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海軍少女と小狐てんこの物語2
日時: 2019/04/01 11:01
名前: メイコ (ID: PNMWYXxS)

そして今にいたる
「(今にして思えば大方日本が負けた時の負担やその他もろもろ誰も背負いたくなかったんだろうね)」
「なぁ海城」
「はい?」
「こんな噂知ってるか?夜な夜なここを歩いていると『うふふふふ』って不気味な声がするんだよそして振り返るとそこに鬼のような形相をした女の霊がこっちに向かって走ってくるんだよ」
「ま、まっさかぁ」
「本当だって実際に何人かの海兵が見ったって言ってる」
「確か海城って帰りここ通るんだよな気をつけろよ」
「もう!やめてください!」プンスカ
「あっははははははは!悪い悪い冗談だ」
田中は芽結の反応に面白がってこんなことする芽結も分かっていても何故がしてしまう
「ほっほっほっほ」
そんな2人を中井は微笑みながら見ている

夕方
商店街
「今日の夕飯何にしよう」
そんなことを考えながら歩いていると
ドン!ドサ
「あ」
女の子とぶつかってしまった
「ごめんね大丈夫?」
「ごめんなさい」
「怪我はない?」
「うん」
「そっか良かった」ホッ
「!優子!」
「あ、お母さん」
そこに女の子の母親が二人の所に来た
「海兵さん!すいません!この子がぶつかってしまって」
「いえこちらも考えながら歩いていましたから」
「すいません!本当にすいませんでした」
母親は芽結に深々と謝罪した後女の子の手を引いて買い物の続きをする
「お母さん」
「何?」
「今日の夕飯なぁに?」
「カレーよ」
「本当!やったー!!」
こんな親子の会話を見ていると
「ふふ」
なんだか微笑ましくなってきた


トントントントン グツグツ
鍋に火をかけてお味噌汁を温めて音良く奏させまな板で野菜を切る
「お母さんかぁ」
夕方の親子を思い出し自分の小さかった頃の事も思い出だした
5歳の時
「今日の夕飯何しようか」
「オムライス!」
「ふふ芽結は本当にオムライスが好きね」
「うん!大好き!」ニコッ
そんなことを思い出していると
グツグツグツグツ
「!ああ!鍋が」
ガチャ
「ふう危なかった」ホッ
鍋がふきかけていたので慌てて止める

「いただきます」
パクパク モグモグ
「一人の食事はもう慣れたと思ったのにな」
やっぱり一人の食事はいくら美味しいものや大好物だとしてもあまり美味しく感じない
芽結はさっさと食べてしまう
ザブーン カポーン
「ふう」
疲れた体を癒すため肩より少し深く湯に浸かる
「もうすぐ夏かぁ」
「暑くなるな」
「あと何年夏を迎えられるかな」
海軍に入り一度海戦を行ってから芽結は
春が過ぎれば夏 夏が過ぎれば秋 秋が過ぎれば冬 冬が過ぎれば春 と季節の変わり目ごとにこんなこと言うようになった

バサッ
お風呂から上がり布団を敷きさっさと横になった
「……1人じゃこの家は少し広いな」
「明日も早いしもう寝よ」
芽結は深い眠りに着いた

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