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あなたのいない世界…
日時: 2017/10/28 23:13
名前: 紗霧奈.。 (ID: oL1jw7AM)  

ある高校生たちの甘酸っぱく物悲しい恋愛ストーリーです。

〜主な登場人物〜
高見 魅麗(たかみ みらい)
中川 俊人(なかがわ しゅんと)
佐々木 美海(ささき みう)
篠田 加奈子(しのだ かなこ)
松山 雪姫(まつやま ゆき)
坂原 裕太(さかはら ゆうた)
その他クラスメイトの女子&男子


初めての小説なので暖かく見守ってください!!w

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Re: あなたのいない世界… ( No.1 )
日時: 2017/10/28 23:54
名前: 紗霧奈.。 (ID: oL1jw7AM)  

その日、私はクラスの異変に気付いた…

裕太『高見、高見』

後ろから背中をつついて囁き声で名前を呼んでくる。

魅麗「何!?」
つつかれる背中がくすぐったくて囁き声でつい苛立った声になってしまった。

それを気にせず裕太は話を続けて

裕太『これ、この前欲しがってたやつ。やるよ、』

といって私の手のひらに小さなキーホルダーが置かれた。

魅麗「え。こ、これ。いいの!?」

つい大きい声が出てしまった。皆がいっせいに私に注目した。

先生『こら、そこっ。授業中だぞっ!!…っと高見か、』
そこまで言うと先生は続けて
先生『怒鳴って悪かったな、おしゃべり続けていいぞっ』

といって授業を続けた。

(え、なんか…いつもと違う…。なんで…?)

いつもの私なら先生に怒鳴られたり、男子にからかわれたりとかするのに…

授業が終わって美海、加奈子、雪姫のもとへ行っていろんな話しをしていた。

魅麗「なんか、今日変だよね。妙に私に優しいっていうか…」

私は思った事を皆に話してみた。

雪姫『ええ、なにそれ。なにいってんの〜?笑』

そういって軽く流されてしまった

美海『そだっ!!魅麗あのあとどうなったの!?』

私は一気に顔が熱くなっていくのが感じた

加奈子『ほんとだぁ!!進展したの〜??』

とかいってからかってくる。

あのときとは、綺麗な海辺の近くの臨海学校にいった時のことだった。
皆がお土産を買い終わってバスに戻る時に私は俊人と二人きりになった…

魅麗(…い、今しかないよね…?今なら!!)

魅麗「あ、中川…?これ…///」
私は顔を赤くしながらも俊人にあるものを渡した。
それは好きな人に渡すと両思いになるってやつ。
そして私は、

魅麗「お、同じクラスになってからずっと…中川が好きなのっ!!///」

顔から火が出そうになった。

俊人『え、あ…俺…』

そこまでいいかけたとき

雪姫『やっと言ったかー!!』

そういってクラスの皆が押し寄せてきた

Re: あなたのいない世界… ( No.2 )
日時: 2017/10/29 22:12
名前: 紗霧奈.。 (ID: oL1jw7AM)  

クラスの皆が私達を囲むようにして集まって誰かが
『俊人、お前もあるんじゃねーのかよ?』
と叫んだ。すると俊人は

俊人『家に帰ったら分かると思う』

といたずらっぽく笑って言った。

魅麗「電話とかくれるってこと…?」

俊人『まぁ、そんなとこ(笑』

俊人の顔がかすかに赤くなってるのを私は感じた。

Re: あなたのいない世界… ( No.3 )
日時: 2017/10/29 23:12
名前: 紗霧奈.。 (ID: oL1jw7AM)  

雪姫『あられから、電話とかあったの!?』

皆興味津々に私の方を見てくる。
その眼差しが何だか痛い…

魅麗「い、いやぁ〜…家帰っても何にもなくて〜…あはは〜…」

私は皆から視線をそらして言った。そうしないと何だか自分が情けなく感じるから。

加奈子『え〜!!なにそれぇ、進展なし!?』

驚いた声で聞いてきた。声が大きくて胸にぐさりとくる。

美海『じれったいなぁ〜もぅ…お、あれ俊人じゃん。呼ぼっか?(笑』

雪姫『お〜い!俊人〜!!』

言うが早いかまだ私は何も言ってないのに先に呼んでいた。

魅麗「ちょ、ちょっと!!まだ何にも言ってな…って、え?」

皆、俊人に何か言ってどこかへ行ってしまった。
私は心の準備が出来ないまま俊人と二人っきりになってしまった。

(えぇぇ、どうしよ〜…信じらんないよぉ!!とにかく何か話さないと…)

私は頭の中でそんなことを考えながら、顔から火がでそうな思いだ。

魅麗「ね、ねぇ。臨海学校の時の事…覚えてる?」

何度か噛みそうになったけどなんとか言えた。

俊人『覚えてるよ。なんで?』

私の方を一度も見ずに俊人は言った。

(あ、あれ?何だか冷たい。いつもこんな言い方しないのに…)

魅麗『な、中川の事だからもぅとっくに忘れてるのかと思って…あはは…』

『返事は?』とか、『連絡くれなかったのなんで?』とか、もっと聞きたかったのに。誤魔化すことが精一杯になってしまった。

俊人『ごめん。悪いけどもぅ俺に話しかけないでくれる?……お前は臨海学校の時の事何も覚えて無いのか…』

私に冷たい目線でそう言い残して男子たちのとこに戻って言った。

(え…嘘…なん…で……臨海学校の時の事…?)

ショックでその場にへたりこんでしまった。泣きたかったけどぐっとこらえて教室に戻った。

加奈子『ね、ねぇ?魅麗どうしたのかな…?なんかずっと自分の机で伏せてるんだけど…』

私以外の三人が集まって会話していた。その内容が机に伏せてる私にも聞こえてくる。

雪姫『ふ、振られたらしいよ』

美海『う、うそぉ!?マジで…?』

声が大きい。せめて私に聞こえないようにしてほしいかった。すると美海が近づいてきて

美海『だ、大丈夫?元気だしなよ?』

って言って私に抱きついてきた。今は秋だし、美海の体温が暖かく気持ちいい。

魅麗「私、中川になんかしたかなぁ?」
加奈子『えぇ!?』

加奈子が驚いた声を出した。
(だって、話しかけるなっていった時すごい目だった…振られるとか以前に嫌われてるような…なんでよ…意味わかんないよ。それに最後の言葉…)

頭の中でいろんな事が交差する。
その中でも臨海学校の時の事が気になって仕方が無くて皆に聞いてみた。

魅麗「…ねぇ、臨海学校の日って何かあったっけ…?」

皆私に注目してさっきまでうるさかった教室がしんと静まりかえってしまった。

(え…?)

皆が私から視線をそらして何か深刻な話しをしてるように感じた。

美海『か、考えすぎだよぉ!!魅麗ちゃん帰りのバスで爆睡してたし(笑)』

美海が話したとたん皆の緊張の糸が切れたみたいにもとの騒がしさに戻った。

雪姫『あんたが酷いことするわけないじゃんっ!!』
加奈子『もしそうだとしてもさ、うちらは魅麗の味方だし、ずっと一緒だからっ!!』
雪姫&美海『うん、うん!!』

私の周りを囲んで皆で笑いあった。

魅麗「っ……うんっ!!」
私は嬉しくて涙か出そうになったけど我慢して皆にバレないようにした。

先生『ほら、席につけー!!授業始まるぞー』


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