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　はらはらと音もなく舞い落ちる白い花びらのような雪けっしょうが無機質色モノトーンを純白へと染め上げていく
静かに静かに地を染め上げるように降り積もる雪は、綺麗だったのを憶おぼえている

　それはずーっとずっと昔のこと　俺がこの姿に生まれ変わる前の記憶だ、俺はこの雪を見る度に思い出す

　たった一度、一度っきりの両想い、ただ一人の恋人の事を......出会いも別れも雪で終わった恋を

　今から話すのは、そんな恋物語だ　この話が終われば......俺は、俺の夢に向かってまた歩き出す、恋は......一度っきりで良い

　しないじゃなく、俺の恋人はあいつただ一人だと決めている、だから恋はあいつが生まれ変わるまで、巡り会うまではお預けだ

　例え....両想いじゃなくても、片想いで構わない、あいつの幸せが一番だ

...、...最初っから俺はお前に片想いしていた、最初っから俺の片想いは叶わないって......分かっていたから待つのは、想いを告げずに見守るのも馴れているんだ

　だから......俺がお前の事を好きってだけでお前の幸せを見るだけで充分だ、それ以上は求めない、何度繰り返しても、な


ーーこれは死神と使い魔の恋物語
使い魔の黒兎と見習い死神の少女との禁断の恋