コメディ・ライト小説(新)

Re: ハツコイ【コメント募集中⸜( ᐛ )⸝⸜( ᐛ )⸝】 ( No.843 )
日時: 2018/01/15 16:15
名前: てるてる522 ◆9dE6w2yW3o (ID: VNP3BWQA)
参照: http://From iPad@

~夏海サイド~

「夏海、おつかれー」
教室に戻ると、一足先に3人はお昼を食べ始めていた。

「うー、せっかくの昼休みが……」
先生にあんなこと頼まれなきゃ、平和な昼休みを過ごせてたはずなのに。
私にノート押し付けて、どこにいったんだか──。


「さすがに、こんなに災難に遭遇したらこのあとはいいことずくしだって!」
だから元気出して!と美佳は、お弁当の卵焼きを私の口に入れた。

「おいひい」
……モゴモゴしてると言いづらい。
ふんわりと広がる甘さが優しく包み込んでくれるようなそんな感じがする。


*

午後の授業が始まった。
……外を見ると、まだ雨は降っていて帰る時間も土砂降りになりそうだ。

こんな時、置き傘とかしてれば良かったなぁ。

「元気出して。 雨のことを除けば昼休み以降災難は降りかかってないんでしょ?」
「そう、なんだけど……」
そろそろ本格的に寒くなってくる時期だし、夏服着るのもあとちょっとだなとか朝はそういうしみじみした気持ちだったのに一気に次々と降りかかる災難によってぶち壊された……そんな馬鹿な。


もし人生において、誰しも息絶えるまでに1度はこういう何をしても結局は災難に結びつく1日あるのだと言われれば私はきっと文句言わずに静かに……なるべく大きい行動はせずに今日を終わらせようとする。
けれどそれも分からずただただ、不運──こんなの不平等だ、に繋がるんです。



──あっ、こんな風に授業の内容と無関係のことを考えていると……。

「じゃあここの問3を村田、やってみろ」
待ってないけど、待ってましたと言いたくなってしまうほどのタイミング。
問3、問3……これなら解けるかもしれない。

「はい」
か細い返事。 こんな声が自分の声なんて信じられない。

黒板にゆっくりと式を書いていく。
──ここでテンパったりなんかしたら、ミスをして先生の思うツボ。 バッチリ正解してボーッとしているからという理由で私を指したことを後悔させてやる。


「できました」
「ん。……正解だ」
正解だ、という時微かに目を見開いた瞬間。
唇を噛んだ時。

スタスタと席に戻ると、瑞希が「やったじゃん!」と笑顔を向けてきた。


──今日初めてのいいこと。


あんなにも降っていた雨はいつの間にか止んでいた。

【続く】

グダグダ⸜( ᐛ )⸝
……多分次回更新からは、バリッとした雰囲気になります(予定)
ちょっと気分転換ですよᕕ( ᐛ )ᕗ←


そういえば、インフルになりました。
正確には昨日漸く熱が下がりまして少しだけ小説を書いたのですが金曜日あたりから熱が٩( ᐛ )۶

他クラス、他学年ですが学級閉鎖が出ました。
しばらく部活なくなるみたいです。


明日は午前中に執筆しに来ようかなヘ( ᐛ ヘ)

byてるてる522