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分からない
日時: 2018/01/26 18:36
名前: sax (ID: V8TB66zU)

目が好きだった。鷹のような、相手の心を全て見透かしたようで、見る人の感情を捕らえるような目が。
小学校3年生の夏だった。あいつが大阪から転入してきたのは。私はなぜか、転入してきたときからあいつを気に入っていて、こいつとなら本音を話せるような良い仲間になりそうだと確信していた。
「○○ー!」私はその日から、教室に入ると真っ先にあいつのもとに向かって走り、後ろから抱きつくのが日課になっていた。まだ、小3だったので、男女の区別もほとんどなかったからかもしれない。あいつは
あまり積極的に、クラスメイトに話そうとはしなかったからか、ほとんど一人でいた。大阪から来たので、言葉のイントネーションなどが全然違っていたせいもあるかもしれない。あいつは、毎日抱きついてくる
私に対して「やめろよっ!」と必死に抵抗していたが、やがて諦めたのか、されるがままになっていて私たちは普通に話すようにもなっていた。転入から数日たったある日、あいつの家に遊びに行った。ドラムを習っていたらしく、聞かせてくれたが、実を言うとそのころの私は音楽のことが全然分からなかったので、ドラムなんて分かるはずがなかった。そんな私にもすごいということだけは分かったので、褒めると、あいつは照れたような顔をして笑っていた。

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Re: 分からない ( No.1 )
日時: 2018/04/03 15:03
名前: 春香 (ID: KsKZINaZ)

自分的に好きな話です!
2も今から読みまーす!私の話も読んでね!(うさぎラビットです)


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