コメディ・ライト小説(新)

Re: キミに「スキ」と伝えたい *幼馴染編 ( No.2 )
日時: 2017/01/27 13:28
名前: ゆーい ◆p17PNBs1wA (ID: hfVure16)
参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?mode=view&no=10940

【幼馴染編】第1章:色んなキミ


1話:幼馴染のキミ Ⅰ


気持ちの良い春風がそよそよと吹き、俺の髪を揺らす。
今日から…まぁ、なんというか…あれだよ、あれ。高校生活最後の一年が始まる。
ここまで深く考えずに生きてきた。幼馴染以外の女子とは深く関わってこなかったしさ。
でも高校三年生だ。学生生活最後だと思うし…この一念思いっきり楽しまなきゃ。

…とは思っているんだけど、進展なんてそんなに早くできるわけない。
結構運で生きてきたところも沢山あるからなぁ……どうしよう。高校三年生の生活。

「ま、ひどく考えなくても何とかなるだろ」

今まで運で生きてきたんだ。なんとかなるだろ。
学校への道のりを歩いていると、後ろから走ってくる足音が聞こえた。この足音は…すぐわかる。

…俺の好きな女の子の足音。

「カズくん! おはよ! 今日も朝からダルそうだね。昨日夜更かししちゃった? 月曜から?」

「どっかの月曜にやる夜中番組みたいに言うな。見てるけどさ。…っていうか夜更かししてねぇし」

俺よりも十何センチか小さい女の子を見る。数少ない、俺が話せる女子の一人である。
幼馴染で、家が隣。こうやって朝、毎日会う…その場所が線路を渡ったあとのこの道。
俺には他にも何人か幼馴染がいるのだが…皆個性がありすぎて泣きたくなったときもあった。

そういえば前回の身体測定から何センチかまた伸びた気がする。身長の止まった隣の女の子を見ると、身長差で自分の身長が伸びたかどうかがすぐにわかる。
便利だと思っては本人に失礼なので黙っておく。だけど、こう毎日隣に立っていると…気になるだろ、身長差。

「ねぇねぇ、今日の帰りカラオケ行こうよ! 皆誘ってさ!」

あまり長くないポニーテールを揺らして俺の顔を覗き込んでくる。このアングルやめてほしい。顔が熱くなる。

っていうか皆って…俺あんまり歌わないからカラオケとかそんなに行きたくはないんだよなぁ……
それに確かこいつもカラオケあんまり好きじゃなかった筈じゃ…

「なぁ、お前カラオケ皆と行くの苦手なんじゃなかったっけか?」

「いいの! あの四人とカズくんは別だからね。でも寝ちゃったら困るんだよねぇ……」

やっぱりそうじゃん。お前が苦手なところなんてすぐわかるっつーの。幼馴染なめんな。
行ってやってもいいんだけどさ…金あったけ? もう少しで給料日なんだけど…今日は帰りも早いし、いいか。

「…いいよ。お前今日何歌う気でいんの?」

「んー…YE○Lとか?」

「それ歌ったらあいつら寝ちゃうんじゃね? まぁ俺の責任ではないからいいけど」

「酷いこと言うよねー! それじゃあカズくんも道ずれにしてあげよ。カズくんが歌えって言いましたー! ってね」

本当に悪魔だな…でもそういうところが好き。凄く面白い。

もうそろそろ急な坂ステージかな? 俺あの道嫌いなんだけど…毎日歩いてると嫌になってくる。
でもいいか。こいつもいることだしな。


【あとがき(読まなくてもいいよ!)】
どうもこんにちは~!初めましての方は初めまして!ゆーいと申します!!知ってる方も中に入るんじゃ…?
二次創作(紙ほか)のほうでも連載小説あるのにこっちでもまた長編書いちゃったよー!もー!!
最近現実が嫌になってきました。というかインフル防ぐために一週間部活休みって何?パラダイス?
とか言いたいけど、どうせテスト勉強があるので意味ないんですけどね。あはははっ((崩壊気味
今年は受験生になるので更新は難しいですが、頑張っていきたいと思います!!

それではまた~!


続き→ >>003