コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- お姫様になりたかった王子様。≪ショートストーリー集≫
- 日時: 2016/11/07 18:38
- 名前: ももたん ◆hjAE94JkIU (ID: c07RIgum)
こんにちは、ももたん改めちくわです。改名しました。でも呼び方は何でもいいです。
一応名前変えた理由載せておきます。誰も興味ないと思うけど。
ただ単に気分一新して頑張ろうって思ったからです。以上。
そろそろ自分が長編を書くのが苦手ということを分かっていて、でもいい案が思いついたからと書いてしまい途中であきらめるという流れはいい加減覚えました。
なので今回は(先ほども言った通り)気分一新して、自分にあったものを最後まで書き切ろうという一人企画です。ええ、一人企画ですとも。
まあお暇な方は(って言うと失礼なんですけど)お付き合いいただけるとうれしいです。
二十編投稿したら完結にする予定です。ああ、リクエストは受け付けておりませんので悪しからず。
前置きがかなり長くなってしまいましたね、ここまで読んでくださった方、有り難うございます。
ではそろそろ物語の世界に入りましょうか。
と言っても目次とか色々あるんですけどね。
*目次
1.お姫様になりたかった王子様。
2.彼が彼女を選んだ理由。
3.俺、今日から誰もが振り向く美女になるから。
4.
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19.
20.
*お客様
*初更新
*最終更新
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- Re: お姫様になりたかった王子様。≪ショートストーリー集≫ ( No.1 )
- 日時: 2016/11/07 20:04
- 名前: 立山桜 (ID: ???)
いちばーん(^^)wかな?w新しいの書いたんだね!見させてもらいます!
- Re: お姫様になりたかった王子様。≪ショートストーリー集≫ ( No.2 )
- 日時: 2016/11/09 15:12
- 名前: ちくわ ◆hjAE94JkIU (ID: c07RIgum)
桜
いらっしゃい! 早速コメント有り難う(*´▽`*)
新しいの始めたんだよ〜。今回は気持ちをパリッと切り替えて頑張ります! ってことでね。
- Re: お姫様になりたかった王子様。≪ショートストーリー集≫ ( No.3 )
- 日時: 2016/11/11 17:29
- 名前: ちくわ ◆hjAE94JkIU (ID: c07RIgum)
〜*お姫様になりたかった王子様。
幼い頃からだった。こんなことは。
「うちピンク!」
「じゃあ、あたしは黄色!」
「私は…」
白にしよう。そう思って、白いリボンに手を伸ばそうとした。
白は、ウエディングドレスの色。お姫様の色。女の子の色。憧れの色。
でも、私はその色に届かない。
「華怜ちゃんは、青じゃない?」
「黒でもいいかもよ」
黒。それは、白とは正反対の色。
「そうだね、カッコイイし!」
「華怜ちゃんに似合いそう。これにしなよ!」
その色を、私は正直好きじゃない。
「そう? じゃあ、二人が勧めてくれるんだったらそれにしようかな。ありがと!」
でも、友達と仲が悪くなることの方が嫌いだ。精一杯笑って、黒いリボンを手に取る。
きっとこれが、私が「王子様」と言われる理由だ。
クールで、かっこよくて、輝いていて、何でもできて、背が高い。そして、そこらの男子よりも頼れる。何故私が「王子様」なのかを聞いたときに友達が言った言葉だ。
初めは嬉しかった。皆にちやほやされて、取りあわれて、囲まれる。そんな存在でいることが幸せだった。
でも、そんな存在でいることが辛いと分かったのは、「王子様」になってから半年経った頃のことだ。
好きな男子ができた。
ついつい目で追ってしまったり、なるべく自然に近寄ってみたり。「なるべく自然に」と思っている時点でかなり不自然だということは、その時は全く自覚はなかった。何故かと言うと、初恋というものだったから。
だから、たまたま耳に入ったあの会話は、辛かった。
「私…吉田のこと、好きなんだよね」
「えーっ、意外。でも、ミユちゃんなら美人だし吉田と釣り合うよ」
「うん。お姫様と王子様だもん!」
お姫様と王子様。私にとって好きな男子は王子様。皆にとって私は王子様。皆の中に彼も含まれる。
私と彼は「王子様と王子様」だ。「お姫様と王子様」で作られる両想いは、王子様同士では作られない。
つまり、私の恋は、叶わないわけだ。
*
「…ん。かれん、華怜!」
「うわっ! あれ、お母さん…お帰り」
「ただいま。珍しいじゃない、華怜が寝てるなんて」
「ああ…うん。ちょっと眠くなっちゃって」
「そうなの? あ、ご飯あと十分位でできるからね」
「わかった、ありがと」
お母さんは、タイマーの音を聞いて「ああ鳴っちゃった」と急いで部屋を出て行った。扉が閉まったタイミングで、小さく溜息をつく。
記憶を辿ったところによると、私は失恋のショックで家に帰ってきてすぐに自分の部屋のベットで泣いていたらしい。そして、そのまま寝てしまった。
我ながら本当にガラスのハートの持ち主だ。このハートは本当に脆過ぎる。でもまあ、そんな脆いハートで学校で半日過ごしたんだ、自分を少しくらい褒めてやってもいいだろう。
「華怜ー、ご飯出来たわよー」
「はあい、今行くねー」
布団を軽く整えて、階段を降りる。この匂い…、今日はハンバーグだろうか。
*
「俺、お前は王子って言うよりは姫だと思うんだよな。で、姫のお相手って言ったら俺だと思うんだよ」
片思いしていた相手が言った言葉が、付き合ってくれと言う意味だと分かったのは、たっぷり十秒くらい経ってからだった。
「えっと、わたすぃですか」
あ、噛んだ。
「そうです」
ああ突っ込まないんだ…逆に恥ずかしいな…。って、そうじゃない!ええっと、確かこういう時は…なんて言うんだっけ…。
「宜しくお願いします?」
「なんで疑問形なわけ、まあいいけど。宜しく」
これ連絡先のメモ。ほんとはこのまま送るった方がいいんだろうけど習い事あるから…とかなんとか言いながら、彼は去っていった。
っていうか、疑問形って…。そりゃあ言葉探してるんだから当たり前でしょ。…って言うかなんで疑問形ってわかったんだろ。…私、言葉に出してた? ってことは、付き合うことになってた?
「〜〜〜〜〜〜〜!!!」
言葉にならない何かを叫んで、私は頭を抱えながら座り込んだ。
まさか、まさか、まさか。
私が告白されるなんて。ましてやお付き合いだなんて、好きな相手と!
何故彼が私に告白してきたのかという謎は残るが、それはまた別のお話。
取り敢えず私は、彼という王子様に合うお姫様になるために努力しないといけない。
- Re: お姫様になりたかった王子様。≪ショートストーリー集≫ ( No.4 )
- 日時: 2016/11/09 21:48
- 名前: 立山桜 (ID: ???)
わはぁーい!わはぁーい!お客様第イチg…C=(_ _; 失礼しますた。今回のも面白かった!キュンキュンする〜。ね、ね、最後の「会う」は「合う」じゃない?
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