コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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好き時々大好き 【コメント・アドバイス募集】
日時: 2016/10/19 17:54
名前: フクロウJr. (ID: yV4epvKO)

どうも、フクロウJr.です。
今回は恋愛系を書いてみたいと急に思って「とりあえず行動するべし」と思い書くことにしました、恋愛系は初めてなので上手くいかないところが多くなりそうですが(笑) どうか温かく見守ってください。

もうひとつの小説「平和過ぎて何が悪い!」も コメディ・ライト板 にあるので見てくださいね(ギャグ小説です)
これからよろしくお願いいたします!コメントやアドバイスどんどんください!

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Re: 好き時々大好き 【コメント・アドバイス募集】 ( No.3 )
日時: 2016/10/19 19:23
名前: 花野 千聖 (ID: 8PS445C3)


あ、てるてるさん来てたのね!!
ども、千聖です!【平和過ぎて何が悪い!】の更新見ました!相変わらず面白いものを書いてくださって、感謝感激です!
恋愛小説は初めてと言っていましたがお上手ですよ!とても初めてとは思えず、私の文才のなさに絶望しました。。。
更新頑張ってください!

Re: 好き時々大好き 【コメント・アドバイス募集】 ( No.4 )
日時: 2016/10/19 22:55
名前: フクロウJr. (ID: yV4epvKO)

兄弟

「ねぇ朝日、紅葉狩り行かない?」
「何でお前が家にいんだよ、愛梨」
愛梨は朝日の幼なじみ、ワガママで乱暴だけど根は優しい奴だ。
「私は朝日の兄弟だから!兄弟はいつも一緒だから!」
「最近なんて会ってないのに何が何時も一緒だよ」
朝日は吐き捨てるように言った、開けっ放しの窓から風が吹き込んだ
「それに俺とお前は兄弟じゃない」
「兄弟だよっ!」
否定する朝日の声に被せるように愛梨が言う
「朝日のお母さんが言ってたじゃん… あなた達はもう兄弟よ って…」
愛梨がか細い声で言う、朝日は無言で立ち上がった
「どこいくの朝日!」
「紅葉狩り行くんだろ。兄弟で…ヒロとトモも呼べよな」
朝日は照れ隠しに頭を掻いて言った
「朝日っ!」
愛梨が嬉しそうに朝日の名前を呼ぶ
(そう、俺達は…兄弟だ。)

Re: 好き時々大好き 【コメント・アドバイス募集】 ( No.5 )
日時: 2016/10/19 23:26
名前: フクロウJr. (ID: yV4epvKO)

あの日の約束

朝日、ヒロ、愛梨がまだ小学生だった頃…
「暑いー、朝日の家行こー」
愛梨がそう言ったらヒロも行こうと言い出した…
その日はあと二人の幼なじみのトモと桜は居なくて、朝日とヒロと愛梨の三人だった
三人は家についてキレイに手を洗うと、外で遊んでいて喉が渇いていた
「このリンゴジュース飲んで良い?」
ヒロが冷蔵庫を勝手に開けて朝日に聞いた
「あ!それ俺のジュース!」
と朝日は言ったが母さんに
「三人で仲良く飲んでね」
と言われ三人で飲むことになった…
「知ってるか、兄弟の杯を交わすと血が繋がっていなくても兄弟になれるんだぜ」
ヒロがそう言って三人のコップにジュースを注いだ
「じゃあ、かんぱーい!」
「「かんぱーい!」」
三人はコップいっぱいに注いだジュースを一気に飲んで、
「「「プハァー!」」」
「これで俺たち兄弟だな!」
ヒロがそう言うと
「私がお姉ちゃんよ!」
と愛梨が言った、ヒロも負けじと
「俺がお兄ちゃんだ!」
と言い返した。
あの日、朝日はこう言った
「俺たちは三つ子だ!お姉ちゃんもない!お兄ちゃんもない!皆びょーどーで皆仲良しだ!俺たちの 約束な! 」
朝日がそう言うと愛梨とヒロもうんと頷いて
「トモと桜のところにも持っていこー」
と言い出した、そしてトモの家に行ってトモにジュースをあげた
「これでトモも兄弟!四つ子だ!」
「え?兄弟?やったあ、僕兄弟欲しかったんだ」
あの時のトモは純粋に喜んだ、あの時のトモは…
結局その日は桜の家に行こうとしたときには日が暮れていて行けなかった、そして桜が朝日達の兄弟の輪に入ることはなかった…

Re: 好き時々大好き 【コメント・アドバイス募集】 ( No.7 )
日時: 2016/10/20 15:29
名前: フクロウJr. (ID: yV4epvKO)

紅葉はいつもただ紅く

「よお、2時間ぶりだな朝日」
ヒロがニヤニヤしながら手を振ってくる
「お陰様でな」
朝日は愛梨を見ながら言った
「トモ!あの紅葉キレイだねぇー」
トモに向かって無邪気に話かける愛梨を見て朝日はヤバいと思った
「あぁ、キレイだね。真っ赤で…」
意外にもトモは平常心を保った。けど、昔はもっとはしゃぐ奴だった…何で…
考え無くても理由はわかる…桜の入院だ…。
桜は中学入学と同じくらいに難病にかかって今もずっと入院している、トモは時間がある日はほとんど桜の見舞いに行っている
「ゴメンなトモ急に…桜のお見舞い行った?」
朝日は自分はあまりきいてはいけないことをきいているとわかっていながらきいた
「今日はまだだよ」
トモは端的に答える
「そ、そうだ!紅葉持っていこうよ。アイツ好きだったじゃん。名前桜なのに紅葉好きだったじゃん。だよな?確か…」
朝日は記憶のはしっこから話の話題を引っ張りだす
「そうだな…」
トモは返事を短くして話を終わらせようとする
「そうだ…」
今度はトモから何か言ってきた
「僕、桜のこと好きだったんだ…」
「知ってたよ…」
せっかくトモの方から話かけてきたのに短い返事しかできなくて話が終わってしまう
「おい、愛梨、ヒロ。桜のお見舞い行くぞこの袋に紅葉詰め込め」
朝日はそう言って愛梨とヒロとトモに袋を渡した
愛梨とヒロは何で?というような顔をしていたが楽しそうに袋に紅葉を詰め込んでいた
それから紅葉を詰め込んだ袋を持って桜のいる病院に行った
「えーと、桜の病室はー…どこだ!わっかんねーよ!」
ヒロが大声を出す、すかさず愛梨が口を抑え
「ヒロ、病院は静かにしないといけないのよ!」
と言うが、そう言う愛梨もそれなりにうるさい。
「皆変わったね…」
トモがどこか寂しそうに朝日に話しかける
「いや、根本的な所は皆変わってねぇよ、お前も元気ないけど…変わってねぇよ」
朝日が照れ隠しに頭を掻いて答える
「そうか…変わってないか…」
トモは愛梨とヒロを見て呟いた…
しばらく歩くとトモがここだよと言って個室のドアをあけた
「トモ君…あれ?もしかして」
桜はトモの後ろにいる朝日、愛梨、ヒロを見て言った
「そのもしかしてだよ!桜ーっ!」
そう言って愛梨が桜に抱き付く
「そうだ、あれやろうよあれ」
愛梨がそう言うと
「満開桜吹雪!」
と言ってヒロと愛梨がパァーっと紅葉を桜に振り撒いた
「桜じゃなくて紅葉じゃない」
と言って桜がクスクスと笑う
「皆変わったのね…」
桜もどこか寂しそうにトモと同じことを言う
「だから…変わってねぇって。俺達きょうだ…あ…」
俺達兄弟だろ と言おうとして朝日は気付いた、桜はまだ兄弟じゃなかったことに…

Re: 好き時々大好き 【コメント・アドバイス募集】 ( No.8 )
日時: 2016/10/20 16:38
名前: フクロウJr. (ID: yV4epvKO)

兄弟の杯

「俺、ジュース買ってくる!」
そう言って朝日は病院を飛び出した
「トモ君、何で皆連れてきたの?」
桜がトモにたずねるとトモは恥ずかしがって
「ダメ…だったか?」
と聞き返した、桜はフフと笑って
「皆がまた集まったなら良いことよ」
と言った、それをきいて愛梨が
「だよね、皆集まるの良いことだよね」
と騒ぐ、ヒロもそうだなと呟く
ガラッ!…
「ただいま!」
そう言って朝日がりんごジュースを持って部屋に入ってきた
「さあ飲め飲め」
朝日は部屋に入るなりすぐに紙コップジュースをいれ桜に渡した
「全く、桜だけ飲んでもダメだろ」
ヒロが言いながら紙コップ四つにジュースを注ぐ
「んじゃ、乾杯」
ヒロの乾杯で皆一気にジュースを飲みほす
「これで桜も兄弟だ」
朝日が恥ずかしそうに言うと
「やっぱり変わってなかったわね」
と桜が言うと
「俺も変わってない…」
トモが呟いた。
「トモ君?何か言った?」
桜がトモにきくと
「さあさあ良い子の愛梨ちゃん、朝日君、僕達は帰りますよー」
そう言ってヒロは愛梨と朝日を引っ張って帰った


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