コメディ・ライト小説(新)
- Re: 天使と悪魔の説明書 ( No.3 )
- 日時: 2016/11/27 16:14
- 名前: ろんく ◆ezgtNbb9Yg (ID: 3NsP64Ez)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=11610
勉強めんどい(・ω・`)
……早速更新していきますねw
2.
_____キーーンコーーンカーーンコーーン……
6限終了のチャイムが鳴る。やっと授業が終わった。
HRが終われば、部活動に励むも良し、ダッシュで帰宅したり、寄り道をするも良し。自由時間にできる。
まぁ、今はテスト期間ということで、自習室に残って勉強する者以外は下校しなければならないのだが。
「よし、今日の授業はここまで!号令!」
「起立、ありがとうございました!」
室長が号令をかけ、他の生徒が続いて声を揃える。
みんなすっかり疲弊した様子で、数学の用意をカバンの中にしまっている。
この時期の授業…数学は特にペースが早いからかな。仕方ないだろう。
「じゃあこの後、HRが終わり次第すぐに下校するように。ああ、掃除当番はちゃんと掃除していけよー!」
数学教師はそう言い残し、教室を後にした。
そうだった…今日掃除当番だったんだ。
どうせ汚されるんだったら、掃除せずに放置しておけばいいのに。なんて面倒な。
ぐったりしながら用意を片付けていた、その時…
____掃除したくねぇんだろぉ?サボって帰っちまえよ、ヒヒヒヒヒヒ………
「!?」
ふと俺の頭に、1つの不可解な声が響いた。
まるで、極悪非道な悪魔のような声が………
すると、その直後
____そんなことしちゃダメよ、やる事はさっさとやってしまった方が良いよ。周りが綺麗になったら、心まで綺麗になるでしょ?
今度は、さっきとは違った雰囲気の声が響いた。
まるで、心を包み込む天使のような声が………
何が起こってるんだ?面倒なことになる前に、早くどこかに行ってくれないだろうか?
すると、
____何だてめぇ?横から口出すんじゃねぇよ…。
____あら?私はいけないことだと思ったから言っただけよ?掃除はとても大切な事だと思ってるもの。
____だから何だぁ!!ナマイキ言ってっとぶっ飛ばすぞぉぉ!!
____あら、やれるものならどうぞ。やれるならの話だけど…フフッ。
何やら、勝手に脳内で壮絶な喧嘩が始まった模様。やめて下さい。
分かりましたから…掃除なら真面目にやりますから。一刻も早くどこかに行ってどうぞ…
頭を抱えていると、急に脳内が静寂に包まれた。2つの声はもう無い。
俺の想いが通じたのだろうか?いや、そんなはずは……
「…おい、悠牙?」
ハッと我に返ると、俺は自分の席に座っていた。
目の前には、同じ掃除当番の小沢と岩崎が、不思議そうな目でこちらを見ている。
「あ…ど、どうした?」
俺は慌てて、2人の話を探ろうとした。
「どうしたって…もうHR終わったぞ。」
「だから早く掃除しようぜ?俺ら掃除当番だったじゃん。」
「そうだったな……よし、さっさと終わらせようぜ!」
「「……?」」
何て事だ、もうそんなに時間が経っていたなんて…
そういえば、昨日あまり寝ていないせいか、今日はずっと頭がボーッとしていたな。午後からは何とか持ち直したが。
それはそうと、さっきの声は何だったんだろう?やたら煩かったが。
本当に、天使と悪魔みたいな感じの2人?だったな…
気にはなるが、いちいち拘泥していてはキリがない。
さっきの事は忘れるとしよう。何かの間違いだろう。そうであって欲しい。
ふと窓の外を見ると、もうすでに空が薄暗くなっている。やはりこの時期は日没が早いな。
「よし、やるか!」
俺は徐ろに立ち上がり、掃除道具入れからほうきを一本取った。
とりあえず、今日は色々な事があり過ぎた。さっさと終わらせて早く寝ようかな。
