コメディ・ライト小説(新)

Re: ハツコイ【……インフルです笑٩( ᐛ )و **】 ( No.844 )
日時: 2018/01/18 19:37
名前: てるてる522 ◆9dE6w2yW3o (ID: VNP3BWQA)
参照: http://From iPad@

~第20話 もう子供ではない私たちの未来 夏海サイド~

将来は、音楽を教える仕事に就きたい。
……例えば学校の音楽教師とか。

中学校で百合たちに出会わなければ、私が「誰かに何かを教えたい」なんて思うことはまずなかっただろう。
人と関わることの大切さ、人と人との繋がりから多くのことが得られるということ。

「人って素晴らしい」──そんな一言で片付けられるものじゃない。

人と関わることを避け、しっかり向き合ってきたのはピアノだけですっていう私にとって百合、瑞希、美佳との出会いはとにかく奇跡だった。
今だって、なれたらいいなぁくらいには思うけれどもし3人との出会いがなかったら私は本気でピアニストとしてこれからを過ごし、一生を終えたいなと考えていた。

ピアニスト以上に、今の私は人に音楽を教える職……音楽教師になりたいと思っている。


*


「……そういうことで、音大受けることにしたんだ!」
「受かるか不安だけど……」
頑張って、という美佳の無邪気な応援に私は自然に顔が緩んだ。 顔だけじゃなくて気持ち全体も緩んですっと軽くなるような感覚。

夢っていうのは……──なんてよくいる熱血教師っぽく熱く長く語るつもりはないけれど少しだけそれっぽく、けれど短く簡潔に語りたいと思う。

夢はどこで見つけられるかなんて、自分では予測不可能だ。
今は夢がないって思っている人もひょんなことから、普段やりなれていない何かをしたら……。
ふと、「待ってこれいいかもしれない」と思い、気がついたら夢になっているかもしれない。


私の場合は、ピアノを活かせることが絶対条件。
けれど音楽教師はピアノを弾けることが絶対条件でも、ピアノだけ弾ければ良いわけじゃないというのが難しいところだ。

「私たちは、夏海が受からないわけないっって思ってる」
「自信持ちな!……むしろ私らの方がずっと、ね?」
瑞希の問いかけに、百合と美佳は苦笑。

「えっ、そんなに大変なの!? 大丈夫!?」
「夏海さん、そういう時は〝きっとみんななら受かるよ!〟とか言うのー!」
「そ、そっか」
3人が笑ってる。
残りの日数の中で、あと何回ここで4人で一緒に笑えるんだろう。


──もう秋で、つい昨日まですっきりしていて腕まわりには、ブレザーの袖がある。
昨日までで、夏服の役目は終了。

ふと窓の方を見てみると、葉がほんのり緑から赤になりつつあった。


【続く】

明日から学校です⸜( ᐛ )⸝
結局午前中に書く作戦、決行されずじまいでした。

どうやら私の学校ではかなりかなーりインフル流行ってるみたいです( ºΔº ;)
流行の最先端ᕕ( ᐛ )ᕗ ←原因作った奴


ここでになってしまいますが、「二つの月」の件に関しては本当でしばらくは書きません。(また書くかもしれませんし、もう書かないかもしれません)

今は、残りの作品の執筆に力を入れていこうと思います。


byてるてる522