コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- Whitears
- 日時: 2016/09/21 00:41
- 名前: azukin (ID: gF4d7gY7)
岸本美桜は、スクールカウンセラーを目指し東京の女子大に進学するが
心理学を勉強していく中で、自分の想像や憧れとのズレを感じる。
大学3年間はあっという間に過ぎていき、仲間が就職や進学を続々と決める中、ただ一人途方に暮れる日々を送っていた。
そんなある日、バイト先である銀座のバーにお客としてやってきた
世界的有名雑誌『Guilty Japan』編集長、真澄凉と出会い・・・?
*岸本 美桜 Miou Kishimoto
→”悩む人を助けたい”という一心で地元を飛び出し、都内の大学を受験するも滑り止めの女子大に。
母子家庭で育ったため、悠長に大学院にいきたいとは考えられず就職を考えるが心理職を諦めることにもがき苦しむ。
*真澄 涼 Ryo Masumi
→世界的に有名な雑誌『Guilty』の日本版である『Guilty Japan』の史上最年少編集長。
若干25にして築き上げた素晴らしいキャリアと容姿の端麗さを持ち合わせるが、メディアでも彼の過去を語られたことは一度もなく、スキャンダルもない。
*広瀬 歩花 Ayuka Hirose
→美桜の大学、バイトの先輩。同郷だということもあり、何でも話せる姉妹のような仲。現在は大手IT企業で働いている。
And Others...
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- Re: Whitears ( No.1 )
- 日時: 2016/09/21 01:01
- 名前: azukin (ID: gF4d7gY7)
「あれっ、真澄さん今日は一人なんだ〜珍しいっ」
「ああ。外雨だったから、なんか寄りたくなって」
「さっきまでね、モデルの水木リコちゃんが来てたのよ〜〜可愛いねあの子!」
「マスターよく見てるね。今回であの人は3回目かな、うちでカバーやるの」
「あっ僕はそんなファッションに興味ないからっうちのバイトの…ミオちゃんこっち〜!」
マスターとお客さんの会話で、外が雨だということに気づく。
ここにいたら、外のことなんて分からない。
最近、天気のことなんて気にも留めないからだろうか。
「この子がね!毎月GJ買ってるの〜!ねっそれでさっき教えてくれて。まさに真澄さんが言った通り」
「あっ、、いらっしゃいませ。」
「どーも。服好きなんだ」
「はい。系統とかけっこう違いますけど」
なんだこの人は・・?銀座だし、関係者の人かな?
「…分かった。Royaleet系?よく着るの」
何だこの人は・・?会って1分ほどで私の私服の系統を言い当てた。。
「どうしてわかるんですか!?」
「たぶんだけど、そのマスカラとシャドウって、輸入系ではなくて国産メーカーのだよね。あとネイル、9月だけどあえてボルドーでなく
ふんわりした色合いにしてる」
自分でも意識してなかったネイルのことまで、すっと浸透するように言われるのはなんだか恥ずかしい。
「本当にその通りなんですけど、男の人でそんなに知られてると怖いです」
「あっちょっとミオちゃん!失礼!」
「いいよマスター。逆にリラックスできる」
「ミオちゃん、この方は、GJの編集長さん。この近くにValentine Buildingって綺麗なたっかーいビルあるでしょう。
そこを5年前、21にして建てた方でもあるのよ」
Valentine Building、毎年クリスマスやバレンタインに
イルミネーションに彩られた敷地は、カップルで行くと幸せになる、とされ毎年テレビに取り上げられる。
私も歩花先輩と行ったな〜
ってそういうことじゃなくて!!
21歳であのビル建てられるってどういう世界なの・・・
「あの。。おぼっちゃまなんですか?」
「いや、違うよ。中学も高校も行ってなーい」
「えっ、、じゃあどうして?」
「マスター、僕そろそろ帰ります。おつり大丈夫なんで。」
真澄凉、という男性は知りたすぎる謎を残したまま、店をあとにした。
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