コメディ・ライト小説(新)
- Re: ハツコイ【コメント募集中……|´-`)チラッ】 ( No.793 )
- 日時: 2017/04/07 21:33
- 名前: てるてる522 ◆9dE6w2yW3o (ID: VNP3BWQA)
- 参照: http://From iPad@
~夏海サイド~
「もうずっとこの時間が続けばいいのになぁ」
ご飯を食べて、満足感でいっぱいの私はお腹を擦りながら3人に言った。
「時間止められれば、ずーっとずっとこうしてられるよね」
美佳も言う──いつもより寂しげに。
「もう私も同じ風に思うけど、あんまり言うと泣きたくなってきちゃうよ」
泣きたくなったらトイレ行く、と瑞希の発言に笑う。
時計を確認しながら、百合が「まだゆっくりできる」と言った。
こうしてる間にも時は止まることなく進む。──進度が変わることはないけれど、楽しい時ほど早く時が経っているように思うのだ。
「写真撮ろ!」
美佳が携帯を構えた。
「ちょ、ちょっと待って!……前髪だけ整える」
「私も……ちょい髪確認するわ」
そう言う私と瑞希に美佳と百合は呆れ気味に「変に女子なんだから……」と苦笑している。
「だって残っちゃうんだもん!……なるべく良く写りたいっていう女の意地ですよ」
ドヤ顔をしながら言う瑞希に私もうんうんと頷く。
「じゃあ行くよー」
美佳がカメラを構えると同時に4人でぎゅっとまとまる。──この瞬間がより一層、4人で一緒にいるんだなという感じがするんだ。
「百合目つぶってるー」
「う、うるさい!……たまたまでしょ」
顔を真っ赤にしながら、百合は写真を指さす美佳の肩をバシバシ叩いた。
「照れてるー! 可愛い」
よしよし、と美佳が百合の頭を撫でる──その光景がなんとも滑稽で私と瑞希は笑っていた。
*
会計を済ませて、私達は店を出た。
──まだ明るい時間帯に入ったというのに、店内はすっかり暗くなってしまっている。
それになんだか人が増えて、店内が騒がしくもなってきた。
「美味しかったね」
「4人で食べたからさらにね!」
「あー! そうだね!」
勉強、勉強と息詰まっていた私達にとってやっぱり大好きな人と一緒にいることが幸せなのだなと私は思った。
──明日からまた頑張らないとなぁ……。
それぞれが今の自分が出来る精一杯をやって、目指しているところに行く。
自分がちょっと辛い時、周りも同じような状況なんだなって思えることで少し前向きになれる。──私は3人からまたなにかパワーをもらった。
「また明日からそれぞれの戦いが始まるけど、大学行ってからみんなで集まれるように頑張ろ!」
瑞希が私達3人を順番に見つめてそう言った。
「誰か1人でも欠けちゃだめ。……3人で大学に合格しよう」
「もちろん!……4人での約束だね」
百合と美佳も言う。……残されたのは私だけ、なんて言おう。
パッと気の利いた言葉が浮かんでこない。
「えっと……また同じ顔で、合格した!って気持ちで集合しよ!──弱気にならないで私も頑張る」
──高校生最後の夏。
私達4人が交わした、それぞれの強い思いが詰まった約束だった。
【続く】
ついに私も中2になりました!笑
先日行われたクラス替え……もうほんと嬉しくて泣きました←
なりたい友達2人となれまして……( ̄∇ ̄*)ゞ
部活の顧問の先生も変わりまして、今まで以上に厳しくなります。(毎日2km走るとか←)
更新が遅れると思いますが、なるべくどんなに間が空いても週に1回は更新出来るように時間見つけて行いたいと思っています( ̄^ ̄ゞ
これからも何卒よろしくお願い致しますm(*_ _)m
byてるてる522