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こっくりさんの嘘
日時: 2019/03/16 21:18
名前: やまち (ID: J69v0mbP)

〜プロローグ〜

「こっくりさん、こっくりさん、どうぞおいでください。もしおいでになられましたら『はい』へお進みください」

十円玉は『はい』へと進んだ。

その現象が不気味で声を出しそうになるが冷静になる。

落ち着くことが大切だ。

「こっくりさんは、嘘をつきますか?」

『はい』のところへ十円玉が行き着いた

__

こんにちは!やまちと申します!

今回は『こっくりさんの嘘』と言うお話を描きます

題名的に怖そう、と思いましたか?

そんなに怖いシーンはありませんよ!

逆に面白いシーンや恋模様を書いていくんで

では、お楽しみください。目次です

○第1章

>>1

>>2

>>3

>>4

>>5

※ちょくちょく更新



Page:1



Re: こっくりさんの嘘 ( No.1 )
日時: 2019/03/15 21:21
名前: やまち (ID: J69v0mbP)

第1話

最近クラスの話題。

それは『こっくりさん』

知りたいことを聞くとその答えを教えてくれるという

私は知りたいことが山ほどあるけど...

これだけは絶対に聞くんだ!!

放課後

教室

「じゃみんな用意は、いーい?」

友達の3人は頷く

こっくりさんをする前にやり方を教えよう

○用意するもの

・白い紙

・ペン

・十円玉

この3つが用意するもの

簡単でしょ?

あと、人が囲めるような机でやってね

○やり方

1.白い紙に『はい』と『いいえ』と書き、その間に鳥居を書く。その下には数字、五十音も書く。

2.数人で机を囲み、鳥居の位置に十円玉を置く。全員で人差し指を十円玉の上に置き、こっくりさんを呼ぶ儀式をする。

3.「こっくりさん、こっくりさん、どうぞおいでください。もしおいでになられましたら『はい』へお進みください」と話しかける。そうしたら、十円玉が『はい』の位置へ動き出す。

4.あとは、聞きたいことを質問すると十円玉が動いて答えてくれる。

5.ひとつ質問が終えたら「鳥居の位置までお戻りください」とお願いして、十円玉を鳥居のところへ戻させる。

6.こっくりさんを終わらせるなら、「こっくりさん、こっくりさん、どうぞお戻りください」とお願いして、十円玉が『はい』へ移動したあと、鳥居まで戻ってくる。戻ったら、「ありがとうございました」とお礼を言って終了。

○注意点

こっくりさんをするに当たって、重要なのは落ち着くこと。
落ち着けない人はこっくりさんをやっちゃダメなの!
「途中で十円から指を離してはいけない」や、「こっくりさんが帰ってくれない」というパターンもあるからね。

これでやり方は終わりかな?

楽しくやる!という遊びじゃないから遊び半分でやるのは絶対ダメ。

じゃあ、さっそくこっくりさんに願いを言うね

「こっくりさん...」

Re: こっくりさんの嘘 ( No.2 )
日時: 2019/03/16 09:50
名前: やまち (ID: J69v0mbP)

第2話

「こっくりさん...私の好きな人は誰ですか?」

そう、聞きたかったのはこれ!

人には好きな人がいるもの!!って聞いたからさ

自分の好きな人を知りたくて仕方なかったの

『つ』

『む』

『ぐ』

つむぐ...?誰かな。クラスにはいないし、知り合いにも...

...あ、こっくりさんを終了させなきゃ

「こっくりさん、こっくりさん、どうぞお戻りください」

十円玉は、『はい』のところへ...

いかない!?

お、落ち着かなきゃ...ふぅ...

「キャアアアア!」

他3人は落ち着かない様子で十円玉から手を離して、クラスから出ていった

私も逃げたい気持ちを抑えながら

「こっくりさん、こっくりさん、どうぞお戻りください」

と、震えた声で唱える

あっ...十円玉が動いた...

『いいえ』のところへ___

その時、私の手を上に半透明の手がのっけられているのが見えた

「い、や...」

私もその場から立ち去ろうとした。

その時__

「ダメだよ」

男の子声が聞こえた

うぁぁ...呪われる〜

十円玉から人差し指を離そうとしたが、離れない

ぐわああああああっ!なんでええええ!

十円玉が動き始める

「ひっ...」

『け』

『い』

『や』

『く』

「契約?何言ってるの...じゃなくて何を言ってるんですか?」

『あ』

『ほ』

「あほじゃない!そんなこと言うなら契約してあげましょうよ!」

『お』

『け』

「おけ...っておっけーだよね...」
まあ、小文字とかないけども...おっけーって...

その時、やっと人差し指が十円から離れた

「ふぅ...」

よし、逃げるぞ!

クラスの扉を開けようとしたが鍵がかかっているみたいで開かなかった

「嘘...」

「こらこら〜なに逃げようとしてんの」

声がしたので後ろを振り返ると

白髪の男の子が立っていた

Re: こっくりさんの嘘 ( No.3 )
日時: 2019/03/16 21:17
名前: やまち (ID: J69v0mbP)

第3話

「だ、誰ですか!?」

綺麗な白髪には黒い狐の仮面に赤い制服。背は私より小さいくらい...美少年と言っていいほどの男の子

「こっくりさん」

少年は自分を人差しでさして笑った

「ひえぇ〜」

「なーんでビビンのかな」

「だ、だ、だって。こっくりさんって...」

その場に尻もちをつく

その時、少年は右手の小指を見せた

その小指にはリボン結びの赤い糸で結ばれていた

「君も右手小指見てみな」

小指を見てみると少年と同じように赤い糸で結ばれていた

「なにこれぇ!」

糸を外そうとしても外せながった

ボンドでくっつけられてるみたいだ

「ちょっと、はぁずぅしぃてぇぇぇ!!」

「願いはなに?」

私の言葉を無視して話す

「願い?」

「うん契約した相手には1つ、願いを叶えてあげるんだ」

「へぇ...」

立ち上がる

「じゃあ、先輩と付き合いたい」

「無理つってもおっけー?」

「しょうがないなぁ...って言わせんな!!」

「へへ」

「なんで無理なの?!」

「だってさ、恋の願いとかまじでありえんし、他にもあるだろカレー食いたいとかさ...(ブツブツ...」

笑顔で悪口を言う少年は怖い

「なんでも叶えてくれるんでしょ?!」

「はあ...しょうがないね」

「やったー!...んで、どーするの?魔法?不思議な力とか!?」

「ちがうよ、この紙にその先輩のどこが好きなのか書いてよ」

ぽっけから紙とペンを出す
2つを受け取り、席に着く

「えっとー、イケメンでー優しくてー笑顔がかっこよくてー勉強が得意なところ!」

「よし、書いた?」

「うん!」

「じゃあ、その下に名前書いて」

「しおり...っと」

「はい、これでいいの?」

少年に紙を渡す

「じゃ、行ってくる」

「ん?...あ、うん。私も行く」

廊下

どこに行くんだろう...

「あっ!少年!」

女の子と当たりそうになっている

目をつぶった

「ん...?」

目を開ける

私の横を通って行った

「ええぇ!!!」

「どうしたの」

「いや、あの。体を突き抜けて...た」

「あぁ...まあ、一応幽霊だからね。俺」

少年の体を触る

「ん?なんともないよ」

「男の体をぺちぺち触るなんて...変態。」

「( #`꒳´ )」

「あとさ、いおり」

「ん?」

いきなりいおりって言われるとビクッとする

「俺のこと『少年』って呼ぶのやめてください。」

「...え...じゃあ、なんて呼べば...てか、敬語やめろ。」

「こっくりさんでええよ〜」

「敬語やめたと思ったら関西弁かよ...あと、こっくりさんって呼びにくくない?」

「そうかなぁ...じゃあ、こっくりん!」

「なにそれ無理...」

「こーちゃん」

「無理」

「こーちん」

「無理」

「こっくりさん」

「もうそれでいいよ」

「あ、いいんだ」


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