可能性があるんです」
「え?」
「この先道がすごく狭いんです、だからお願いします」
「・・・分かりました、では・・・許可します」
「誰が行く?」
問題はそこだけど・・・。
「先生に指名してもらおうぜ・・・」
「そうだね、先生・・・お願いします」
「では・・・事の発端なのでタツくん、・・・ルアさん、・・・カノさん」
「・・・え、わ、私・・・?」
「説得力に長けてるので・・・こういうと失礼に感じますがね・・・お願いしますよ」
説得力ぅ!?すごい決め方だ・・・。
でも今は必要なんだよな・・・。
「でもタツ、先生は・・・」
「だめだ、先生と一緒にいると少し魔法の効果が薄れるんだ」
「でも大丈夫なの?」
「ミホにも先生が居るってなると戻りにくくなるかもしれないだろ」
「・・・」
返事はしなかった。納得もできなかった。
でも認めざるを得なかった。もう迷っている時間はない。
__行こう。
- Re: 魔法学校2年5組【コメ募集中】 ( No.23 )
- 日時: 2016/08/15 14:31
- 名前: 心里 ◆AG5AfKu9Dk (ID: QYM4d7FG)
*17 episode*
「では先生、リリカ、ルイ、ヒナ・・・行ってきます、ね」
「ルアちゃん」
涙目ながらにヒナが言った。
「無事に・・・帰ってきてよ」
いつもほのぼのしてるヒナ。さすがに真剣だ。
いつもの癖、語尾を伸ばす・・・ってこともしていない。当たり前だけど。
私はくすっと笑う。
「もちろんだよ、約束する」
「絶対だよ」
「うん」
「では皆、じゃあな・・・」
「健闘を祈ります・・・タツくん、ルアさん、カノさん」
「はい!」
3人そろってそう言った。
_______
「もう敵の気配は感じないね・・・それにこの洞窟もそろそろ終わりっぽい」
「そうなのか?」
「うん・・・タツくん、魔法の準備はいいね?ルアちゃんも」
「いいよ、いつでも」
「俺もだ」
「うん・・・絶対無事に帰るって約束したもんね」
「そうだね・・・」
私には思うところがある。
ミホはいつから・・・組織の仲間だったんだろう。
私とミホは、小学校入学以前からの友達だった。
さすがに幼稚園からなんてことはないだろう・・・。じゃあいつから・・・。
「ルアちゃん、タツくん!壁側に寄って!!速く!!」
「え!?・・・わっ!」
でかい・・・鉄球みたいなものが後ろから?
どうして・・・これもミホの仕業なのか・・・。
___そう考えるのは辛かった。
- Re: 魔法学校2年5組【コメ募集中】 ( No.24 )
- 日時: 2016/08/15 14:44
- 名前: 心里 ◆AG5AfKu9Dk (ID: QYM4d7FG)
- 参照: あと3話
*18 episode*
「な・・・2人とも伏せろ!」
「え・・・?」
___バン!バン!
「うっ・・・な、何・・・何なの・・・?」
「そろそろ収まるはずだ!伏せとけよ!」
「う、うん・・・う・・・」
収まる。
「今のは何だったのタツ?」
「よくわからないけど・・・爆発音だったよな今のは」
「爆発!?」
「ああ・・・ミホが仕掛けたんだろ・・・」
「そんな・・・!」
「そうだとは思いたくないがな・・・あれ、カノは?」
「え?」
後ろに人が居る。
「わっ!?」
そこには・・・顔から少量の血を流したカノが立っていた。
「カノ・・・良かった、無事だったか・・・びっくりしたけど」
「失礼だね」
「ごめんごめん、それより顔大丈夫か?」
「さっきの爆発で飛んできた小石が刺さってね・・・ちょっとは痛いけど大丈夫」
「そうか、なら良かった」
急に目の前が明るくなる。それ以上に・・・眩しい・・・!
「な・・・さっきから・・・何なの!!?」
「く・・・っ」
眩しさの中目を開ける。
人の形が見える。短めの髪の毛が揺れているのが見えた。
まさか・・・!
「何だこれ・・・閃光弾か・・・!?」
「み・・・ミホ・・・!!」
- Re: 魔法学校2年5組【コメ募集中】 ( No.25 )
- 日時: 2016/08/15 15:02
- 名前: 心里 ◆AG5AfKu9Dk (ID: QYM4d7FG)
- 参照: あと2話
*19 episode*
目の前がまた暗くなる。
「ねえ・・・そこにいるのはミホ‥でしょ・・・?」
「え・・・?ミホ・・・?」
「ミホちゃん居るの!?」
「・・・ねえミホ・・・」
目が暗さに慣れてくる。
高身長の女の人。肩には付くか付かないかくらいの短めの髪の毛。
真っ黒なワンピースを纏った・・・見覚えのある人。
「・・・」
「ミホ!」
走る。と、その途端、腕をつかまれる。
「おい待てルア、慎重にいけ」
「う・・・タツ痛い、離して」
「あ、悪い」
緊張感ゼロか・・・。いやそんな場合じゃない。
「ふん・・・あそこから敵は出さないようにしたけど・・・まさか3人で乗り込んでくるなんてね・・・ルア、貴方も馬鹿になったものね」
「な・・・!」
ミホの声。
「ようこそ、ここが最後のポイントと言えるわね」
その声の主が振り向く。間違いなく・・・ミホ。
「ミホちゃん・・・どうして・・・こうなったの?」
「あら、過去の話を振っても無駄だけど・・・まあ戦う前に話してあげましょうか・・・仕方ないし」
いや話すのか・・・。
「私のお母さんがね、この組織に捕らえられたのよ、4年前に」
ミホが小学5年生の時か・・・。
「そして私に脅迫がかかってきたわ・・・お母さんを返してほしかったらお前も私たちの組織に入れってね・・・」
「そんな・・」
「私はお母さんと一緒にいるのがすごく楽しかった・・・だからその組織に入ることを決意した」
「・・・」
「でもね、私が組織に入った途端・・・」
___お母さんが組織に殺されたのよ。
______
「そんな・・・!」
「そしてお前が復讐しようと組織のトップになった、ってことなのか?」
「あら察しが早いわねタツ・・・そうよ、もう雑談はここまでにしましょ」
「きゃっ!」
「カノ!」
「カノちゃん!」
「ふふ、私を甘く見ないでよね・・・いつまでも雑談はしないわよ、手加減もなし」
「仲間と戦うなんてことになるとはな」
「あら・・・貴方たちと仲間になった覚えはないけどね」
そんな否定されると立ち直れないよ・・・。ミホ・・・。
- Re: 魔法学校2年5組【コメ募集中】 ( No.26 )
- 日時: 2016/08/15 15:21
- 名前: 心里 ◆AG5AfKu9Dk (ID: QYM4d7FG)
- 参照: http:
最終話
*20 episode*
「ストップ・・・ザ、タイムズ!・・・って、うわっ!?」
「いつもの魔法が通じるとでも思ってるの?もう貴方のその能力は使えないわ」
「な・・・お前封印魔法なんか使えたのか・・・?」
「言ったでしょ、甘く見ないでって!トルネード!」
「わっ・・・ひゃっ!?」
「カノちゃん・・・!」
私は何とかしてよけたけど、カノちゃんが・・・!
「ルア、それじ・・・ん?」
「え・・・?わ、横の壁が・・・!?」
___崩れ落ちる!?
ミホのさっきの竜巻で・・まさか・・・。
「ルア、ミホ、逃げろ!」
カノちゃんとタツが走り去っていく。
「速く!」
「嫌よ・・・逃げるくらいならもうここで人生終わらせた方が・・・まし・・・」
「だめっ!」
私はミホを無理やり押した。
「わっ・・・?何するのルア、離して!」
「嫌だ、絶対離さない・・・ミホは私の大事な友達でしょ!?違うの!?」
「離してってば!・・・う・・・」
「ごめんミホ・・・もうこうするしか・・・」
私の光の魔法で目をくらませ、気絶させた。ごめんミホ・・・無事で帰れたら謝る・・・。
「テレポート!」
この魔法は練習でも一度も使えたことがない。
お願い、成功して・・・!
___________
「・・・な・・・っ・・・」
「ここは・・・?」
「ルアさん、ミホさん、気が付いたんですね」
「え・・・?」
「私たちが待機していた近くに倒れていました・・・なので出口を見つけて運んできました」
「私たち・・・助かったの・・・?」
「そうですよ」
「やったああ!」
「・・・ルア、皆」
「ミホ?」
「ごめんね・・・皆を傷つけてしまった・・・本当にごめんね・・・」
「ううん、いいんだよ」
「え・・・?」
「楽しかったよ、この冒険」
「ルア・・・」
「これからもミホは、友達だからね」
「・・・うん・・・ルア‥」
いつも魔法学校と行っても、普通の日常が続いていた。
その中に不穏な空気が流れた。ミホが敵になった。
でも終わりよければすべてよしってやつだ。私は清々しい気持ちで、夜の空を見上げる。
「サナさんは・・・」
「先ほど自衛隊に保護されたようです」
そんな大事に・・・なってたのか・・・。
星が光っていた。今の私たちの心の中を映し出すように。
end.
どうだったでしょうか。
初めての魔法モノでしたが、楽しんでいただけたでしょうか・・・(;´・ω・)
これからは別の日常系小説の続き書かせていただきます。
読んでいただき有り難うございました♪
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