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- 夢幻泡影〜第最終話 夢幻泡影〜前編
- 日時: 2017/07/30 12:40
- 名前: 未月紅(みるく) (ID: sx1WyhbK)
投稿かなりおくれてごめんなさい
今日は待ちに待った夏祭りだ
夜世伊くんも少し楽しんでいるみたい
神希「もうそろそろ花火の時間だよ!
夜世伊くん行こ!」
夜世伊「あぁそれもそうだな」
神希「夜世伊くん前より笑ってくれる
ようになったよね〜」
夜世伊「そ、そうか?」
神希「うん!」
夜世伊「ふーん…まぁお前とは一ヶ月の仲だしな」
神希「そうだよ!もう一ヶ月なんだからもうそろそろお前って呼ぶの
やめてくれる!」
夜世伊「じゃあ何て呼べばいいんだ」
神希「神希でいいよ!神希で!」
夜世伊「神希…これでいいのか?」
神希「うん!それでいいんだよ!」
夜世伊「何だか少し…照れるな」
神希「そういうとこ面白いんだよね!
夜世伊くんは!」
そう私が言った瞬間、夜世伊くんは
顔を真っ赤にして私の顔面にむけて
水をかけた
神希「な、何すんのよ!」
夜世伊「お、お前が面白いって言って
きたからだろ!」
神希「あっまたお前って言った!」
などと言い争いをしていると
それを妨げるかの様にとても大きな音が鳴り響いた『ドーン』どうやら
花火が打ち上げられたようだ
夜世伊「…綺麗だな」
神希「そうだね〜…」
さっきまでの怒りはどこにいったのだろうか、もうすっかり二人の心は
花火に奪われていた
〜午後8時30分〜
私と夜世伊くんは帰り道で少し喋っていた
神希「今日は楽しかったね!」
夜世伊「…そうだな」
神希「また来年も行こうね!」
夜世伊「来年もいくのか?」
神希「じゃ、じゃあできたらで
いいよ別に嫌ならいいし」
夜世伊「別に嫌とわ言ってないけどな
(ボソッ」
神希「え?何かいった?」
夜世伊「別に、なんでもない」
神希「え〜いいじゃんいってくれてもケチ〜」
夜世伊「……神希、危ない!」
神希「え?」
気づいても時はすでに遅しとは
この事だろう夜世伊くんの声に振り向く間もなく、夜世伊くんの姿よりも
先に視界に入ったのは車の光だった
『ドン!』と鳴り響く、花火に似た
様で似てないような不思議な音だった
赤く染まる私の体、もう私は死ぬのだろうか人は本当の恐怖におかされると
自然と笑いがこぼれるという言葉を
昔誰かから聞いたが本当のことだったんだなと私はそんな呑気なことを
考えていた
夜世伊「…神希、ごめんな」
神希「え?何で…夜世…伊く…んがあ
…やまっ…てん…の…わ、悪…いの…
は…わ…たし…のせい…な…のに…」
夜世伊「ごめんな…来年お前…神希と
一緒に花火、見れなくて…」
神希「ど…ういう…こ…と……?」
夜世伊「神希…お前は『生きろ』
生きてまた花火を見てこい」
神希「…!?…夜世伊くん…その言葉
…使ったら」
夜世伊「あぁ俺が死ぬことになるな」
神希「ど、どうしてそんなこと!?」
夜世伊「…ごめんな神希」
ー続くー
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