コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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スライム課へようこそっ!!!
日時: 2016/12/30 16:38
名前: ねこま (ID: Ft4.l7ID)


ファンタジーな世界の中心、ファンタジア。


そこには今年から「スライム課」が作られた。


各世界で大量発生していて有名なモンスターなのだが


あまりにも多すぎて様々な被害が出ている。


例えば倒しても倒してもスライムがいて面倒になって


勇者の人数が年々減少していたり、


普通の村人がスライムに襲われたり、


スライムが別の世界に移動してしまったりと。


そんなスライムの数を減らすために、


問題をなくすために、


彼らは頑張っている。


そんな彼らの様子を潜入調査してみた。


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Re: スライム課へようこそっ!!! ( No.1 )
日時: 2016/12/30 19:39
名前: ねこま (ID: 9yNBfouf)


「ウィーーン」


自動ドアが開く。


「ファンタジアへようこそ〜♪」


受付嬢が揃って礼をする。


が、そんなの無視して目的地に向かった。


ファンタジアは1000階まである、このビルのことも指している。


そこやそこを中心に成り立つドームが「ファンタジア」と呼ばれる。


「スライム課」は689階にある。


フロアをまるまる使っている、珍しい組織だ。


エレベーターだと相当時間が掛かるため、


テレポーションで一気に行くことにした。


一瞬でつくから、高層階でも楽に行ける。


689階につくと様々な人たちがいた。


みんな、


「○×◻△・・」


と意味わかんないことを言っている。


そしてひとつの部屋のドアを開けた。


「ガチャッ!」


ドアを開けきる前に


「あっ、スライム課へようこそ〜♪」


一人の女が近寄ってそう言ってきた。


「何の御用でしょうか〜?」


「あっ、いえ。違うんです。そのっ、」


「あっ、私を口説きに来たんですかぁ〜?今はダメですぅ〜。」


指でバッテンとマーク作ってる。


面倒なやつだ。


俺の話を邪魔するなッ。


「あのさ、俺の話、聞いてくんない?馬鹿女ぁ。」


「なんだぁー、糞つまんな。で、何?」


さっきとの変わりようが凄すぎる。


こいつ、性格クソ悪いな。


まぁ、用件をとっとと済ますか。


「スライム課の面接に来たんすけど。いいですかね?」


「はぁ?あんたが辻堂って男なの?盛ったでしょ?写真!」


鏡と履歴書を渡された。


べつにそんなん、知らんし。


「あんた、こんなところ来てモテたいの?」


眉間にしわが寄ってる。


そんなとき、ガチャッ!って音がしたからそっちを見ると


「あっ、辻堂くんだね。今日の面接の子だぁ〜。」


ふわふわしてる男が入ってきた。


正直、苦手だがこの女よりはよっぽどマシだ。


「ふふっ、僕は綾影十武。よろしくぅ〜。」


続けて


「この面倒な女の子は源アリアちゃん。」


さっきの女を指差した。


そいつは


「自己紹介くらい、するからっ。十武、やめて。」


「あらら、ゴメンゴメン。アリアちゃん。」


「それで私は源アリア。スライム課の社員。」


「十武、面接どうするのよ。まだ、『ムサシ』が来てないけどさ。」


ムサシ…さん。


まともな人だといいけど。









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