コメディ・ライト小説(新)

Re: ハツコイ【コメント募集中……|´-`)チラッ】 ( No.787 )
日時: 2017/04/07 21:10
名前: てるてる522 ◆9dE6w2yW3o (ID: VNP3BWQA)
参照: http://From iPad@

~瑞希サイド~

「……ほんと、この時期になって集まる私達って傍から見たら変だよね」
「ほんとに!」
百合の言葉に私も頷いてそう言った。

「まぁそう言いつつも、いや思いつつもかな?──みんな来るよね!」
不思議!と美佳が高い笑い声を響かせる。

「4人でさ集まると、毎回本当に楽しいからその楽しさが忘れられないんだよね……私は」

夏海の言葉に私達3人も頷く。


──何気ない美佳の一言で、また集まった私達。
もう時期迎える、高校卒業……卒業してしまったら、一気に会える回数も減るのだろうか。

「今日は暗いことを言うのは勿論、考えるのも禁止! 今を楽しもう!」
美佳がまるで、私の心を読んだかのような一言を言った。



*

「私これ観たいなぁ」
「あ! ……この映画ってこの前CMで見たやつかも!」
「多分そうだよ。今じゃ見ない日はないくらいCMやってるもんね」
「じゃあこれにしよー」

4人で観る映画、もともと何を観るか決めていたら揉めることはないが、何も決まっていないと意見が分かれてしまうものだと思っていた。

「にしても、百合から観たいって言い出すとは……」
変わったね、と美佳が百合の肩を叩きながら言った。

「べ、別に!……観たかっただけだし」
視線を彷徨さまよわせながら、百合が言う──どうやら、私と同じようなことを美佳も考えていたらしい。

「続きは後でにして、チケット買いに行こ!」
私は目にしたチケット売り場までの列を見て3人に呼び掛ける。

「まだ上映まで時間あると思ってたけど、これじゃギリギリになりそうだね」
「確かに……」

この様子だと、座席もかなり限られてしまっているだろう。

「席空いてるかなー……」
不安そうな夏海に私は、諦めないで頑張ろ!と──自分でも良く分からない言葉をかけてしまった。



「いらっしゃいませ、この作品は10:25からの上映となっております。スクリーン8番です。座席は……」
慣れた様子で、映画館の人が座席表を見せてくれる。

「ちょうど、ここが4人並んで座れる最後の場所です。あとは、2人ずつなどになってしまいますが……」

「どうする?」
「ここで良いんじゃない?」
4人並んで座れる最後の場所を指さして言う。

「そだね!」
「了解」

「じゃあ、ここを4席お願いします」
「かしこまりました」

チケットを買い終え、私達はポップコーンや飲み物を買いにいった。

「映画館のポップコーンって美味しいよね」
「そうそう。飲み物は飲み過ぎるとトイレ行きたくなっちゃうから、ほどほどにしなきゃ」

美佳の言葉にみんな笑う。

……あぁ、映画楽しみだなぁ。


──本当に4人でいる時間が幸せ……──

【続く】

春休みがもう終わってしまいます。
あぁ……学校……( = =) トオイメ

この春休みは遊び呆けてます笑←

楽しい時間!……飛んでいくお金(((;°▽°))

byてるてる522

Re: ハツコイ【コメント募集中……|´-`)チラッ】 ( No.788 )
日時: 2017/04/04 17:12
名前: てるてる522 ◆9dE6w2yW3o (ID: VNP3BWQA)
参照: http://From iPad@

~美佳サイド~

──かっこいい……!!

4人で映画を見ています。
3人に言い出したのは私……そして、私の元に集まってくれた3人。

映画の内容面白いし、出てくるキャストかっこいいし、ポップコーン美味しいし、何よりも4人で時間を共にしているし……!!


「幸せだぁ」
今の言葉が、自分の口から発せられたものだと気づくのに少し時間がかかった。
……結構声大きかったし、その言葉だけ切り取れば変な人って思われるかも──。


横に座っている百合と夏海を見た。
幸いなことに、2人とも映画に見入ってて気づいてなさそうだ(瑞希は百合の横に座っているから多分聞こえていないはず!)。

「……どうかしたの? 美佳」
私の不審な動きに百合が気づいたらしく、小声で私に聞いてくる。

「あー、もしかしてトイレ?」
瑞希がひょこっと顔を出して、言うから面白くて笑いそうになるが……こらえて「違うよ」と言った。

もしかして──夏海の邪魔になっちゃってるかな?(もう既に、百合と瑞希の邪魔はしちゃっているんだけど……)と反対側を見たら、夏海は全く気づいた様子もなく映画に夢中になっていた。


私も軽く座り直して、再びスクリーンに目を戻した。

緩んでいた口元が、徐々に元に戻っていき目から涙がこぼれてくる──。


涙は止まることを知らないかのように、ただただ私の目からこぼれていく。


*

「映画良かったねー!」
夏海が嬉しそうに言った。

「もう最後はずっと泣いてたよー」
私が目を擦りながら言うと、瑞希が「目ちょっと腫れてるかも」と笑いながら言った。

「ずっと勉強ばかりで根詰めていると、笑ったり泣いたりしなくなるもんね」
息抜きって本当に大切、と百合も満足そうに言った。

「私、ちょっとトイレで目元見てくる」
3人にそう言って、トイレに向かった。

「ついでだし、私らも一緒に行くよ」
「ほんと!? ありがとう」

3人がトイレに入るのを横目に、私は鏡の前で目元を確認した。
──確かにちょっと赤いなぁ……。

でも放っておけば、戻るかな。


3人がトイレから出てきて、そのまま映画館を出た。

*

「このあと、どうしよっか?」
百合が言う。

「私空いてる」
「同じく! 私も空いてまーす」
「私も行ける」
私と夏海、瑞希がそう言う。

「本当!? ……ちょっと待っててー」
百合が携帯を取り出して電話をかけ始める。


「あぁ……もしもし?……うん、今日のこと……え? そうなの!?……わかったー……はーい」
やけにパパっとした電話だったなぁ、と思っていたら百合が笑顔で「私も夕飯まで平気!」と言った。

「まだまだ終わらないよっ!」
行こう!と私は3人の手を引いた。


4人で少しでも長く一緒にいたいんだ。
……本当に大好き──。


【続く】

昨日、友達と遊びに行った時にショッピングモールのゲームセンターに行ってUFOキャッチャーたくさんやってきました笑

そしたら、すごいたくさんお菓子取れて嬉しかったです笑(*´▽`*)

byてるてる522