コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 私の乙女物語
- 日時: 2016/08/03 14:39
- 名前: 春奈 (ID: ???)
はじめまして(こんにちはの人もいますよね)春奈と言います。私の小説では主にスクール恋愛を、メインに書いていきます!私を知らない方でも自由に読んで頂けるとありがたいです♪
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- Re: 私の乙女物語 ( No.1 )
- 日時: 2016/08/03 15:04
- 名前: 春奈 (ID: ???)
第0話 〜事の始まりまで〜
ーーーこれは私が恋を知る前のお話ーーー
「Happy Birthday! 玲奈!!」ドアを開けた瞬間皆の声が聞こえてきた。
「えっ、!…ありがとぅっ、、!」
「もー!玲奈は泣き虫なんだからー」
「ちっ、違うもん」
3月15日、私の誕生日です。14歳になりました。
もう中二も終わりかぁー。早かったなぁ。
「こらー、席つきなさい!」
「やっべ!木場先だ!」私達の担任の木場先生。
学年主任で怒ると怖いの。
「えー、今日で学校終わりだけど春休みだれないよーにな!ほらもう始まるから廊下でて並べー!」
そう。今日は私の誕生日であり、終業式。
〜終業式〜
「あー!終業式疲れたー!!校長の話長すぎー」
「だよねー。私足疲れちゃったwそーいや愛子、神谷君は?」
「えー♡ラブラブに決まってんじゃん♡」
愛子は私の親友。塾が同じで中学受験組としてともに励んできた仲間。塾では全く話さなかったけど今では大の仲良し!
愛子は彼氏がいてそれは、一つ上の神谷先輩。
神谷先輩は唯一タメ口OKな先輩で私達は神谷君って呼んでるの。
「そーいう、玲奈は好きな子いないの?」
「うーん?私にはまだ早いかな…」
そーやっていつも逃げてきた。好きな人はいたよ。もちろん。でも皆が彼氏が出来るにつれて自分に焦りしか感じなくなって………
「もー!ごめんごめん。そんな落ち込まなくっても玲奈は可愛いからいい人が現れるよ、いつか!あ、じゃあ神谷君が待ってるから行くね。中3で同じクラスだといいね。」
「うん。またね!」
今日もひとりかぁ。私だって彼氏と帰って見たいよー。
「ねぇねぇ、おかさん。誕生日に、これ買ってー!」
「いいわよ。誕生日にはお祝いしないとね!」
あぁ。微笑ましいなぁ。
「……っ。」
本当は羨ましくて仕方ない。
だって、私はお祝いすらしてもらえない。
それに私の誕生日は3月15日じゃないんだもの………………………
- Re: 私の乙女物語 ( No.2 )
- 日時: 2016/08/03 15:34
- 名前: 春奈 (ID: ???)
第1話 〜真実〜
ー7月22日
「来夢ちゃん。ほーら、お母さんですよー」
蘇る過去。私、乾 来夢誕生。
「お母さんっ、!来夢は生まれたか!?」
「お父さんったらそんなに急いで、クス」
「可愛い女の子よ。大きく育ってね」
それからというものの私は愛情いっぱいに育てられた。と同時に弟の歩夢も。歩夢は私の双子の弟。
お母さんはモデル。お父さんはハーフだったせいか、私達双子は美形に生まれてきた。
そのおかげで周囲からも可愛がられてきた。
しかし突然お母さんは私を、捨てた。
理由は今でも分からなかった。
道端で凍え死にそうな時、今のお母さんが現れた。
「っ!大変!…大丈夫だよ。私がいるから」
そう言って、私をおんぶして運んだ。
それが3月15日。だから私は友達にその日が誕生日だと嘘をついてきた。
その後お母さんに育てられ、中学受験して今に至る。
誕生日がわからないから今の家ではお祝いしてもらったことはないけれども、気にしてない。
育ててくれるだけで充分だから。
でも羨ましい気持ちは抑えられない。
それと同時に憎む気持ちも増えていく。
私は何もしていないのにーーーーーーーー。
弟の歩夢は捨てられていないのにーーーーーーーー。
拾われてから数日「名前は?」
何度も聞かれたけど答えなかった。来夢なんて名前もう嫌い。
そうして私は森崎 玲奈、そう名付けられた。
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