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- カンニングのススメ
- 日時: 2016/12/11 22:53
- 名前: chiki (ID: Cb0oSIti)
小学六年生の僕は難関国立中学校を受験するため、必死に勉強している。
僕が行きたいと思っているその中学校は天皇家が通うような場所なんです。
だから普通に受験しても合格はできない。だから....
カンニングすることにした
しかしテスト中は先生が巡回しており付け入る隙がない。そこで、カンニング歴20年のお父さんにてを貸してもらうことにした。
試験当日、学生服のうちポケットに携帯電話とカンニングペーパーと秘密道具を持ってきた。
準備はしてきた。不安はない。
お父さん「聡、入り口の人が手に持ってるあれはなんだ?」
僕は恐る恐る入り口に立っている先生の手を見つめた。
なんと彼の手には金属探知機が握られていた。
「どうしよう。見つかったら終わりだよ...」
僕はお父さんの顔を伺ってみたしかし、その表情からは何も読み取ることはできずに、僕はなすすべもなく金属探知機に晒されるしかなかった。
いよいよ僕の体に金属探知機が当てられる。
けたたましい音が鳴り響いた。
僕は心臓が飛び出そうだった。
金属探知機が反応したのは僕のベルトのバックルだった。
僕は安心し、溜め込んでいた息を吐き出した。先生が不思議そうにこちらを見ている。
危ない危ない。そう自分に言い聞かせる。カンニングを円滑に行うためには少しでも疑いの目を向けられてはならない。
父さんが教えてくれた約束事だ。
ここからは僕一人での戦いだ
絶対にばれずにカンニングして、合格するぞ!
そんな決意を胸に抱いて僕は回答用紙をめくる。
「試験開始」
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