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- 夢幻泡影〜第X話 夜世伊の想い〜
- 日時： 2017/05/12 20:21
- 名前： 未月紅(みるく) （ID: oq0pGGOm）
〜とある少年の小さな記憶〜
俺は生まれたその時から独りぼっち
だった母は俺を産んだその日に死に、
父は俺が産まれるちょうど一ヶ月前に
死んだ…らしい。その後とある家族が
俺をひきとってくれた。
みなの前では「可愛そうだから」と
言っているが、本当は人体実験のため
だからだ。毎日が地獄だった。
みなから「化け物」と呼ばれ
家に帰ると薬付けの日々…
そんな生活にうんざりしていた時に
出会ったのが神希だ。
彼女はこんな俺を受け入れてくれた。
彼女には全て話した俺はとある家族の
養子だということ。そして言霊を
使うと、五感を一定時間もしくは、
命を永遠に失ってしまうということ。
「逃げて」「遊ぼう」「やめて」
などの簡単な命令(言霊)を使った場合
五感のどれかを一時間使えなくなる
死にかけている者に「生きて」や
記憶喪失の者に「思い出して」などの
言霊を使えば俺の命だけではなく
俺の体まで消滅してしまうということ
そして以前。俺には親友が居たこと
…全て話した
…次に俺は何を失うのだろうか。
分からない分からないからこそ怖い
…神希…お前は俺を受け入れてくれる
よな…このあとおこる運命も
受け入れてくれるよな…なぁ神希…
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