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腹黒少女はおとなしい子
日時: 2016/10/01 19:40
名前: こーんぽたーじゅ (ID: DYIx383H)

小説を書くのは久々なので、温かい目で宜しくお願いします。

腹黒少女の物語の開演です!!!!!!!!

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Re: 腹黒少女はおとなしい子 ( No.1 )
日時: 2017/02/10 17:00
名前: こーんぽたーじゅ (ID: iv0YmBuw)

彼女は、大人しかった。

無駄な雑草の中に咲く1輪の薔薇のように。

細く白い手も、美しい髪の毛も、睫毛の長い目も全てが綺麗である。


彼女は休み時間になると、いつも友達の所へ行く。

可愛らしい笑みはまるで、太陽に微笑む向日葵のよう。

悪い噂など全く聞かない。

優しい、穏やかで、華麗、この世の中の褒め言葉をすべて集めたとしても彼女には敵わない。

犬に優しく、子供に優しく、全てのものに優しい。

まさに女神といってもいいだろう。

そんな彼女に好意を持つ者は多い。

僕もその中のひとりである。

彼女と喋る機会など無いに等しいのだが、1度だけはっきりと喋ったことがある。

あれは、確か、二年前だろうか...


Re: 腹黒少女はおとなしい子 ( No.2 )
日時: 2018/01/23 22:02
名前: こーんぽたーじゅ (ID: gB.RcQK6)

あぁ。遅刻かもしれない。

家から学校まで15分。

引っ越したばかりの家から歩く道は、全然分からなくて。

少しはやめに出たはずなのに、あっと今に後五分で最終の予鈴がなってしまう。

なれない制服になれないローファ。

少しぶかぶかのズボンはベルトが無いと、足首までずれてきそうだ。

誰かいないか、と探した時だった。


目でやっと分かるぐらいの所に女の子が見えた。

制服は、僕と一緒で、チェック柄のスカートをはいていた。

信号を渡り、女の子の方へ走り寄る。


「あの!!」

「へ、?私ですか?...なにか、?」

女の子が振り返る。

綺麗な髪の毛が踊るようにはねて、ほんのり甘い香りがした。

?を浮かべる女の子に、道を教えてほしいと頼むと、

「だったら一緒にいきましょう!」

と笑顔で言われた。

その笑顔が、今でも忘れられなくて、僕はちらりと彼女をみているのだ。






.....................................まさかあんな子だとは知らずに。


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