コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- ジュエリータウンの平和な日常
- 日時: 2016/09/27 23:07
- 名前: カノン ◆cjuVBCszjg (ID: I3friE4Z)
〜あいさつ〜
こんにちは!結構前にここで小説を書いていたあかりです!カノンに名前を変えました!
今回は、ほのぼのした小説を書いていこうと思います!私は、ほのぼのしたものが好きなので…。
感想やアドバイスなど、もらえると喜びます!
時々ですが、他の方の小説も読ませてもらいます!(*´ω `*)
よろしくお願いします!
〜もくじ〜
プロローグ >>1
みんなでお買い物! >>2-3
読書の秋?食欲の秋?スポーツの秋?なんの秋!? >>4-5
ちょっと騒がしい3人組のお泊まり会 >>6-7
好きな食べ物と嫌いな食べ物 >>8
〜このスレにコメントを書いてくれたみなさん〜
・いろはうたさん
・立山桜さん
みなさん、コメントありがとうございました!!
〜ちょっとしたメモ〜
このスレで小説を書きはじめた日 2016/9/25(日)
はじめて小説にコメントが来た日 2016/9/27(火)
- Re: ジュエリータウンの平和な日常 ( No.2 )
- 日時: 2016/09/25 20:54
- 名前: カノン ◆cjuVBCszjg (ID: niONRc09)
〜みんなで楽しくお買い物!〜
ユリア「ふんふんふ〜ん♪今日はみんなとお買い物に行く日!楽しみだな〜!」
上機嫌に鼻唄を歌いながら独り言を言っている少女、ユリア・ダイヤモンドは、ごく普通の小学五年生の女の子。
明るくて、誰とでも仲良くできるのですが、少しおっちょこちょいなところな一面も。
そのユリアは、今日友達と買い物に行く予定があるのです。
今日は学校のない土曜日なので、昨日の金曜日の学校帰り、ユリアから友達に「一緒に買い物に行こうよ!」と誘いました。
そのことで、今ユリアは上機嫌なのです。
ユリア「久々にお買い物に行くんだから、ちゃんとオシャレとかしないと…!」
そう言いながら、ユリアはひとりでクローゼットの中を漁っていました。
そんな時、ユリアのポケットの中から、お母さんから借りているスマホの音がしました。
ピロロロロン♪ピロロロロン♪
きっと、この音は誰かがユリアのスマホに電話をかけたのでしょう。
ユリアはクローゼットを漁るのをやめ、スマホを取ろうとポケットの中に手をつっこみ、電話に出ようとします。
ユリア「はいは〜い!誰ですか〜?」
???「『誰ですか〜?』じゃない!もう待ち合わせの時間、とっくに過ぎてるよ!」
電話に出ると、スマホからは大きな怒鳴り声が聴こえてきました。
この声は、今日ユリアと一緒に買い物に行く約束をしていた、サクラ・ルビーの声でした。
おっちょこちょいなユリアとは違い、しっかり者で真面目なのですが、毒舌なところもしばしば。
実は、ユリアは友達と買い物に行く際に、近くの公園で待ち合わせをしていたのです。
ユリア「…え!?そ、そんなはずないいよ!だって今日はちゃんと早起きしたし…。」
サクラ「はぁ?なに寝ぼけてんの?今の時間、見てみなよ!もう一時間も遅れてるよ!」
ですが、サクラが言うにはもう待ち合わせから一時間も遅れてると言います。
ユリアは驚きながらも、部屋に飾ってある時計を見ると、もう待ち合わせの時刻から一時間もたっていたのです!
ユリア「え〜!?マジで!?急がないと…!」
サクラ「早くしてよ〜?うちらずっと公園で待ってるんだから…。」
これでも早く起きて準備をしていたユリアでしたが、またいつものように寝坊をしたのでしょう。
ユリアは急いでクローゼットの中身をふたたび漁り、デタラメに服を着て外に飛び出しました。
ユリア「おまたせ〜〜!遅れちゃってごめんね!サクラ、アオイ!」
サクラ「やっと来たの?自分から誘っておいて、遅れるとかなんなの?」
???「まぁまぁ、落ち着けよサクラ。そんなことで騒いでいたって仕方がないだろ?」
サクラ「そ、そうだけどさぁ…。」
ユリア「サクラ、どーどー!」
サクラ「それ動物を大人しくするためにやるやつでしょ!?うちにやったって効かないからね!?」
ユリアはできるだけ早く走り、待ち合わせの公園に来ました。
公園には、さっき電話をかけてきたサクラと、もうひとりの友達のアオイ・サファイヤがベンチに座って待っていました。
アオイはボーイッシュでかっこいいと評判の女の子ですが、ナルシストな性格の子です。
ユリア「よ〜しっ!それじゃあ、みんなでお買い物にしゅっぱーーつ!」
サクラ&アオイ「お〜〜〜!!」
サクラ「…って、さっき人の話聞いてた!?」
- Re: ジュエリータウンの平和な日常 ( No.3 )
- 日時: 2016/09/25 23:07
- 名前: カノン ◆cjuVBCszjg (ID: niONRc09)
そして、ユリアたちは今日行くデパートへと歩いていきました。
待ち合わせの公園からはそんなに遠くなかったので、すぐに着いたみたいです。
ユリア「着いた着いた!ここがデパートだね!いや〜、こうして友達と来るのは久しぶりだなぁ…。」
サクラ「買いたいものとか色々あるから、今買っちゃおうかな…?」
デパートには大勢の人いて、とても明るくて賑やかでした。
そんなデパートで、ユリアたちはなにから買おうか迷っています。
アオイ「なにを買おうかが悩みどころだな…あ、そういえばユリアとサクラはきちんとおこづかいを持ってきたか?」
サクラ「はーーい!ちゃんと持ってきてまーす!」
ユリア「え?おこづかい?…あ〜〜!!い、家に忘れてしもうた…。」
サクラ「わ、忘れたの!?それじゃあ買い物できないじゃん!なにしてんの!?」
またいつものごとく、サクラはユリアに突き刺さるような言葉を平気で投げかけます。
…と、そんな時。
アオイ「仕方ないな…さすがになにも買えないのは可哀想だし、昨日少しもらったおこづかいをあげよう。」
と言って、アオイは自分のおこづかいをユリアに差し出したのです!
ユリア「えっ!?いいの!?」
アオイ「あぁ。これくらいどうってことないさ!」
ユリア「アオイ、ありがとおおおおぉぉ!!」
サクラ「アオイ、いくらなんでも優しすぎでしょ…うちだったら絶対あげないのに…。」
アオイ「あたしは当たり前のことをしただけだよ。…それにくらべて、サクラは厳しいんだね。」
サクラ「うるさいこのナルシスト野郎ッ!!」
アオイ「ナルシストは今関係ないだろ!?」
こう見えて、アオイは結構優しいところがあるのです。
その後、ユリアたちはのんびりとお買い物を楽しみました。
ユリアはバッグ屋さんで宝石のついているバッグを買ったり、サクラは本屋さんで好きな本を買ったり、アオイは服屋さんで自分好みの服を買ったり…。
ユリアたちは、おこづかいを使い、デパートで楽しくお買い物をしたのでした。
そして、そんな楽しい時間はあっという間に過ぎ、帰り道…。
ユリア「今日は楽しかったね〜!もう何十年も行ったことがなかったからなぁ…。」
サクラ「最後に関してはほんの一ヶ月前にみんなで行ったからね!?」
アオイ「でも楽しかったからいいじゃないか?」
サクラ「アオイに関しては大丈夫なの…?ユリアにあんなおこづかいあげちゃってさぁ…。」
そう話しながら、デパートから家へと帰っていくユリアたち。
ちなみに、アオイの家はお金持ちなので、おこづかいをあげても問題はないのです。
ユリアは、今日買った宝石がついているバッグを、なにも言わず微笑みながら見つめています。
サクラ「なにバッグ見つめてんの?ユリア」
ユリア「ふふふ…このバッグ、いいでしょ?宝石がついてるんだ!きらきらしててかっわい〜♪」
そう言って、ユリアはその宝石のように瞳を輝かせています。
ユリアは、宝石やきらきらしたものが大好きなのです。とくに好きなのは、ダイヤモンド。
サクラ「ほんっと、ユリアは宝石オタクだよね〜!」
ユリア「な、なんだよ宝石オタクって!じゃあサクラは読書オタクだね!」
サクラ「はぁ!?なにそれ、ユリアって屁理屈しか言えないんだね!」
ユリア「なんだとーー!」
アオイ「まぁまぁ、ふたりとも落ち着いて…。」
また口喧嘩になりそうなところを、アオイは苦笑いをしながら必死に止めようとします。
ユリアがサクラのことを読書オタクと言ったのは、きっとサクラがいつもいつも本を読んでいるからでしょう。
3人「アハハハハハハ!」
こうして、またユリアたちにひとつの思い出が出来たのでした。
- Re: ジュエリータウンの平和な日常 ( No.4 )
- 日時: 2016/09/25 23:43
- 名前: カノン ◆cjuVBCszjg (ID: niONRc09)
〜読書の秋?食欲の秋?スポーツの秋?なんの秋!?〜
ユリア「ねぇねぇ!最近、涼しくなってきたと思わない?」
もうすぐ九月も終わるころ、ユリアはいつもの2人、サクラとアオイを集めて雑談をしていました。
ここはユリアの家の雑談部屋で、友達が来たりしたときに、みんなとおしゃべりしたりする部屋なのです。
今はちょうど話題が途切れてきたところなので、ユリアは新しい話題を出しはじめます。
サクラ「えー?そうかな〜?まだまだ暑いよ?」
アオイ「あたし的にはもうすぐ9月も終わりだし、少しは涼しくなってきたと思うな。」
ユリア「でしょ!?まさに秋、食欲の秋!だよね!」
適当に返事を返すサクラと、少し考えてから返事を返すアオイ。
そして最後にそう言ったユリアの頭の中は、自分の好きな食べもののことでいっぱいでした。
サクラ「人の話聞けよ!…ってかさぁ、普通そこは読書の秋じゃないの?」
アオイ「…ふむ、サクラはやっぱり読書オタクだな…。」
サクラ「なぜそういう結論にたどり着くのだ!?」
ユリア「だってさー、サクラっていつも本ばっか読んでるじゃん?」
サクラ「どこまで見てんの!?もうあんたストーカーだよ…。」
サクラは返す言葉がなくなったのか、理不尽なことでユリアをストーカー扱いしています。
確かに、サクラは暇さえあればいつも本ばかり読んでいます。
ユリア「アオイは秋といえばなにを思い浮かべるー?」
アオイ「あたし?あたしは…スポーツの秋だと思う。…なんか、秋っていうとそれしか思い浮かばない。」
ユリア「…ふむ、アオイはやっぱりスポーツオタクだな…。」
サクラ「どうしてなんでもかんでもオタクに繋げちゃうの!?そしてさりげなくアオイの真似してるし!!」
サクラは部屋に響くような大きな声を出して、ユリアにツッコミをします。
ですが、さっきからツッコミをしすぎたようで、どうやら息が少し荒くなっている様子です。
そんな風に、平凡に会話をしていると…。
バン!という大きな音が部屋中に響きました。
その音の正体は、偉そうに扉の前に立っていました。
3人「あ、あなたは…スイ!」
- Re: ジュエリータウンの平和な日常 ( No.5 )
- 日時: 2016/09/26 14:08
- 名前: カノン ◆cjuVBCszjg (ID: 2DtFjIhe)
開いた扉の前に立っていたのは、ユリアたちの知っている友達でした。
名前はスイ・エメラルド。ちょっと気の強い女の子で、わがままだけどおちゃめな子です。
スイ「も〜!なんで僕を呼ばなかったの?自分だけでこんな楽しそうにおしゃべりしちゃってさぁ!」
ユリア「スイ!来てくれたんだね!」
サクラ「まためんどくさいのが増えた…ツッコミが大変だわ…。」
アオイ「サクラ…それはいくらなんでも失礼だぞ?」
ユリアは笑顔でスイを出迎えます。そして、わざわざ開いている扉を閉めにいきます。
スイは話している通りからわかる通り、僕っ娘なのです。
スイ「それで、ユリアたちはなに話してたの?」
ユリア「最近は涼しくなってきたから、秋のことを話してたんだよ〜!」
スイ「へ〜、そうなんだ!僕は秋より冬の方が好きかな〜?早く冬になってほしい!」
サクラ「うちはまだそんなに涼しくないと思うけどねぇ…。」
サクラはまだ半袖を着ており、「12月くらいになったら長袖を着ようかな?」ということを考えていました。
普通の人なら、10月か11月くらいから長袖を着ると予想できますが…。
実は、サクラは少し暑がりなのです。
ユリア「スイは、秋といえばなにを思い浮かべる?」
スイ「えぇ〜?そんな急に言われても、すぐに考えられんのだが…。」
アオイ「…。」
うーん…と頭を抱えて悩むスイ。
アオイはなにもしゃべらずに、いつの間にか持ってきたおりがみでなにかを作っています。
スイ「じゃあ…紅葉の秋!!」
今まで悩んでいたのが嘘のように、スイは大きな声で叫びました。
サクラ「こ、紅葉の…?」
ユリア「なんか分かる!紅葉って綺麗だよね〜!」
スイ「よね〜!」
サクラ「ちょっと待ってよ!そこは読書の秋でしょ?」
アオイ「…。」
ユリアとスイが共感していたところを壊すように、サクラは読書の秋を進めてきました。
しかし、アオイはなにも言わず、集中しておりがみをやっています。
ユリア「ちょっとサクラ!自分の意見をそんなに押し付けるのはよくないよ!」
スイ「そうだそうだ!」
サクラ「だって、秋といえば読書の秋でしょ!?確かに紅葉の秋もいいかもしれないけど…!」
アオイ「…よし、出来た!!」
3人「え?」
また口喧嘩をしているユリアたちの声は、アオイの大きな一言で、口喧嘩はかき消されました。
ユリア「い、いきなり大きな声でどうしたの…?」
アオイ「あぁ、すまないな。ちょうどおりがみをやっていて、完成したところで…。」
アオイは苦笑いをしながら、みんなに完成したおりがみを見せました。みんなもアオイが作ったおりがみを見に行きます。
どうやらオレンジ色のハートをおりがみで作ったようです。
その真ん中には、鉛筆で大きく「なかよしの秋」と書かれていました。
サクラ「な、なかよし…?」
スイ「そうか!これはつまり、今年の秋もみんなで仲良くなろうってことじゃないの?」
アオイ「そうだ。スイ、よくわかったな!」
ユリア「なかよしの秋!イエ〜〜イ!!」
さっきの口喧嘩は、アオイの作ったおりがみのおかげで、一気に静まりました。
サクラ「なかよしの秋なんて聞いたことないけど…まぁ、こういうのもたまにはいいかもね。」
サクラは誰にも聞こえないような、小さな声でつぶやきました。
…しかし、すぐ隣にいたユリアとアオイには聞こえていたのでしょうか。
アオイ「?…サクラ、なにか言ったか?」
ユリア「なかよしの秋なんて〜とかなんとか言ってたけど…。」
サクラ「!な、なんでもないよ!!」
少し頬を赤くしながら、なんとかごまかそうとするサクラ。
サクラは、あまり自分に素直になれないところがあるのです。
ユリア「とにかく…喧嘩しないで、みんなで仲良く過ごそうね!!」
3人「うん!」
今年の秋も、みんなで仲良くしようと誓う4人でした。
- Re: ジュエリータウンの平和な日常 ( No.6 )
- 日時: 2016/09/26 23:50
- 名前: カノン ◆cjuVBCszjg (ID: 2DtFjIhe)
〜ちょっと騒がしい3人組のお泊まり会〜
スイ「今日は雨、なのかぁ…。」
とくに誰に言うわけでもなく、ぼそっと独り言をつぶやくスイ。
どうやら、今日はあまり機嫌がよくないみたいです。
スイは今日、友達とピクニックに行く予定だったのですが…。
さっきスイが言っていることからわかる通り、雨が降って行けなくなってしまったのです。
スイ「はぁ〜…3人でピクニック行きたかったのに〜〜!天気予報は晴れだって言ってたのに〜〜!」
今日のピクニックのために、せっかく作ったお弁当を見つめながら、スイは1人で愚痴を言い続けます。
…そんな風に愚痴をこぼしていると、こんなことを思い付きました。
スイ「…そうだ!外に行けないのなら、みんなでお泊まり会しよう!」
思い立ったらすぐに実行するスイは、持っていたスマホで友達に電話をかけました。
その友達というのは、シノ・ラピスラズリ。暗くてネガティブな男の子だけど、優しい性格の子です。
スイ「もしもーし?」
シノ「スイ?…なんか用…?ピクニックはこの大雨だから行かないって言ったでしょ?」
電話の向こう側からは、シノの声が聞こえてきます。
スイ「確かに言ったよ。…でも、外に行けないのなら家があるじゃん?」
シノ「…うん。」
スイ「だからさ、今日はピクニックの変わりに、僕んちでお泊まり会しようよ〜♪」
お泊まり会のことを思っているのか、嬉しそうに話すスイと、だるそうに話すシノ。
そう言った会話をしているときも、外は雨がザーザーと降り続いています。
シノ「えぇ?お泊まり会?…いちいち服とか用意しなきゃいけないし、めんどくさいんだけど…。」
スイ「それだけは自分で用意しといてよ〜…っというわけで!!このあとはサヤも誘って、僕んちに泊まりに来てね〜!」
シノ「…まったく…仕方ないな。荷物持って、あんたの家に行けばいいんでしょ。」
呆れつつも、スイのわがままに付き合ってあげるシノ。そこで、電話はプツリと切れました。
ちなみに会話の途中で出てきた「サヤ」という子は2人の友達、サヤ・オパール。いつも笑顔の耐えない子だけど、ちょっと食いしん坊な男の子です。
あれから数分後…。
シノはサヤの家に行って事情を伝え、荷物をまとめてスイの家に来ました。
ピンポーン♪
サヤ「スイちゃーん!遊びにき…いや、泊まりにきたよ〜〜!!」
シノ「はぁ…サヤ呼びにいくの疲れたわぁ…傘と荷物も重いっす…。」
サヤは微笑んだまま、スイの家のインターホンを、指で押しました。相変わらず、サヤは元気そうです。
ですが、まるでシノはその正反対で、とても疲れている様子。理由はきっと、シノの家とサヤの家は遠いので、体力のないシノは呼びにいくのが大変だったのでしょう。
…こうして2人がスイの家に来たのはいいのですが…。
さっきサヤが家にインターホンを押したのですが、スイは五分たってもなかなか出てきません。
仕方なく、勝手にスイの家にお邪魔することに。
シノ「お邪魔します…あれ?スイ、なんであんなところで寝てんの?」
サヤ「お泊まり会だ〜!わ〜〜い!!」
シノ「サヤ、うるさいから少し黙っててよ…。」
鍵は開けっぱなしだったのか、家には簡単に入れました。
玄関から家の中を見ると、奥の方にはスイの寝ている姿と、ついたままのゲーム機が、無造作に置いてあります。
ぐっすりと寝ているスイでしたが、サヤの大きな声で起きたのか、眠そうな目で話しました。
スイ「ん〜…?なんだよ、うるさいなぁ…ってあれ?なんでシノとサヤいんの?」
シノ「あんたが家に呼んだから来てやったんでしょ…なのに寝てるってどゆこと?」
スイ「あ、そうだっけ?」
シノ「そうだよ。そんなことも忘れたの?…。」
スイ「そういえばそうだったね!じゃあ、遠慮なくあがって〜!…ってあれ?…さっきやってたゲーム機もつけっぱなしじゃん…!」
スイはつけたままのゲーム機の電源を切り、シノとサヤは雨ですっかり濡れた傘を、傘立ての中に入れました。
そして、スイたちはリビングに来て、みんなで仲良くおしゃべりをすることにしました。
シノ「それにしても、スイの家は綺麗だね〜…。」
スイ「そうでしょ〜?これでも綺麗好きだかんね!」
綺麗好きなスイは、リビングをとても綺麗にしていました。
言われてリビングを見てみれば、汚いところなど一つも見当たりません。
サヤ「ショートケーキ美味し〜い!!もぐもぐもぐ…。」
食いしん坊なサヤは、スイに出されたショートケーキを美味しそうに食べていました。
サヤの一口は大きいので、数分もかからずにショートケーキを食べてしまいそうな勢いです。
スイ「サヤは相変わらずいっぱい食べるね〜!」
サヤ「なんかこう、食べる物があると、ついつい食べたくて我慢できなくなっちゃう!」
スイ「この食いしん坊め〜!」
スイ「…あ、言い忘れてたけど、このショートケーキ賞味期限切れてるから!」
サヤ「ええぇっ!?そんなぁ…僕、ただでさえお腹壊しやすいのに…。」
シノ「俺まだ食べてなくてよかった…てかなんでこんなの出したの!?」
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