コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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SUPER!
日時: 2016/11/14 21:12
名前: ハルマ (ID: 3i70snR8)  

登場人物

牧田彰也…弱小サッカー部部長の中学3年生。モデルの姉を持つ。

大沢有未花…彰也と仲良し、お金持ち。ちょっと色々おかしい。

黒宮良…弱小サッカー部員。彰也と仲良し。

倉洲麻里菜…有未花が嫌い。運動部部長の女子バスケ部。

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Re: SUPER! ( No.1 )
日時: 2016/11/14 21:35
名前: ハルマ (ID: 3i70snR8)  

今日も学校へ来るといつもの光景だった。何も変わらない、友達といるのは他のしいけどつまらない。同じ毎日に憂鬱を感じるのに、いきなり生活が変わるのは嫌だし、やっぱり安泰を望んでしまう。
「彰也、麻里菜と付き合ってんの?」
「うん、まぁ」
俺は倉洲麻里菜と付き合っている。きっかけは一昨日、麻里菜からLINEで告白された。普通に話してたし、付き合うって言ってもいきなり関係が変わるとかじゃないだろうから…あまり気にしていなかった。
「彰也おはよ」
「おはよう」
麻里菜がさりげなく挨拶をしてきた。女子のボスみたいな存在で、気が強いけど字が綺麗だったり意外とおちゃめだったりする。笑うと確かに可愛い。
「ねぇー今日から彰也と帰んないの?」
「彰也が迷惑しなかったらいいよ」
女子の取り巻きに囲まれて麻里菜は照れ笑いしていた。
「よかですなー」
「倉洲と付き合うとは流石イケメン」
良たち男子が俺の回りを囲んで冷やかしている。クラスの女子は大体、麻里菜についていく。属すると言った方がいいのか…
「大沢さん、おはよう」
麻里菜が登校してきた大沢有未花に声をかけた。有未花は少しびっくりしたのか
「…おはよう」
と会釈をして机に荷物を置いた。すぐに教室から出ていってしまった。
「なんか毎日、一人でいるよね」
「彼氏いたことないんでしょあの子」「だっさーい」
皆で笑い出す、麻里菜はその中心格。俺は至って気にかけない表情をしていた。

…俺は本当の有未花を知っているから。

Re: SUPER! ( No.2 )
日時: 2016/11/14 21:59
名前: ハルマ (ID: 3i70snR8)  

部活の最中、俺らの部活動は6秒動画を撮ったり他の部活に遊びに行ったりすること。麻里菜と一緒に帰る。
「バスケ部じゃーん」
良が指さした方向には、体育館で部活をしていた麻里菜がいた。全国優勝を目指しているらしいので、俺らとは次元が違うだろう。やっぱり素人から見ても、麻里菜の動きの速さは格別だった。
「もうすぐで顧問くるからグラウンド戻るぞ」
良の首根っこを掴んで引きずる。

「遅くなってごめんね」
「そんな待ってない」
午後6時半…やっと麻里菜が校門前に来た。待つこと1時間半。
「汗くさいかも」
「いいにおい」
「やだー」
女子といるときとキャラが違う、ガツガツしてなくておしとやかな雰囲気がしている。
「部活真面目にやらないの?」
「…めんどくさいから遊んでる」
「いいなー私も遊びたい!」
お、おう…可愛い。ニコニコしてくれる子がいると男としては嬉しい。住宅街に入る、これは俺が家まで送らねばならぬパターン。
「家どこ?」
「えっとね…もっと奥」
「送るよ、暗いし」
「ありがとう」
なんか緊張するな、いや、緊張してるのは俺じゃなくて…麻里菜か。顔を下に向けている。前を見ようともしない。
「…緊張してる?」
「別にそんな…」
分かりやすい。
「彰也って…女の子慣れしてる」
「何で?」
「言うこととか、女子との話し方に初々しさがないっていうか」
狂暴な姉貴3人と暮らしてるからかな?理由それしかないだら。
「うち姉貴が3人いるから」
「すごいね、高校生?」
「うん、牧田さつき、はづき、かんな」
「…モデルの?」
「まぁ…」
目を光らせている。確かに今をときめくカリスマJKモデルうんたらかんたらを姉に持ってたらびっくりする、かなり雑誌やテレビに出ていて、俺も誌面に顔出しNGで載ったことがある。
「やばいね、毎日楽しそう」
「召し使いになるマジで」
これで会話は持ちそう


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