コメディ・ライト小説(新)

Re: 天使と悪魔の説明書 ( No.1 )
日時: 2016/11/23 21:29
名前: ろんく ◆ezgtNbb9Yg (ID: 3NsP64Ez)
参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=11610

〜プロローグ〜



俺がまだ小学生くらいだった頃、母さんから聞いた話だ。




「悠ちゃん、世界にはね?困った人を絶対に助けてくれる、優しい”天使”さんがいるの。」




当時うちの母親は、こんな感じの話をしていた時があった。
いつも決まって優しい声で、にっこり笑って。何故か今でもしっかり覚えている。




「てんし…さん?」

「そう、天使さん。悠ちゃんみたいに優しい天使さん。」


小学生というのは、本当に素直な心を持っているなと思う。自分でも恥ずかしいくらい、そう思っていた。


「ぼくみたいな……?」

「そう。でももう1人、その天使さんとよくケンカをしている”悪魔”さんがいるの。」

「あくまさんは…悪いひとなの?」

「全然。よく悪魔さんが怖いって言う人がいるけど、ちっとも怖くない。
むしろ凄く優しいのよ?今の天使さんみたいに。
優しくて仲良し同士、だから…ついついケンカしちゃうの……」


話の続きがあったのだろうが、内容はそこまでしか覚えていなかった。







____困った人を絶対に助けてくれる、優しい天使。
____天使とよくケンカしていて、怖がられているが、実は天使の様に優しい悪魔。



人々は皆、そういった話を信じるのだろうか?
そもそも天使や悪魔なんて、どこぞのファンタジー物語にしか出てきそうにない非現実的なモノじゃないか。
そいつらの存在自体を、信じる人間はいるのだろうか?

俺は信じられない。信じられるはずもない。
せめて実物が目の前に現れて、それが夢でないと証明されるなら、まだ信じられない事もない。


____そう、目の前に現れたなら………


いつもの学校の帰り道。
ふと目をやった道の脇にいるのは、いかにもそれらしき、大きな違和感を感じる2人組。
1人の少女(?)は、全体的に白っぽい衣装で、頭の上に光り輝く輪っかの様なものが。
もう1人の青年(?)には、全体的に黒っぽい衣装で、頭に2本のツノが生えていた。



____誰でもいい…これは何かの夢だと言ってください………。