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- 恋罰
- 日時: 2017/02/23 15:54
- 名前: さなみ (ID: 4C1MnACG)
「やれるものなら、やってみな?」
「いい度胸じゃあねぇか?後で泣いたって知らね ぇぜ?」
『あいつに目を付けられたらオワリだぜ?』
『前もB組の鈴鹿が余計なこと言って、ハブられて
不登校になったらしいな』
A組 瀬川 壮馬
偏差値73
学校一の不良
いくつかあるグループの総大将
『ねぇねぇ、前のテストやばかったね!』
『でもアレは今回も学年2位だったって!』
A組 上出 紗彩
偏差値73
運動神経抜群
手を出そうものなら噛みつかれるだろう
『聞いた?上出と瀬川、またやるんだって!』
『本当かよ?敗けたら地獄だぜ?俺だったら何があってもしない!』
『まぁ見てる分には面白いけどな!』
「後悔させてやるよ」
「こちらこそ」
今日も平和な一日です。
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- Re: 恋罰 ( No.1 )
- 日時: 2017/02/25 13:15
- 名前: さなみ (ID: 4C1MnACG)
「めんどくさい…」
上出紗彩は思わずため息をついた。
何が悲しくて始業式一日目にこんな場面に出くわさないといけないんだ?
具体的に言うと
***
「やったー!同じクラスだ!」
こっちゃんこと小川こなみはうれしそうな顔で駆け寄ってきた。
小学校からの友達でちょっとドジなところもあるがいい奴だ。
という幸せもつかの間。
「どけ」
「やだ」
いきなりかけられた声に反射的にそう答えてしまった。
後ろにいるせいで顔は見えない。
だいぶ低い声だ。
「あぁ?」
「今どけない」
クラス分けを見ようとたくさんの生徒が集まってきて、身動きもろくに取れない状況なのだ。
「ふん、面白いじゃん」
顔も確認できずにそう言って男子は去っていった。
***
それが今横にいる瀬川壮馬というやつな訳で。
ものすごくにらまれてる。
そして地味に笑われてる。
「なぁ、おまえだよな?」
うわー、
こいつ絶対ヤバい系じゃん。
ていうのは、周りにいる奴らでわかる。
「違う」
「そうかな?その返事の返し方がそっくりなんだがね?」
もういい。
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